朝晩涼しくって、日中、日が当たっているところは暑くて、日陰はすごく涼しい。これが本来のパリの夏です。ここ数年、なんか違ってました。家の中はだからすごく涼しくて、初秋の趣です。日本は暑いんだろうなぁ〜〜。
指の方はガードのために包帯グルグル巻いてますが、普通にしてる分には痛いことも殆どありません。このまま早く治るといいんだけどなぁ〜。荷物は左手で持つとちょっときついけど、今日は左の人差し指を除いて、両手でPCに打ち込んでます。
涼しいといえば、ノルマンディーは覚悟していったためか、それ程でもなく。とはいっても長袖やセーターが離せませんでしたが、ホカロンのお世話にはならず。去年の寒さを知っている連中で、あれに比べればねェ、の連発。それに今年はアトリエとして使わせてもらっている納屋の屋根にちゃんと断熱材が入ったので、かじかむことなく制作できました。(^_^)v
スタージュ日記では「ワカメ」(笑)しかお見せしてないのでもうひとつ別のを。
水色はオイルパステルです。これはちゃんとした文章をもとにかなり抽象的に書いたもの。内容は世阿弥の「人々(にんにん)心々(こころごころ)の花なり」のフランス語です。
LA FLEUR VARIE SELON LES HOMMES ET SELON LEUR TOURNURE D'ESPRIT.
なぁ〜〜んて、解読できるわけないですゥ。(^^ゞ かなり省略してます。
う〜んと伸ばして線状にするか、ぎゅんぎゅんに詰めて固まりで書くか、両方取り入れてリズムを出すか、というのの試行錯誤です。土台を何に書くかでも随分様子が違います。最初は太いパステルの跡が面白くてクラフト紙に書いていたのですが、その上に同じ色のパステルで文章を書くとラインが生きてこなかったので、最終的には普通のクロッキー用紙に。
現代カリグラフィーでは、別にきちんとした文字や文章を判読できるように書かなくとも、こうやってリズムと旋律を生かして崩していったものや、はじめからまったく抽象的なものまで、さまざまなものが含まれています。漢字とちがってアルファベットは象形文字じゃないし、単に崩していって抽象的にするとか、筆跡の動きだけを表現するというのに、ちょっと抵抗を感じた時期もありましたが、なんでもありだなというのが実感。出来上がったものを見てるだけではなく、実際にスタージュすると尚よく判ります。 「ワカメ」にしても、これにしても、カリグラフィーなんです。ふ〜〜ん、そうなのかぁ〜〜!?と思ってご覧あれェ。
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