やっとこさ、「MEMOIRS OF GEISHA」を観て参りました。
あたしゃ、いったいなんでこんな映画を観に来たんだろう??
というのが、感想。 10分ぐらい経ってから、やっぱり、「TRUMAN CAPOTE」にすればよかったと、後悔までしてしまった。(ーー;)
はっきり言って、突っ込むどころじゃなぁい。笑 なんか俳優さんたち、可哀想になってきた庵主です。 みんな、いいギャラ貰ったんだろうな?そうじゃなかったら、なんか非常にバカバカしい。もったいない。
原作を読んでいない庵主ですが、この作者はアメリカ人であっても、芸者のことよく知ってるんだぞ〜〜〜みたいに、頑張って本を書いちゃったんだろうか?
チャン・ツィイ嬢は、今までの役柄では、一番大人しく、可愛らしい。でも、あァた、いかり肩で、まるで衣紋掛けが歩いてるみたいだし、帯の位置も悪い。
置屋のおかみの桃井かおりは、なかなか味があってよかったですが、「ソンツェ」では皇后様だったんですよ〜〜。笑 エライ違いだ!あははは。 工藤夕貴がもう少し若ければ、サユリをやれたんじゃないかと思いますがね、彼女はそれなりになかなかいい感じ。 って、ちっとも突っ込んでないなぁ。
コン・リーはすでに娼婦役なんかやってるから、板についてるというか、「2046」ではかなりオバサン入ってましたが、まだまだOKかも。ミッシェル・ヨーも、役柄には合ってますけど。それにしても、みなさん、モッタイナイです。こんなの。このまま、中国の、「LOVERS」の牡丹坊みたいなのでの話をやってくれたらどんなに良かったか。 突っ込もうとすると、キリがないですが。
場所や時代の設定が、イマイチ判りにくい。日本人はなんとか想像できますけど、そうじゃないと、なんだか訳わかんないかもねェ。つまり、HANAMACHI以外がほとんど出てこないので、世の中がどうなっているか、知らない人には理解しづらいでしょう。ラジオのニュースとか流行歌がちらっと聞こえるだけじゃ、ちょっと説明不足かも。 それと、なんか表面的な薄っぺらな感じがして、時代や人の描写が希薄かも。なんか心にぐっとくるように出来てないんです。
芸者だ、舞妓だっていうのに、カツラ代をしぶったのか?みんな、変な頭でおかしい。よくアメリカ映画に、芸者じゃないのに、芸者みたいなカッコした着物に日本髪姿が出てくるっていうのに、今回、肝心要の芸者や舞妓さんたち、なんであんな頭なの?? それと、普段の着物姿が、いわゆる欧米人がいうところのKIMONOスタイルのバスローブみたいで、だらしがない。女郎じゃないんだぞッ。背中も抜きすぎだし。
踊りがへ〜〜〜ん。どっかのレビューや歌謡ショーじゃないんだ!!「都をどり」をもじってか、「華おどり」っつうのが出てきますが、おいおい。(^^ゞ 他にもいっぱい変なことが盛りだくさんです。
あ、渡辺謙さんと、役所さん(英語が想像以上に上手だった)、なんだかな〜〜。モッタイナイ。 もう、ハリウッド映画はなぁ。これだからなァ。まだ、ラストサムライの方が、良かった。笑
ま、日本人がベルバラだの西遊記だのということを思えば、お互い様かも。ま、笑ってすませましょう〜〜〜。
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