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2005年08月の鵞毛庵日記

さらに残暑(>_<)

2005.08.31


   なんか昨日よりもっと暑くて、日陰でも33度。あっぢィ。今日は朝からずっとレッスンで、久しぶりにフル回転。でもお昼にちょっと時間の余裕があったので、どうしようかメトロに乗りながら迷った挙句、どっかで無駄に飽食するよりは、と、阿弥陀様を拝みにギメ美術館へ。
  
   ギメ美術館は東洋美術館でまたまたここも古巣です。学生時代の古巣。ここで美術史の授業だのゼミだのあり、図書館も頻繁に利用してました。でも、今日行ったのは、すぐ脇にある別館。日本の仏像コレクションの専門館で、なんと入場無料。その割りに2年半ぶりのご無沙汰でした。(^^ゞ ギメというのは19世紀のリヨン出身の人で、彼がコレクションした東洋美術品を中心に美術館となっています。そのギメが日本で昔買い集めた仏像コレクションは長いこと倉庫に眠っていたのですが、10数年前にめでたく陽の目をみて、別館開館に先駆けて、89年には日本でも記念展をやったりテレビでも当時紹介されてます。そのコレクションの中には今の日本では貴重な民間信仰の仏像やお厨子がいっぱいあり、東寺曼荼羅のレプリカや恐らく法隆寺のものだったろうとされる勢至菩薩像、他い阿弥陀三尊立像や、親鸞聖人像だの中将姫だのとにかくたくさん!
   
   なんで、こんなに沢山買えたのかというと、明治初期、日本は廃仏毀釈だの神仏混合だったのが廃止されて、その際に、困った神社仏閣が仏像などかなり放出したんです。ちゃんと有名な立派なお寺でも、いろんな処理に困って随分売り飛ばしたりしてたんですよ〜〜〜。(^^ゞ
   
   しかし、考えようによっては、それがよかったなんて場合も。東京のとあるお寺のご住職は、昔そうやって売却した自分のお寺の大仏さまが、パリに移ったことで、戦時中に供出して鉄砲の弾になったりとか、戦火にまみれることなく今日まで無傷でいられるということに大変感謝されてました。

   写真は阿弥陀三尊来迎立像。真ん中の阿弥陀様は高さ1mぐらいあります。多分鎌倉期以降のもので、浄土宗系のお寺か、個人のものだったら、相当な地位の家のものであったろうとされています。

   もっと頻繁に来ないとナぁなんて思いつつ、メトロに乗ったら、ものすごく久しぶりに知り合いにバッタリ。以前、仕事場がお隣で、親しくしてた人。先方は事務所が何度も引越ししたし、庵主もお勤めやめちゃったしで、会う機会が無くなってました。乗り合わせた二駅しかお話できなかったけど、これも阿弥陀様のお引き合わせかしら?なんて。これを機に昔の同僚にもご無沙汰だから連絡しようかな。

   阿弥陀様は実は庵主の干支の守り本尊で、今日はいろいろな思いを込めてお参りに行ったわけでした。この別館には日本庭園と茶室もあります。鯉は泳いでなかったなぁ〜〜。笑
   

 

残暑!

2005.08.30

  ここ数日、お天気で気温が高いのだけど、そういっても家の中は涼しいのですっかり初秋の気分でした。しかぁし、今日は一挙に30度以上になった様子。盛んに暑いと予報してたし、何も外に出ずとも...と一日缶詰で仕事してました。さすがに今日は家の中も気温が高かったです。麦茶がぶがぶ。

  それよりも、夕べ本を読んですごく遅かったにも関わらず、今朝はなんか暑くて6時半前に目が覚めてしまい、ガクゼン。外がまだ薄暗いのに〜〜〜。ぶゥ〜。しばらく頑張ったけど眠れずにやむなく起床。今日は通算12時間以上たっぷり仕事しちゃいました。

  夜になってもあまり気温下がらず。。。どこのうちも窓を開けててテレビの音がうるさ〜い。(>_<) 静かな夏も終わりだな〜〜〜。
  フランスの窓は、日本で「フランス窓」っていう、内側に観音開きになるタイプで、真ん中に取っ手があります。そこに窓の左側を挟むようにして閉めると少し隙間ができるのですが、そのほんのちょっとの隙間でも結構大きな蛾が入ってきたりします。さて、寝ようかなぁなんて頃になるとパタパタ。今は作品があちこちに置いてあって、やたらに叩いたりつぶせないのだ。ぷぷ。案の定、さっきも頭上でぶゥ〜んなんて音がして、厄介だなぁと思ったら、ぬぁんとバッタ!!ど〜してェ?なんでこんなところに?どこから跳んできたのォ〜?(爆)

  天井にとまってて手が届かないので、しばらく観察。よく跳びまわってます。(笑)何とか写真撮影にこぎつけました。で、画像取り込んでたら、もうどっかいっちゃったぁ。うまいこと外に逃がしてあげたいんだけど。明日の朝まで元気でいるかなぁ。

 

肥満増加中

2005.08.29

   フランスでは9月が日本の4月にあたって、新年度が始まりますが、今日、ラジオでやってたのは肥満児のこと。この10年で倍増だって。確かに、以前はこっちの子供はマッチ棒のような子ばかりだったのに、この頃はぽってりが目立ってます。今夏大流行だった腹出し、尻出しルックでは「え゛?」みたいな子も結構いたしなぁ〜〜。(^^ゞ

   何が原因って、よく言われているのはジャンクフードの到来と習慣化なんだけど、さらに、体質もおおいに関係ありということで、親が肥満体質だと子供にほぼ遺伝しているという。遺伝もあるだろうけど、食生活の環境も当然関係ありでしょうね。食生活がいい加減な家庭は結局ずっとそうなんだから。前にテレビで肥満タイプの女子高生のダイエットをルポしてるのを見た際に、結局、その女の子の家では野菜といえばジャガイモかいんげんで、お父さんなんか他の野菜食べたことないっていうし。ひどいもんでした。で、現在の状態だと、子供達が二十歳になる頃には立派な成人病になって、糖尿だのなんだの、命に関わることになりかねない。

   それで、この新学期から小学校では当然のように「お10時」や清涼飲料系を子供に与えるのを廃止しようとからしい。こっちの学校って、構内にお菓子やジュースの販売機があった筈。それも廃止しようって、たしか去年話題になってました。

   写真はメトロのホームにある自動販売機。お菓子系と、ここには写ってないけど下の方にコーラとかファンタばっかり〜。   

 

予想通りの寝て曜日

2005.08.28


   へへへ。軍艦沈没は昨日から予想していたことなので、夕べ出かける直前までパワー全開で仕事していったのでした。用意周到。あははは〜〜〜。


   だからちょっと気を許して沈没いたしました。(^^ゞ

                   *************

   さて、写真はパレロワイヤルの続き。パレロワイヤルとはフランス語でロイヤルパレスのことです。ここは17世紀にリシュリュー枢機卿が宰相になった際に与えられた館で、彼の死に際してルイ13世に譲られたのでした。当時、ルーヴル宮は住みにくかったらしく、アンヌ・ドートリッシュと若いルイ14世が移り住むようになってパレロワイヤルとなったのでした。

   19世紀ごろはここには娼婦がいっぱいいたみたいですが(笑)現在は参事院とか文化庁が一部を占めて、他は庭に面した回廊にはアンティックなどのブティックや画廊、そうそうSHISEIDOのショールームもあります。あとは普通のアパートです。長方形の庭を囲んでぐるりと建っています。

   写真は中庭を横切るかたちの回廊のところ。確か、映画「シャレード」でヘップバーンがケリー・グラントにつけられるシーンに出てきます。柱の影に隠れたりして夜のシーンだったと思うけど、夜暗くなったらココは入れないんだけどな。。。(笑)

   長いことすぐ近くに住んでたのでここは自分の庭のように愛用していた公園。お昼ごはんとかもベンチで食べたり、噴水の周りで本読んだりとか、いろいろしました。

 

久しぶりの続き

2005.08.27

   夜、友だちが働いてるサントノレ通りの日本レストランへ。このお店は以前住んでいたところからサントノレ通りに出てすぐにあり、と、いうことは、またまた古巣に出かけたわけでした。昔、日本レストランだったところが、ぬぁんとホテルになっててビックリ。他のお店も随分変わっちゃって、なんかちょっと寂しい感じがしないでもない。レストランやカフェが多かったのに、いつの間にかコジャレタ雰囲気のブティックが並んでるし。

   こうやって久しぶりに古くからの友だちと会ったりすると、ついつい飲みすぎていけませんな。反省。(^^ゞ でも、ちゃんとメトロのあるうちに帰ったりして、互いにおとなしくなりました。あははは〜〜〜。もうそんな体力ないのね。頭が薄くなったり白髪が増えちゃねェ〜。爆

   写真はパレロワイヤルの公園で。昔は文化庁だのナンだのの駐車場だったのですが、そろそろ20年ぐらいになるかな?こんな噴水と奥の縞模様の柱みたいなのができました。ちゃんとした現代作家の作品。噴水の玉の中に庵主が写ってます。ふふふ。

 

久しぶりに古巣の界隈へ

2005.08.26


   昨日の話しはやっぱり書道でないと。。。ということで、今回は見送りに。なんでも伽羅をベースにした香水で、新作発表プレスの際に香道のデモンストレーションと合わせて書道もということらしい。予定してた日本人書家の都合がつかないとかでした。ま、誰か見つかるでしょう。どっちみち作品を見たいとのことだったので、比較的新しい作品やこのサイトに載せていない作品いくつかと、道具など持って出かけてきました。レセプションだのパーティーだのあるので、そんな際に招待状書きの仕事がくるかも。

   で、そのオフィスはヴィクトワール広場というルーヴルからも近くのブランドブティックやモード関係のオフィスが集中している所で、庵主にとっては長年住んだり働いていた区域内。久しぶりに歩いてなんか妙に懐かしかった。(^^ゞ 乗換えでは通ってもあんまり降りて歩くことないしな。帰りにはまたまた久しぶりにパレロワイヤルの公園内の写真撮ったり、ルーヴルの地下のミューゼアム・ショップに寄ったりと、作品の入った大きなカバン肩からかけてミニミニパリ観光いたしました。ちょいとちかれた。(>_<)


   写真は今朝のヴィクトワール広場。

                *************

   実は夕べ、夜中に近所で大きな火事があり、子供が殆どだったんだけど17人ぐらい死者がでました。いつかのホテル火災に続く惨事。今度もアフリカ系の被害者ばかり。焼けたところは普通のアパートなんですが、種々の事情から住まいを追われたようなアフリカ系大家族が住んでいた建物で、救済センター系の管轄下だったらしい。でも、建物が古くて、外への出口は木の階段ひとつのみ。これが煙突状に燃え上がって、逃げ場を失ったようです。さらに、一戸につき3〜4人住まいのキャパシティーをはるかに越える住人の数。原因は漏電か?なんていってたけどどうなったかな。

 

パリは燃えているか

2005.08.25

   今日はドイツ占領からパリが開放された日。昨年は60周年で多分賑やかだったはず(帰国してて不在でした。)だけど、今年はまぁ、静かなものです。バスに国旗ついてなかったな。前は祭日じゃないけどパリは旗日でした。辞めちゃったのかなぁ?


               ************

   8月に相次いでいる飛行機事故で、世界中の航空会社で危ないところのブラックリストが公表されることに。今日のフランスでの発表では今のところまづ4社挙げられていて、北朝鮮のが入ってました。ま、あそこのは一般人は乗る人はそういないと思うけどォ。スイスでも公表するらしい。

               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  

   夕方、立て続けに電話があって、また習字のカリグラフィーとごっちゃになってる仕事の依頼。日本人でも間違えるしなぁ。フランス人は当然日本人がカリグラフィーといえば習字のことだと思い込んでるし。説明するのに大変。(^^ゞ 「日本人ですよね?日本語しゃべるんですよね?日本語書けないんですか?」って、あはははは〜〜〜〜。「あなた、カリグラフィーってどういう意味かご存知?」って問い返してしまった庵主でした。「カリグラフィーはね、ギリシャ語で美しく書くという意味なんですよ。だからラテンだろうと、アラビアだろうと漢字だろうと、手書きの美しい文字をカリグラフィーって言うんです。だからそれぞれテクニックも違うんです」。相手はますます不可解な声になっている。それで電話でこのサイトのアドレスを教えて、その場で見てもらってちょっと納得。(貴方もフランス語しゃべったって、フランス風のカリグラフィーできないじゃないのさ!笑)でも、なんか興味は持ってくれたので、明日、先方と会うことに。某有名ブランドなので、ま、そのうちなんか仕事あるかもしれないし。

  「私は日本語のカリグラフィーはやりません!」とは言ったものの、実はカリグラフィーのペンを使って漢字のデザインをやったことがあるので、特別にそれで押し切ってしまおうか。。。

 

角焼塩味

2005.08.24

   フランス、ブルゴーニュでは早々と葡萄の収穫が始まりました。2003年の酷暑のときの記録は破れないけど、今年は旱魃状態で早く熟した様子。さぁて、今年のワインはどんななんでしょうかぁ。

   でも、今日はワインのお話じゃなく、おせんべの話。(笑)

   他のアジア食品に比べて、日本食品がなぜ高いか?というのは関税の違いが要因なんですが、インドシナ方面はかつて植民地だったりしたし、そんな関係で関税が対日本とエラク違うみたいです。だいたい飛行機運賃もそういう傾向だしなぁ。

   で、台湾、香港、シンガポール経由だと同じものでもすごく安くなるわけです。最近は中華街でも日本食品を扱っているところが増えたので助かってますが、さらにオイシイのは、もとは日本のものだけど東南アジアバージョンだとかだと、もっともっとお安くなるしだい。亀○萬のお醤油だけはシンガポール製は防腐剤が異常に添加されているということで、これだけは日本のキッ○ーマンのを買ってます。殆ど同じパッケージなのに値段が倍ぐらい違うのだけど、命には替えられなぁい。(^^ゞ

   最近、特に増えたのがな〜んちゃっておせんべい。台湾製のは比較的まともな日本語パッケージでちょっと気取った雰囲気なんでしょうけど。ただ、おいしいおしょうゆ味にはお目にかかりませんね。歌舞伎揚げタイプが多い。でも甘めなのだ。それからサラダ揚げっぽいのが多いけど、味がなんかボケているのです。しょっぱいわけでも甘いのでもない。う〜ん。

   で、昨日、陳氏兄弟公司で見つけたコレ。新商品でした。台湾製「角焼塩味」。六角形(これが新型技術で特徴みたい)でサラダせんべいタイプ。うたい文句がすごいのだ。深海の天然塩を使用していますっていうの。それと日本の米どころのおせんべ屋さんを真似たのか、「極米のみ」なんて表示も。「表面はかリッとした食感本格のおかき」となってますゥ。この「かリッと」→「リッ」だけがカタカナ。(^^ゞ「食感」と「本格」の間に句読点かんなか欲しいところですね〜〜。「の」もいらないか。ま、日本に氾濫してる「おかしな御菓子のフランス語」よりはずっとマシかも。(爆)写真じゃちょっと日本語表示見えにくいですね。

   さてお味の方ですが....予想通り、なんかボケてる。食感は軽くてさっぱりで上等なんですが、「深海の塩」なんていってるくせにあんまり味ない。塩味きついのも困るけどねェ。なんか寂しい味。

   袋の裏には、中国語で大地と海からの贈り物で丹精込めた米菓なんてェ。オーバーだな〜〜〜。あははは〜〜。

 

ちょっと活気が戻ってきた

2005.08.23


    今週から少しづつ、世の中の活気が戻ってきつつあります。昨日は月曜なのでうちの近所の商店は殆どお休みなので静かだったけど、今日はなんだかいろんなお店が再開してました。メトロも今朝はちょっと人が大目。

             ************


    先日、パリ・プラージュを散歩した時に、バトービュス(水上バス)の停留所に行き当たりました。数年前からセーヌ河にはお決まりの観光遊覧船以外に、水上バスがあるのです。パリ市内のセーヌの主だったところを周遊してるのですが、一日券があれば乗り降り自由というもの。話には聞いてても実際に乗ったことも注意して見たこともないままでした。なかなかよさそう。急いでなければちょっと移動に使ってみるのも悪く無さそうです。

    お値段は一日券と二日券はそんな変わらず、円にすると¥1500〜2000てとこですね。パリ市内のメトロの定期を持ってるともっと安くなるし、1週間とかひと月とか、通勤通学に使ったりもできるようになってます。( ..)φメモメモ

    うちの比較的近所は植物園付近。あの白い八重桜「白妙」が植わっている公園です。今度利用してみようかな...なぁ〜んていつのことになるのやら。(^^ゞ

    この写真、本当は水上バスはオマケで、向こうのノートルダムを背景にカメラの焦点を当てていたら、何を勘違いしたかバトービュスの船長さん(笑)、ポーズつけてんの。ちょいとイケメンでしたけどね。ふふふ。やっぱり乗らなきゃいかんな。爆

    

 

お〜シャンゼリゼ!♪

2005.08.22


   この夏は、日本ではあの「シャンゼリゼ」の歌で有名なジョー・ダッサンの没後25周年。昨日が命日でした。記念のアルバムや懐かしいコンサートのDVDの発売など、ニュースに事欠かない。写真はその記念アルバムのジャケット。

   ジョー・ダッサン(JOE DASSIN)はまだ42歳の若さで心臓麻痺か何かで急死。しょっちゅうテレビで見ていたのでかなり驚いた記憶があります。彼よりは彼のお父さんの方が日本では、というか世界中では有名かな?映画監督のジュル・ダッサンです。そんな映画好きじゃなくても「日曜はダメよ」って言えば、あああって判るかな?か、この映画のテーマ曲を聴けば絶対判ると思うけど。ギリシャ人女優のメリナ・メルクーリと結婚した人です。でもジョーは彼女の子供ではなくて、監督の前夫人との間にできた息子。若い頃はお父さんの映画にも出てます。「トプカピ」ではメルクーリと共演してます。

   息子もメリナも亡くなってしまったけど、監督は高齢でもまだご健在らしい。

   いつもラジオのニュース局ばかりでは詰まんないので、幾つか他の局も聞いてるんだけど、その中のひとつが「ノスタルジー」という局。もうそのまんま、懐メロ局です。フランスが長くなってこっちの懐メロも実感で懐かしめるようになっちゃったけど、それ以前の歌は60年代なんか日本でもフレンチやイタリアンポップスが結構流行ってたから、やっぱり懐かしい。当時はどこの国も元歌以外に当時の人気歌手が自国語に直して歌ってたので、英語の歌は日本語でも懐かしいものが同じようにフランス語版でも流れてきます。
   で、この「ノスタルジー」で先週からずっとジョー・ダッサン特集をやっていて、さっきもオ〜シャンゼリゼ〜♪だったのでした。でも。。。日本でこの歌が流行ったのは彼の元歌じゃなくって、ダニエル・ヴィダルの方だったわね〜〜。♪

 

今日でプラージュおしまい

2005.08.21


    早いですねェ。今日でパリ・プラージュはおしまい。今年も結構な人出だったらしいけど、後半はお天気もそんなに良くなくて気温も低めのせいか、前半ほどの勢いは無かったらしい。それと、意外に成功して海外でも真似っこされるようになって、ちょっとパリジャンは飽きてきたらしい。そんなことをラジオでやってました。東京でもやってるみたいだけど、評判はどうなんでしょう?
    写真はパリ・プラージュからサンルイ島の眺め。サンルイ島はノートルダムのあるシテ島と並んだセーヌの中ノ島です。パリのもともとの発祥の地。ここにすごく有名なベルティヨンというアイスクリーム屋さんがあるのですが、8月は夏休み。(爆)

                   *************

    夏場はヴァカンスで人がいなかったり、公園で無料の屋外上映会などの企画も増えたり、それにどっちみちたいした映画は夏の間はやらないのが常で、映画館に閑古鳥が鳴くのです。その対策として今日から火曜まで一律3ユーロ(¥420ぐらい)というのをやってますぅ。普段は8〜9ユーロぐらいだからかなりお得なんだけどなぁ。見たい映画も近所であんまりやってないし、それより時間的にそんな余裕が...。でも来週ぐらいから9月にかけて、日本の「着信あり」とか「ゴジラ」(ファイナル)なんか封切られるのでそれは楽しみにしてますゥ。ゴジラはきっと誘える友達いっぱいいるだろうけど、「着信あり」は怖いのダメな人ばっかりだから庵主ひとりでひっそりじっくり観ようっと。ふふふ。

 

ラヴェンダーの香り

2005.08.20


    臭い話ばかりじゃなんですから、今日はいい香りのお話。南仏のハーブといえばラヴェンダー。プロヴァンス柄のテーブルクロスなど、オリーヴと並んで定番。マルセイユ石鹸にもラヴェンダーバージョンあるし。

    それが、アロマテラピーでは精神安定から目の疲れを癒したり安眠を促したり、と健康グッズにもいろいろ使われてます。かわいい動物のカッコのアイマスクとかあって、実は前から狙ってたんだけどなぁ。
    しか〜し!てんてつさんが聞いたところでは、このラヴェンダーの香りって太る効果(ぎゃ〜〜〜)があるんだってェ、ぐえッ。安眠させといて太るのかい?(爆) ちなみにグレープフルーツの香りは痩身作用があるとかですよォ。( ..)φメモメモ 
果物の方は、おいしいからって食べ過ぎると、痩身どころか果糖も心配ですが、カリウムが増えすぎちゃいますからね、気をつけましょう〜。何事も適度にィ。

    なぜか今夏、アパートの中庭に鉢植えがいきなり登場。そしてなぜかラヴェンダーです。しょぼしょぼっと。こんな具合ならもっと他の花にすればいいのにと思いますけど、ちょっとでもこういうものがあると、心が和らぐのは確かですね。あ、ラヴェンダーだ、ちゃんと咲くのかなぁ?とか、香るのかなぁ?とかいろいろ気になるし、毎日横を通りながら花が咲いてると嬉しいものです。単純といえば単純だけどォ。(^^ゞ

    てんてつさんのBBSでも書きましたが、ラヴェンダーというと必ず浮かぶのが「ケン・ソゴル」。(笑)映画のは庵主はもうパリに来ててまったく知らないんですが、もっと昔にNHKの子供向けドラマで「タイムトラベラー」と題してやってたのを、欠かさず見てました。あの頃はラヴェンダーなんて日本では一般的じゃなくて、なんで筒井康隆はこの花を選んだんだろう?そしてなんでこの香りでタイムスリップ? フラスコに入った妖しい液...

だめだめ、太るんですよ〜〜〜。爆
    

 

溜まるもんだ

2005.08.19

   今日は写真の整理。一部CD-ROMに保存したり、デジカメの中の写真を整理したり。ふゥ〜〜〜。なんだかい〜っぱい。それで少しは要らないものを棄ててェなんてやってると、時間かかってしまいました。そろそろ展覧会用の作品の撮影を考えての準備です。ああ、こんな写真もあったな〜とか、こりゃいらないなぁ〜〜とかって、とにかく時間経つの早い。(>_<)

   やっぱり多いのが、なにかと食べ物に関する写真。(笑)こんなもの食べたぁとか、フランスではこんな感じィとかって、デジカメだとついつい簡単にパチリ。

   で、「食べ物の写真」ですが((^^ゞ)、掲示板でもちょっと話題になってるドリアン。中華街では山積みになって売ってます。
   以前は6月過ぎると「榴[木連]来了!」(ドリアンがやって来た!)って特別の看板が出て、軍手に鎌みたいなのもったオニイサンが割ってくれたりしてました。最近はもう一年中。おまけに小分けでパック売りも。さらに果実の冷凍、関連菓子などなど、すごいです。いったい全部売れてるのか?(笑)お菓子ではアイスを筆頭に、キャラメル、懐かしいウェハース、ケーキ系ではババロアとかムースがベースになったものなど、いろいろです。月餅にもドリアンバージョンあります。ふふふ。もうすぐ中秋で、すでに月餅の化粧箱が並び始めてますゥ。今年はいつもと違う缶入りがあったのを、すでにしっかりチェックしている庵主。(爆)

   匂いをお届けできないのが残念ですが、臭いです。爆 なんかが腐ってるんじゃないか?というようなニオイ。 でも庵主はクサヤのひものや香港の臭豆腐(チャオトォフゥ)のほうがはるかに臭いと思うんだけど、って名前そのまんまじゃないか〜〜。臭豆腐はお豆腐が発酵して臭くなってるのみたいなのを暖めて路上で売ってるんですよッ。これ持って二階建て路面電車に乗るなよ〜〜〜って感じでしたが、これも、食べると実はオイチイのである。(^_^)v
   シンガポールではホテルはドリアンの持ち込み禁止。飛行機もダメだったはず。(笑) しかし、ここはパリ。いつだったか、メトロで向かいに座った東南アジアのオバちゃん、持ってました。ふふふ。思わずニンマリ。周りの人たちは何が起こったかって顔。あの人、どこまで乗ってったのかなぁ?

   なんで果物の王様なんだろう?と考えてみたのですが、多分、あの臭さの意外性と果実がクリーミーだというのがポイントなんじゃないかと思います。他にこういう感じの果物ないもの。   

 

お籠もり

2005.08.18

一日お籠もりで仕事。
もう、足の踏み場もな〜〜い!!(>_<) 爆

   昨日のサッカーは3−0でフランスの勝ち。ジダンも一点入れました。(^_^)v 実は全仏チームってまだ次回のワールドカップ出場決まってないのです。(^^ゞ なんだかいろいろあって、以前のメンバーが抜けちゃって若返りしたんだけどパッとせず。それでジダンが戻ってきたんだけど、どうなるでしょうねェ。どうして戻る決心したんですか?の質問に、「夜中に目覚めてある声と話をしたんです、それで...」というコメントが。サッカーの神様ジズゥ(ジダンの愛称)だけのことはある、神がかってるぞォ〜〜〜と大きく話題に。誰もが神の声と解釈したコメントでしたが、実はそうじゃなかった。後から世間の反応に慌てて、弟と話したんだとご本人の訂正がありました。ぷぷぷ。(笑)

   神様といえば、今、ケルンでカトリック若者の集いが開かれてます。これは先のパパ様が始めた催し。世界中から若者が集まるのですが、今回のこれが新しいパパ様の漫遊デビューとなりました。今日、ケルンに到着。ベネディクトXVIは飛行機降りても大地にくちづけしないとか、やれなんだとかって、どうしても前任者と比較されちゃう。でも、ドイツ人ということで自国での集いだから、気持ちは楽なんじゃないかとか。フランス語も非常にお上手で、ドイツ訛りがないです。(^_^)v 一応、独・仏・英・伊語は堪能ということです。スペイン語も多分。

               *************

   東京にもプラージュできたそうですが、評判どうかな?でも、東京はもともと海があるんだし、お台場もあるんだしね〜〜。東京には山も海もあるというと、大概のフランス人は驚きます。へへへ。なんだってあるんだぞ〜〜〜。地震もあるんだぞ〜〜〜。(笑)
   写真は夜の8時ぐらいだから水着姿はいないですが、真昼間だとビーチ用の椅子が並んで水着で日光浴という人たちが多いと思います。   

 

チーズ

2005.08.17

    今日はパリのハイソな住宅街16区にレッスンで行ってきましたが、人も車も殆ど影を見ず...開いてるのはスーパーぐらいで、小売の商店やブティック、カフェにパン屋さん、軒並みヴァカンス。こんな光景をみると、ヴァカンス中で閑散気味とはいえ、うちの近所は中華街で賑やかでよかったぁ。なんか昼間っからシ〜ンとしててゴーストタウンみたい。
    今夜はサッカーのフランスとコートジヴォワールの親善試合。今回からフランスのかつてのゴールデンチームのメンバーが何人か返り咲き、その中にあのジダンも!!そう、彼がフランス代表チームのキャプテンとして戻ってきました。普段ならあちこちからオタケビが聞こえてくるんだけど、今夜は比較的静か。みんないないんだなぁ〜〜。前半終わって1−0でフランス勝ってます。

             ************

     さて掲示板で話題になってるミモレット。フランスのフランドル地方というベルギーに近い辺りで作ってます。昔、一時期オランダからのチーズの輸入が禁止されてた(んだったかなぁ?)ので、代わりに自国で真似て作ったチーズです。だからオランダのエダムと同種です。皮がゴツゴツ硬くて中がオレンジ色。ミモレットという名称は、フランス語のミ・モレ(半分柔かい)という言葉からで、熟成させて時間が経つほど硬くなります。塩味で固めなのはビールとかお酒のつまみにいい感じ。庵主は最近はつまみ用にはイタリアのペッコリーノがお気に入りなので、ミモレットは久しく食べてません。(^^ゞ

     本当は大好きなんですが、種々の事情から普段はあまりチーズ食べなくなりました。でも、スタージュの時は年に一回、一週間毎日たっぷり食べまぁす。(笑)去年はロックフォールの美味しいのを持ってきた人がいて、毎日堪能したなぁ。じゅるじゅる。

     フランス産だけでも数え切れないぐらい種類があるので、とても全部食べ切れません。以前はあちこちのチーズ製造所に見学に行ったりもしました。その場で出来たてとか、熟成されたのとか食べ比べるのも楽しいですよ〜。

     写真はリヨンス・ラ・フォレに行った時の朝市のチーズ屋さん。

    

 

あっちこっち惨事ばかり

2005.08.16

    今日の宮城での地震は、一日中、ず〜っとラジオのニュースでやってます。最初は日本の北部でとしか言わなかったので、どこだろう?と、あわててネットでチェック。今朝はニュースを聞いていなかったので、情報入手はコチラの時間でお昼前。東京でも揺れたとか、津波警報は解除されたとか、細かく報道。それから日本の耐震設計についての簡単なリポート報道もあって、なぜ日本では他の国に比べて地震の際に被害が少ないかなど取り上げてました。

    スタージュの時に日本に旅行に行ったことがある人ふたりがいて、両人ともとても日本を気に入ったのはいいんだけど、地震が初めての体験でかなりビックリした様子。どれもたいしたのじゃないんですよォ。東京じゃ、小さい頃から学校で地震訓練とかあるんだぞ〜〜と、机の下にもぐるだの、家だったらガス止めて、ドアか窓を逃げ口用に開けたりするんだとか説明。そうしたら、サンフランシスコのフランス人学校で先生してた人が、あっちでも小学生の訓練は教室では机の下にもぐりこむんだと。それを聞いて、フランス人はただただ未知の恐怖におびえておりました。

    他にはこのところ飛行機事故が続いていて、ギリシャの事故についで、今日はマルティニック(仏領の南太平洋の島)とパナマを結ぶチャーター便が墜落してしまって犠牲者が150人ぐらい出ました。この2週間で大小合わせて4回目の飛行機事故で、さっきシラク大統領が長々とマルティニックの人たちにメッセージを流してました。

    やれやれ。パリの街中は相変わらずひっそりなんですけどね〜〜。
    
写真は先日パリプラージュから撮ったシテ島。真ん中辺にノートルダムの鐘楼が見えます。
    

 

終戦記念日

2005.08.15

   今年は60周年ということのせいか、いつもよりニュースで取り上げてました。欧州の終戦は太平洋方面より一年ほど早いので60周年は昨年。従って今年はいたって静か。

   それに今日は聖母被昇天の祭日なので世の中はシ〜〜ンとしてました。お天気はうすぐもりで涼しい。こう涼しいと、せっかくのアイスバーも必要なぁい。(笑)


       **********

   お城には小バエが多くてびっくりと言いましたが、その原因はコレ。ヒツジさんですゥ。お城の裏庭で飼ってました。例の台所は写真上の右端の部分にあります。
   朝食の後、散歩してたら、あちらも美味しそうに朝ご飯中。ところが、庵主が姿を見せた途端に遠くにさ〜っと逃げていきおった。ぶぶぶ。でも、敵対心なしと見たのか、少しづつちょこちょこ戻ってきてはムシャムシャ。デジカメ出して写真撮ろうとしたら、しっかり一匹だけコチラを監視。にらみ合いとなりました。(笑)

   てんてつさん曰く、ヒツジも外国人の顔してるって。どうでしょうかぁ〜?

 

ひっそり

2005.08.14

    みんなどこかへ行っちゃった〜という感じで、ひっそりの週末です。まるで日本のお盆の休みのよう。って今はコンビにでも何でも開いてますが、庵主が子供の頃は、東京でもどこの商店も貼り紙がしてあってひっそりしてました。

    行ってはみたものの、案の定日曜の朝市は雑貨や洋服屋ばかりで、ガラガラ。中華街はそれでも賑やかで活気があってよろしい。(^_^)v 苦瓜(ゴーヤー)の安売り特価で山積みになっていたので一本購入。そういえば、去年の今頃は東京にいた庵主ですが、どこに行ってもゴーヤーが食卓に出てきたのにはびっくり。実家でもそうだったし。庵主はかなり前から友人のリヤンに教わって好んで食べてましたが、日本でも食べる?と聞かれて、沖縄じゃ常食みたいだけど、普通は売ってないし、食べないなんて話していたんだけどォ。(^^ゞ 中国でもどちらかというと南方の食べ物で、またベトナムの苦瓜茶は飲んだだけで元気になりそうな感じです。

    南国ついでに、へへへ。榴[木連]冰棒でござぁい。ドリアンのアイスバー。果物の王様と言われるドリアン(中国語で榴[木連]→木へんに連という字が出てこなぁい)のアイスクリームは、これまたオイチイのだ。

    苦瓜にしろドリアンにしろ、南の食べ物ってクセがあるもんばっかりィ。でも、おいしくって病み付きになるのだ。(^^ゞ    

 

どこも帰省ラッシュ

2005.08.13

    日本はお盆の帰省ラッシュの時期だけど、こちらもこの週末はヴァカンス行き帰りが交差する時期。今日はすごかったみたいです。それと15日はこちらは聖母被昇天の祭日なので、とにかく世の中閑散としてしまいます。15日は美術館なんかも殆どお休み。開いてるのは映画館ぐらいじゃないか?(笑)中華街は月曜はどっちみち休みが多いので、ひっそりだな〜〜。

   
    さてさて、今日の写真はお城の宿泊客用通用口の中の様子。階段の下に古いトランクがふたつ。中に何かはいっているのかどうかは不明。よく、こういうのを開けると、今まで長いこと封じ込められてたモノが出てきちゃったりするんですよねぇ〜〜。(笑)

    庵主は夜はだいたい11時半過ぎに戻っていたので、あたり一面真っ暗で、お城の住まいの窓には明かりが点いていても、庭全体が照らされるわけじゃないから、木や植え込みにぶつからないように歩くの大変でした。(>_<) 明かり点けときますねェなんてマダムが言ったけど、点いてたのなんか一回だけ。そのうち慣れましたけど。都会はやはり明るすぎるとつくづく。闇夜の鴉どころじゃないです。月明かりも無い晩は鼻をつままれたってわかりゃしない。自分が鳥目になったかと不安に。やっとこさ入り口にたどりつき、ライターで鍵穴を照らしてドアを開けたら、中も真っ暗な晩があって、ひェ〜〜〜。懐中電灯誰かに借りるべきだった。反省。 ライターの頼りない炎に階段だの壁のレンガだのがゆらゆら〜〜。おまけにこのトランク。木の階段はみしみしィ。そう、この晩は庵主以外は誰も泊まっていなかったんですよねぇ。

 

よくもまぁ続いたもんだ!

2005.08.12


   フランスでギネス記録が。結婚81周年のカップル。奥さん100歳、旦那さん107歳、お二人合わせて207歳。なんでも今まで世界で記録が残っている中でも最長だとか。お二人は第一次大戦直後に知り合って結婚したそうで、旦那さんは現在生存する第一次大戦の参戦者9人のうちの一人だそうな。

              ************

   さて、何かが出そうという声があちこちで出ていますが、霧の古城をば。(笑)

   ノルマンディーはよく霧が発生し、夏場は早朝。でもそんな日はお天気がすごくよくなります。朝、目覚めて妙にすずしいなぁと思って窓を開けたら、ありゃりゃ〜〜〜。お庭が見えなぁい。門がどっかいっちゃった〜〜。と、こんな具合に見ていると、誰かがす〜っと霧の中から....なぁ〜んてことはなかった。

   このお城は実際に人が生活しているせいもあると思いますが、妖しい空気が全然ありません。ちょっとがっかりィ〜なぁんちゃって。(^^ゞ 
   お人形のコレクションだの等身大の兵隊さんだのディスプレイされていたのですが、そういうのが夜中に動き出すこともなく、まったく物音せず。古城の幽霊というと決まって出てくる中世の甲冑は、ここには時代的にもなかったのでした。もとはあったのかもしれないけど、何しろドイツ軍に占領されてたり、第二次大戦後は廃墟になってたりで、古い家具や装飾は売り飛ばされて元のままのものは殆ど残っていないです。現在お城にある家具調度は文化財に指定されて一般公開するために後から時代考証に合わせて買い揃えたもの。台所だけはカマドも床も建立当時のままだそうです。窓も昔のまんま。ガラスは昔の吹きガラス、木枠なので締りが悪く隙間風だらけでした。窓が閉まってるのにカーテンが大きく揺れて、一瞬、?!と思った庵主ですが、またしても空振りィ。(笑)

  朝の霧は朝食食べ終わった9時頃には少し晴れて、それが下のお城の外観の写真。車で友人が迎えに来てくれた頃にはすっかり晴れ渡りました。   

 

間違えた!(^^ゞ

2005.08.11


   夕べ遅かった上になかなか寝付けず、でも今朝はレッスンがあるからと早々と起きてちゃんとお化粧して朝ごはんを食べたんです。その時に、ふと手帳をめくって、ありゃ。(爆)レッスン、明日だったわ〜〜〜。危うく出かけるところであった。あぶない、あぶない。

             *************

   スタージュ中、写真いっぱい撮ったのでお城やら他の人の作品やら、少しづつ紹介します。今日はこの一枚。

   お城の台所のカマドのほぼ全体像。先日紹介した1679年製の下のオーブンの部分は近代になってから付け替えてます。でも100年は経ってると思うけど。

   フランスの朝食はごく簡単なもので、パンとコーヒーというのが基本的。このお城ではクロワッサン、パン・オー・ショコラと他のスライスしたパンにオレンジジュース、ヨーグルト、バターとジャム。あとはお茶かコーヒーです。
   クロワッサンなんか毎朝食べるもんじゃなくて、例えば週末だとか、なんか特別な時がほとんど。一般的にはそんなものです。毎朝というのは結構リッチです。 ヨーグルトが出てくるのも普通じゃない。やはりこのお城はイギリス人の宿泊客が多いから、少し気を使っているのかも。

   しかし...庵主は紅茶を頼んだのですが、出てきたのがぬぁんとLIPTONの普通のティーバッグで、非常に庶民的。(^_^) 周囲の雰囲気とミスマッチで笑えました。ぷぷぷ。そういえば、食器だってべつにどうってことないものだったなぁ。あ、また、みなさんの膨らんでいる夢を壊してしまったかも...(^^ゞ   

 

指先パワー

2005.08.10

指切って、制作パワーダウンしました〜。(^^ゞ

   今日はたまってた事務仕事などに費やし、朝から税務署に行ってアーティスト用の申告書類の申請手続き。スムーズにすんでびっくり。警察とか税務署って並んで待って出直して、というのが常識と思ってましたが、このところ、どこもそうじゃなくって拍子抜け。(笑)

   先ほど、やっとスタージュ日記完成しました!今回は食事のこととかあまり書かなかったんだけど、スタージュするために滞在していたところは、いわば民宿で、もと農家の納屋だったところを改造して宿泊施設にしています。10人前後泊まれるかな?台所完備で自炊です。自炊といってもヴァンサンとヴェロニックがお料理作ってくれるんですが、手伝ったりなんたりはなんとなく順繰りに手分けしてます。以前はヴァンサンの田舎の家でやってたのですが、その時は食器洗い機なかったので皿洗いは参加者の役目のようになってました。今回3回目のこの民宿は皿洗い機付き。(^_^)v 

   今回も春雨、野菜、豆腐炒めが出たのですが、春雨が切ってなかった〜〜〜。思わず、あ゛!春雨切ってないじゃないのォ〜〜と庵主。ヴェロニックが、へへへ、面倒で切らなかったのよ〜〜。先回は庵主が春雨戻して切ったんでした。取り分けるの大変。庵主のお皿には殆ど春雨なし。ということは春雨が大漁節の人もいたわけです。(笑)お豆腐はヴァンサンがちゃんと豆乳とにがりで作った自家製。 今年は赤ちゃんが増えて手がかかるので、食事の内容が例年より簡単になってましたが、無駄がなるべく出ないように上手いことやりくり。お昼がメインで夜はたいがいスープにサラダ系にチーズとデザート(今回は果物が多かったなぁ)で、スープといっても何時間も煮込むようなきちんとした手の込んだものばかりでした。一人じゃそんなスープ作らないし、大量に作ってこそおいしいもの。みんなお代わりしてました。

   スタージュのグループによって、食べる量、飲む量が全然違うというのが話題になりましたが、統計的にコーヒーとワインの消費量が年々減ってるって。今年はワイン飲む人、案外少なかったなぁ。お酒飲めないって云う人が増えたような気がします。知らない人が見ると、庵主はフランス人じゃないのに昼間っからワインガブガブ飲んで、チーズしっかり食べて、内心驚いていたかもしれない。(爆)ワイン飲めない、チーズ食べないっていうフランス人もいましたからねェ。

   だんだんこの部屋、懐かしくなってきました。

 

これが本来のパリの夏

2005.08.09

    朝晩涼しくって、日中、日が当たっているところは暑くて、日陰はすごく涼しい。これが本来のパリの夏です。ここ数年、なんか違ってました。家の中はだからすごく涼しくて、初秋の趣です。日本は暑いんだろうなぁ〜〜。

    指の方はガードのために包帯グルグル巻いてますが、普通にしてる分には痛いことも殆どありません。このまま早く治るといいんだけどなぁ〜。荷物は左手で持つとちょっときついけど、今日は左の人差し指を除いて、両手でPCに打ち込んでます。


    涼しいといえば、ノルマンディーは覚悟していったためか、それ程でもなく。とはいっても長袖やセーターが離せませんでしたが、ホカロンのお世話にはならず。去年の寒さを知っている連中で、あれに比べればねェ、の連発。それに今年はアトリエとして使わせてもらっている納屋の屋根にちゃんと断熱材が入ったので、かじかむことなく制作できました。(^_^)v

    スタージュ日記では「ワカメ」(笑)しかお見せしてないのでもうひとつ別のを。

    水色はオイルパステルです。これはちゃんとした文章をもとにかなり抽象的に書いたもの。内容は世阿弥の「人々(にんにん)心々(こころごころ)の花なり」のフランス語です。

LA FLEUR VARIE SELON LES HOMMES ET SELON LEUR TOURNURE D'ESPRIT.

なぁ〜〜んて、解読できるわけないですゥ。(^^ゞ かなり省略してます。

   う〜んと伸ばして線状にするか、ぎゅんぎゅんに詰めて固まりで書くか、両方取り入れてリズムを出すか、というのの試行錯誤です。土台を何に書くかでも随分様子が違います。最初は太いパステルの跡が面白くてクラフト紙に書いていたのですが、その上に同じ色のパステルで文章を書くとラインが生きてこなかったので、最終的には普通のクロッキー用紙に。


   現代カリグラフィーでは、別にきちんとした文字や文章を判読できるように書かなくとも、こうやってリズムと旋律を生かして崩していったものや、はじめからまったく抽象的なものまで、さまざまなものが含まれています。漢字とちがってアルファベットは象形文字じゃないし、単に崩していって抽象的にするとか、筆跡の動きだけを表現するというのに、ちょっと抵抗を感じた時期もありましたが、なんでもありだなというのが実感。出来上がったものを見てるだけではなく、実際にスタージュすると尚よく判ります。
  
   「ワカメ」にしても、これにしても、カリグラフィーなんです。ふ〜〜ん、そうなのかぁ〜〜!?と思ってご覧あれェ。 

    
    

 

立秋

2005.08.08

パリは立秋にふさわしい感じの気温です。

いやぁ〜、さっきコラージュしていて、カッターで左の人差し指の先を切っちゃいました〜。(>_<) 

これをやったらお夕飯の支度をォなんて予定してたので、お米もまだ研いでなくて...。従って片手でお米研いでご飯の支度。この日記も右手だけで打ってます。ふゥ。

というわけで、これにて。

写真はお城の台所にあるカマド。1679年なりィ〜。

 

勢いで制作再開

2005.08.07


   エンジンかかるのに少し時間がかかりましたが、スタージュの勢いで制作再開。気分が乗ってる時には大いにやってしまわないと!

   スタージュ日記では研修内容しか書いていないので、余談など。

   お城の泊まり心地はなかなかでしたが、小バエが多いのにはびっくり。裏庭にはヒツジがいたし、木もいっぱいあるから仕方ないですけどねェ。部屋の天上は4,70mあります。窓枠もガラスも昔のままなので隙間風ぴゅーぴゅー。冬はすごく寒そう。

   ここのお城は17世紀建立で、城主はだいたい100年ごとに変わっていて、ドイツの占領下では当然ドイツ軍に接収されてました。第二次大戦後、30年間ほったらかされてて、ボロボロになっていたのを70年代終りに今の城主のご両親(お父さんは政治家だったらしい)が購入。修復して文化財の指定を受け現在に至ってます。でも、ご本人たちは一度もここに住むことはなかったそうで、今はその息子夫婦とちいちゃな娘さんの3人が住んでいます。
   平常時は週末の午後、ハイシーズンは毎日午後にお城見学でき、城内の3部屋は綺麗に直して宿泊できるようになっています。別棟の大きな部屋では結婚式の披露宴やパーティーもできます。
   ここに泊まった場合の特典は、お城見学が無料になるのと、建立当時からある大きな台所で朝食がたべられるのだ!写真がその台所です。庵主はひとりでポツンとクロワッサンなんかかじっておりました。ここも本当は写真ダメなんだけど、誰もいなかったし...(^^ゞ。

   このお城の宿泊客の多くはイギリス人とみた!なぜなら朝食で顔を合わせた人たちはみなイギリス人だったのだ。ヴァカンスで車であちこち回っているタイプです。30年ぐらいヴァカンスはフランスと決めてるという年配の夫婦だったり、これからブルターニュの方まで車で行くなんていう子供3人連れの家族だったり。どうみたって車もなくて一人でこんなところに泊まっている東洋人はアヤシイ。(爆)

 

戻りました!

2005.08.06

日本は暑そうですね〜〜。
こちらは。。。。21〜23度といった感じです。ノルマンディーはもう少し涼しい。

   たった1時間ぐらいでも、荷物まとめて汽車に乗るというのは疲れるぅ。お昼過ぎに戻りましたが、すぐにお隣のスーパーに買い物に。なんだかんだで久しぶりにお昼寝しました。やっぱり自分の家で寝るのって安心。(笑)

   今日は広島の原爆記念日で、いつになくニュースで取り上げてます。60周年のせいなのかな?今朝のリベラシオン紙でも一面から当時のことから現在の核兵器や原発のことなど大きく記事になってました。

   スタージュは今回は参加者が多くて、なかなか賑やか。いろんな人やその作品に出会えるのは本当に創造の肥やしになっていい刺激です。お馴染みの面子との再会も楽しい。

   スタージュの様子は日を遡って日記に順番に掲載しますねェ。

   写真は霧にむせぶフルーリ・ラ・フォレ城。ここに6日間寝泊りしました。目が覚めて寒いなぁなんて思ったら、窓の外は真っ白ォ。ノルマンディーはよく霧が出ます。

 

スタージュ日記6

2005.08.05

五日目最終日。

あっという間です。いよいよ最終日。

   最後はちゃんとした文字と文章をぎゅっと寄せたりびっしりくっつけたりしてみる方向に。思いっきりくっつけて書いてるつもりなのに、まだまだ詰まるわよ〜なんてみんなにキティは言って回ってて、あちこちで、えェ〜〜〜〜!?もっとォ〜(>_<)という声が。あせあせ。(^^ゞ 庵主も同様。

   昨日から参加してるヤニックは南仏出身だけどカナダはモントリオール在住のカリグラファー。彼女が日本の緑茶を持ってきたというので、食後にさっそく。(^_^)v フランス人が緑茶と云うとだいたい中国茶かフレーバーものなので半信半疑だったけど...。人から貰ったのだというその箱は、マリアージュフレールの「FUJIYAMA」。(笑)こういう命名なんとかならないもんかねェ。 葉っぱの具合はまあまあで、値段のほうはどうなんでしょ?今度調べてみよ〜っと。日本食品店で古くなった「お〜いお茶」っぽい系より飲めるかも。輸入で関税プラスされて、すごく値がはってしまう上にマズイとなっては、お茶飲みバアサンにはツライところなので、お茶は帰国時にまとめて買ってるのですが、値段によってはこの「フジヤマ」でもいいかも。高そうだけど...

    お茶はさておき、午後のラストスパート。どんどん作品が出来上がって、壁に貼り出したり、それを写真に撮ったり。しかし、庵主は下地を書いては乾かしたりの作業に時間がかかるので、なかなか仕上がらず。(^^ゞ

    片付け始める人、スタージュの芳名帳を書き始める人、集合記念写真の撮影、住所の交換と慌しい〜〜〜。そんな中、着々と制作を続ける庵主でした。半分以上が出発してしまい、その度にお別れのハグもしなきゃなんないしィ。残ってる人たちでアトリエの大掃除も始まり、ホウキで掃いたり掃除機かけたり、机拭いたり。掃くわよ〜、とか、掃除機かけるわよ〜、とか声をかけてもらう中、黙々と制作続行。 一人は写真撮るから終わったら教えてよ〜〜〜なんて待ってるしィ。とにかく適当に相槌うちながら、しっかり制作に没頭。掃除が終わってもみんななんとなくおしゃべりして待っててくれてました。スミマセ〜ン(^^ゞ

    ふゥ〜〜〜ッ。やっと完成。「人々心々の花なり」〜〜。太く重ねたかたまり、細長い線、詰めてリズムを加えたラインをあわせた今回のスタージュの集計といった感じの作品です。集中パワーが満載してる時には周りが騒々しくても全くへっちゃらで、自分の世界に没頭してしまう庵主なのでした。

    達成感にひたりつつ、ビールをグビグビ。(笑)そこにヴァンサンがお向いの農家からシードル買ってきたからと、乾杯。お夕飯はみんなぐったり。急に人数も減って食卓もちょっぴり寂しい。やれやれ。刈り始めた麦畑の上は満天の星でした。

 

スタージュ日記5

2005.08.04

四日目。

   基本的には前日の続きから、リズムや道具を変えたり。本当の字と文章でもいいし、抽象的でもいいし、と、今日はそれぞれみんな没頭。

   面白い道具を持ってる人、色使いやテクニックが個性的な人、それぞれで、いろんな人の制作の仕方を見るのは勉強になります。
   庵主が持っていた「かずら筆」は相変わらずみんなの興味の対象。これは、幕末から明治にかけて活躍した書家の下枝董村(しもえだとうそん)という人が使っていた、樹木にからまるかずら(蔓)を木槌で叩いてほぐして筆にしたもの。この筆を姉から貰ったのですが、なかなか上手いこと使えないのです。多分、紙に問題があるんだと思う。和紙に書かないと充分に筆の運びの特質を生かせないみたいです。今回も失敗。(>_<)

   それとぺ○てるの水彩画用の水筆。これはいわゆる筆ペンのカートリッジの部分に水を入れて色を溶きながら使用するものなんですが、中に好きなインクや絵具を入れて、自分の色の筆ペンができるわけです。(水以外は入れないでくださいって書いてあるんだけどねェ〜〜。笑)この筆ペンはまた帰国した時に買ってこないと、注文を受けてしまいました。ちなみにワカメシリーズはこれで書きました。

   このスタージュはプロの人か年季の入った人たちばかりだから、互いに情報交換したり、道具を貸しあったりして、フランス人特有のおしゃべりもにぎやか。飴だのチョコだの(家庭菜園で収穫したミニトマトというのもありました。おいしかった!)持って回って、適当な時間になると誰かがお茶やコーヒー入れたり。時間はあっという間に過ぎます。

   庵主の向いに座っていたマルクが硯で墨を磨っていたんだけど、なんか変だと思ったら硯が逆向き。ありゃ〜〜〜。(笑)磨り方もメチャクチャ。ぷぷぷ。早速に庵主は「墨磨り指導員」に。ちゃんとそれからは磨り磨りしてました。(^_^)v 

   写真はそのマルクの硯と製作途中の作品。すりあげた墨にインディゴブルーの顔料とゴムアラビックだのいっぱい混ぜて、なんだかアヤシイ色を作ってました。

   

 

スタージュ日記4

2005.08.03


三日目。

    前日の続きから始まって、午前中にはいろんな音楽に合わせてカリグラフィーするというのをやりました。カリグラフィーといってもちゃんとした字や文章をかくのではなく、初日からやっている抽象的な感じでです。

    1曲目がグレン・グルドのゴールドベルグ。みんなは大好きみたいだけど、庵主はピアノじゃなくてクラヴサンで聴きたいところ。

    2曲目はブエナヴィスタ・ソシアルクラブ。(^_^)v よ〜く知ってて好きな曲は書きやすい。(この日記を書いてるのは8月7日ですが、昨日、また一人メンバーが亡くなって、一日中そのニュース。8月3日ごろはフランス国内で公演やってたんですって。)

    3曲目はスペインのアラブ風の曲。フラメンコとアラブ音楽が混じったような感じ。

    4曲目はなんだっけ?あ、エジプトの有名な女性歌手(故人)の歌。

    結果は、どれも似たような感じになってしまって、みんなで、楽器一つだけの音を聴きながらの方が書きやすいかも、などということに。あまり成果のないお試しでした。(^^ゞでも、面白かったけど。

   後はだんだん作品仕上げ目標にそれぞれ制作作業。抽象的なままでもいいし、ちゃんと文章にしてもいいし、好きなようにということで、庵主は世阿弥の風姿花伝から前に日記でお話した例の「人の心に思いも寄らぬ...」と「人々(にんにん)心々(こころごころ)の花なり」のフランス語で作品の構図開始〜。

 「人々(にんにん)心々(こころごころ)の花なり」とは、「花」は人それぞれ、また、その人の心によって捉え方が違うものだという意味です。

   写真はスタージュの様子。奥に座っているのがキティです。床に庵主のワカメ3本セットが見える。笑

 

スタージュ日記3

2005.08.02


二日目。

え〜と...何やったっけかなぁ?(笑)

   一日目の続きですが、もう少し作品らしくするということで、横一列に長く書いたものを変化させて、3つ違った形で組み合わせるという作業に。その他は道具もいろいろ変えてみたり。床に長い紙を広げてしゃがんで書いたりして、すっかり筋肉痛になりました。(^^ゞ 庵主だけじゃなかったのが救い。(笑)

  写真は長い作品のもの。上下は他の人の作品で、真ん中が庵主のです。筆を使いました。下は部分の写真。書いてるときは気付かなかったのですが、出来上がりを見て、ブルターニュの人たちが「海草だぁ〜〜」って。ふふふ。ワカメですね、コレ。(笑)さすが、ブルターニュだわ。フランスで海草の産地です。昔、岩のりを採ってきて佃煮にしたことありました。
  
  これ以外にワカメ三本セットとかオイルパステルなんかも使ってみましたが、その作品はまた別の機会に。他の人たちも何枚か書いて、その度に壁に張り出して品評。十人十色とはよく言ったもので、本当にそれぞれ個性的で見比べるのはすごく勉強になって面白いです。

 

スタージュ日記2

2005.08.01


いよいよスタージュ開始!

   今回のテーマはKitty SABATIERキティ・サバティエによる「リズムと旋律」。参加者は総勢17名。キティは庵主がカリグラフィーを始めた頃から名前がよく登場してた人。彼女のスタージュはどこでも人気みたいです。朝は9時半から1時ごろまで。お昼ごはんを挟んでだいたい3時近くから再開して7〜8時ぐらいまでが時間割。途中でそれぞれお茶やタバコタイム、お菓子タイムなどしっかりいっぱい織り込まれてます。(笑)お昼時間がたっぷりなのはスクリプシットのスタージュの特徴なのだ。ワインもしっかり飲むし、みんなお腹いっぱい。

   さて、最初は点と線でいろいろな動きを組み合わせてみることから出発。大人が真剣に小学生のように切り貼り。(笑)お次はそれを壁に貼って、人数分の違った形をみんなで鑑賞。同じものは一つもありませんでした。その中から好きな形を選んで、それをいろんな道具で再現。ちゃんとした字ではなく、まったく抽象的な線や点の旋律です。

   庵主の切り貼りは向かって一番右ので、その一番上のタイプを再現したのが写真下のもの。

   この後、この調子を崩さずにもっと横に長いモノを書きました。長く続けるのって案外難しいです。というのは、同じものの繰り返しではモノトーンになってしまうので、時々変化をつけなきゃならないからです。途中で止まっちゃって悩んでる人があっちにもこっちにも。(笑)長いのが出来上がったら、またそれを全部壁に貼って、あれこれ意見を出し合ったり次のステップに取り入れたり。一日目はざっとこんな感じでおわり。
   
   

 


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