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2005年04月の鵞毛庵日記

いきなり!

2005.04.30

暑い。
パリは27〜8度だとか。日陰や家の中は涼しいけど。逆に南仏は今日はフランス国内で一番涼しい地帯だったそうな。

   今日はベトナム戦争終戦30年ということで、朝からラジオのニュースで関連報道がいっぱい。過去のことにいつまでもこだわらず、明日に向かって、特に経済的に向上してゆくのが第一、というベトナム人の意見に、お隣の国に対してイヤミ言ってくれてるのか?などと思ってしまいました。(^^ゞ なんかそれを狙った報道のような気がしたなぁ。

   滞在許可証用に写真を撮りに行きました。昔と違ってちゃんとした写真屋さんが撮ってくれるわけじゃなし、デジカメで撮ってコンピューターでチョチョイノチョイ。フランスの証明書写真の撮り方って、斜め向いてポーズとったりして独特だったのですが、今回は何の注文もなく、ちゃちゃっと撮っておしまい。椅子の高さを調節するのだって忘れてました。家に戻ってから、あ、椅子が低かったせいで上向いてるんだと気付いたしだい。あんまり良い出来じゃないけど...どうせカードにはこの写真のコピーされたものなんだから、ま、いいか。(笑)

   そろそろ頃合と、写真屋さんの後に近所の藤屋敷に行ってみました。うちから歩いて15分ぐらいのところなんですが、通りの名前も「藤通り」、そこにある一軒家の表札が「藤」となっていて、去年は花が終わった後に行ったので一年待ちに待ったんです。夢はふくらむばかり。が....がっかり。(>_<) 花が少ない。しょぼくれてる。なんか非常に残念だわ。玄関が開いていて家の人がその辺にいそうだったので、結局写真撮らず。

   その代わり、別の家の藤の花を撮りました。ここもイマイチなんだけど。いつもはもっと綺麗なんです。今年はこの辺の藤は元気ないなあ。またもや一昨年の酷暑のせいかしら〜。

 

またもや世の中便利になったもんだ。

2005.04.29

   なんか暖かくなってきました!明日は28度だとか予報してていきなりですね〜。日本もいきなり暑くなったりしてる様子。GWはどこも賑わうんでしょう。こちらも来週は後半に祭日があって週末まで4連休です。なんか街は閑散。観光客のスポットは混みあうのかなぁ。

   フランスに外国人が3ヶ月以上滞在するには、滞在許可証を取得しないとならないのですが、今度の7月頭が庵主は更新です。許可証にもいろいろ種類があるのですが、庵主のは10年毎の更新のレジデンスカードというもので、今年は書き換えの人が多いです。このレジデンスカードは大統領選の恩赦という形で、20年位前に当時すでにフランス国内で就労していた外国人に発行されたのが最初。その際、不法滞在でも働いている人に対しては発行したりして、ごちゃごちゃしたことの整理をしたわけです。庵主は当時所持していた滞在許可証の書き換えと重なって通称「10年カード」を入手したわけ。

   なんせ許可証の更新で警察に行くと、いろんな国のヒトがいて人間扱いされず嫌な思いをさせられガチだから、10年に一度で済むのはありがたいと思ったのでした。

   で、今回はさらにさらにラクチン。と、いうのは、まさかなぁ?でもひょっとしてェ?とネット検索してパリ警視庁のサイトを確認し、ぬぁんと滞在許可証のページがあった。それだけでもびっくりだったのだ。世の中変わった、便利になったもんだ、とまたまた感心。そこに詳しくケース別に更新情報が掲載されていて、おまけにメールで連絡すると必要書類を送ってくれるという。以前は更新日の半年前から手続きだったのが、たったの2ヶ月と短縮されてるし。でもって、2ヶ月前ギリギリは大いに不安だったので10日ぐらい前に半信半疑でメールしたら、ものの10分もたたないうちに返事が来た!!うひょ〜〜〜〜。スゴイ進歩だな。ただちに必要書類をお送りしますので、指示に従って記入して返送してください、だった。

   ここで、本当に書類が届くんだろうか?またまた半信半疑。(笑)1週間待って音沙汰なければ催促するかぁ、とフランス式に構えることに。

   じゃじゃ〜〜ん。メール送って5日目に書類が郵送されてきました!!スゴイ!!びっくり。庵主、タメゴローとなる!爆
おまけに至極簡単になってるのだ。以前は戸籍とか、納税証明とか必要だったのが何もいらなくなってて、わざわざ去年の夏に本籍地のある都内の区役所に戸籍取りに行ったんだけど、不要でした。あの日は暑かったな。(^^ゞ 
   書類の中には「一夫多妻制」の国の人は妻の同行はひとりまでという一筆を添えるようになってます。 前はそうじゃなかったから、妻です、子供ですって山のように出てきちゃうことが。(笑)またそういうことにして滞在証取得したりとか、いろいろあったからなぁ。

   というわけで、この週末に書類揃えて来週月曜はきっかり2ヶ月前なので返送する予定。 従来は警察からカードが出来上がると呼び出し状が郵送されたんだけど、今回は呼び出し状はいっさいなく、1ヶ月経ったらいつでも取りに来てくださいだって。ほんと、ラクチン。 

   とはいえ、一抹の不安を抱かずにいられないのは、ヤッパリ...ここはフランスだからな。(爆) 

 

リラの花咲く頃

2005.04.28


   リラ(英語ではライラック)がいっぱい咲いています。フランスではリラの花咲く頃がいい季節などど言われますが、今年はそうでもないなぁ。お天気はっきりしないし、肌寒いし。でも、桜が終わって一斉に紫系の花が咲き始めました。その代表格で一番手がリラ。

   原産はバルカン半島、アフガニスタンやヨーロッパ南東あたりで、十字軍によってヨーロッパにもたらされたようです。日本には明治時代にアメリカから北海道にもたらされました。リラは比較的寒い気候を好むので、日本では北海道が一番あっているのかな。札幌市の花になっていますね。

   花は普通は4片の薄紫と白、八重は濃い紫もあり、花びらが5片だと幸せを呼ぶといわれているとか。あんまり聞いたことないなぁ。今の時期になるとどっかから取ってきたのを束にして街角で売ってたりします。買い物ついでにリラの枝を束ねたのを嬉しそうに持っている人もよく見かけますね。

   写真はこの間「茶の味」を観に行った時に通ったベルシーの公園で。かなりまとまってありました。きんもくせい科なので、とてもいい香りがします。

 

空が狭くなる日

2005.04.27

    フランスの南西にあるトゥールーズで航空機メーカーのエアバス社が、超大型のA380の試験飛行に成功ですと。ジャンボの747よりも大きくて世界最大規模の飛行機。通常はキャパシティーが555人のところ、これは最大で840人だそうで(機種のタイプで多少差があるらしい)、空飛ぶ豪華客船なのです。来年後半が就航予定とか。なんか恐ろしいな〜〜。そんなものが空を飛ぶなんて。

    すでに受注もだいぶある様子で、154件中、144機は確定だって。当然ボーイング社は現在躍起になって747より大型を開発中とのことです。空を舞台にタイトルマッチって感じだなぁ。


                ************

    そんなすごい飛行機が出現した日に、庵主は魔のFNACに立寄ってジュール・ヴェルヌの「海底二万里」と「地中探検」という下に下にもぐるお話の復刻文庫版を買ってしまいましたぁ。

    他の本を買いに行って、ついでに特別コーナーを見つけてしまったのですゥ。(^^ゞ  没後100年で記念に出版されたみたい。 大昔に出版された挿絵入りの大きなサイズでお決まりのシリーズがあるのですが、それの復刻版です。いかにも冒険小説といった感じ、なんか子供の頃読んだ少年少女文学全集みたいな雰囲気の挿絵です。

 

世紀のくちづけ

2005.04.26

    尼崎の列車事故は本当に惨事で、フランスのニュースでも随分取り上げています。シラク大統領もすぐにお見舞いのメッセージを送ったとか。モンサンミッシェルに向かった観光バスの事故は、やはり日本のほうが詳しく報道しているみたいですね。某日本の航空会社では日本の家族の来仏に関する対応に大変なようです。怪我人の中にはご本人が帰国したいということもあるでしょうし。でも、ご無事だった方々はみなさん、このまま予定通り旅行を続けられるとか...。

              ***************

    さて、実は月曜の出来事だったのですが、巴里のオークションで「世紀のくちづけ」とまで言われている、フランスの写真家ロベール・ドワノーの写真のオリジナルプリントが競売にかけられ、当初の推定額2万ユーロ前後をはるかに越える15万5千ユーロ、日本円にして約2,170万円相当で競り落とされました。

    ロベール・ドワノー(1912-1994)は若い頃は数年ルノーの専属写真家だったのですが、大好きな巴里の街を多く撮った人で、彼のモノクロの写真はきっと見れば誰でもああ、この写真!と思うでしょう。日本でも有名だし絵葉書やカレンダーにもなっています。↓下の写真、見たことあるかも?

    さて、問題の「世紀のくちづけ」とまで言われている写真は1950年の作品で、アメリカのライフ誌が特集した「巴里の恋人達」のために撮られたもの。正式な題名は「市役所のくちづけ(Baiser de l'Hotel de Ville/ベゼェ・ドゥ・ロテル・ドゥ・ヴィル)といいます。巴里市庁舎前の広場でのシーン。庵主がこの写真に初めてお目にかかったのは多分、高校の時に使っていたフランス語の教科書だったと思います。フランスの出版社のもので、昔、アリアンス・フランセーズで使われていたもの。教科書の巻末にフランスのいろんな写真や歌などが載っていて、その中の一枚。巴里の風景の殆どがドワノーの写真だったのかも。その教科書、手元にある筈なんですが、どっか奥にしまっちゃたみたいで...探したけど見つからず。映画のシーンのようでなんだかワクワクしたものでした。
   
   なんで写真(18x24,6cm)一枚にこんな値段?

   これが単に有名な写真だからだけでなく、撮影数日後に銀板から現像されたドワノーの署名入りというオリジナル中のオリジナル、それも写真に写っている女性に贈られたものだったからなのです。この写真のシーンは実は本物じゃなく、当時有名な演劇学校に通っていた生徒達。当初は皆、実際に本当の劇的なくちづけシーンを撮影したものとばかり思っていたのですが、ドワノー本人が「まさか、見知らぬ人のそんな写真は撮らないし、それに、巴里の街角でそんなことしてるカップルの大半はワケありですからねェ、写真なんか撮れないです」というようなコメントだったそうな。(笑)
   このお二人は結ばれず、男性の方は後にワイン製造者に、女性はこのたびの競売にかけた張本人で、写真以外にもいろいろと競売で得た資金でご主人と(写真の男性じゃありません)映画制作会社を設立するのだとか。競り落としたのはスイスかどっかのお金持ちの蒐集家だそうです。

   記憶違いかもしれないけれど、確か、この女性か男性の方か、数年前に肖像権を訴え出たんじゃなかったかなぁ。他の写真だったかなぁ?でも、それは写真家に帰属するというようなことで却下になったはず。

   

 

まったりと...

2005.04.25


昨日の予告どおり「茶の味」を観に行きました!!\(^o^)/

   「茶の味」は昨年のカンヌ映画祭監督週間のオープニングを飾った作品。多分、もうすぐカンヌ映画祭が始まるので、それに合わせて公開されたんでしょう。でも、パリ市内でたった3館だけの上映。日本でも全国的に公開されていなかった様子ですが、これはフランスでは日本映画マニアにはぴったりのような感じであぁる。思ったより客数も多く、さらにのっけから爆笑が絶えませなんだ。

    ざっとあらすじをお話すると、ある片田舎(撮影は栃木県)に住む催眠治療師の夫、専業主婦だけどアニメーターに復帰しようとしている妻、内気で片思いの高校生の息子、自分の巨大な分身に悩まされる小学生の娘、元アニメーターのおじいちゃん「オジイ」という家族構成に妻と夫の弟達が絡んでそれぞれのモヤモヤを抱えた日常を描いています。最後にオジイが亡くなってみんなのモヤモヤが暖かいものに変わってゆくのですが。。。別にどうってことない日常生活を描いてるんです。

    セリフが少なくてナレーションや役者の目線が結構決め手のシーンが多く、また、どういうわけか非常にバカバカしい、いきなりなんで?!みたいな大笑いするシーンがいくつかあって、まったりしてるけどメリハリがある仕立て。笑ってて苦しくなり涙が出ちゃって困った庵主でした。

    家族みんなでまったりとお茶を飲むんですよ、縁側に座って夕焼なんぞ眺めながら。いいですね、こ〜ゆ〜の。みんな、何気においしそうにお茶飲んでるしィ。心がなごむ映画です。
    
    映画が終わってからトイレで一緒になった年配のマダムが「いい映画だったわねぇ」としみじみ言ってました。

    なんせ上映がパリ市内でたったの三館で、幸いそのうちの一館がベルシーの公園にある映画館で家からもすぐ。でも、この映画館はお初だったんです。大きな映画館で中で迷子になった。(^^ゞ 館内の表示がイマイチなんだなぁ。帰りに外に出る時もよく判らなくてウロウロしてしまいました。とほほほ。    

 

パパ様デビュ〜〜

2005.04.24


   今日ヴァチカンでは、日曜のミサで新しい教皇の公式デビューでした。サンピエトロ広場にはドイツの国旗もみられたそうですが、パパ様はドイツ語をひと言も発せず。ドイツも第二次大戦の古傷を背負っていますから、やはりドイツ人が教皇に迎えられたということは世紀の大イベントなのです。

   パパ様の興し「パパモービレ」は先のパパ様が狙撃されて以来、防弾の覆い付きでしたが、今日のパパモービレは覆いがありませんでしたね。なんでも新パパ様は非常に恥ずかしがりやさんだそうですが、「お輿での御練り」は欠かすわけにいかないのだ。(笑)とってもにこやかです。

             *************


   数日前に「ジャングル大帝レオ」が公開されてると書きましたが、「茶の味」も公開されてたのを先ほど発見。これ、日本で観た人には結構評判がいいので、幸い明日は時間があるから観に行こうかと思っています。予告フィルムでちらっと見るに、シュールなシーンもいくつかあって興味しんしん。なんでもない日常の話にいっぱい物語が詰まってそうですけど、ど〜なんでしょ?

 

メトロのリフティング

2005.04.23


    ここ1〜2年、パリのメトロはなんかしら工事したり化粧直ししたりしています。随分古くなったからな〜。現在パリ市内には1〜14号線と郊外線のRERというのが数本あり、地下鉄公団一社のみ。1号線は運行開始が1900年7月。ちなみにロンドンは1836年、NYは1868年、ブダペストは1896年ですって! 東京は大正14年に浅草−上野間着工して昭和2年に運行開始だから1927年だそうな。


    さすがに昔の木の椅子の車両はもう走っていませんが、庵主が巴里に来た頃はまだ現役でした。車両の外側が一等車が赤、二等が緑、一番前の車両にお客と一緒に車掌さんが乗っていて、ドアを閉める役目だったんです。開けるのはお客の手動式だったので、出発の確認とドアを閉める役目。車内アナウンスなどはやりません。そうそう、料金も一等、二等と二種類あったんだわ。いつからなくなったんだけか?忘れちゃった。
  
    ドアを開けるのが手動式なのは今でも変わりなく、極最新式の車両を使った路線、庵主の知る限りでは1号線と14号線だけは開閉ともに自動です。誰も乗り降りしない場合は、駅に着いてもドアは閉まったままというわけ。だから、降りたいのに誰も乗り降りせず、自分がドアのそばにいない時は、大きな声でLA PORTE!(ラ・ポルト[う〜ん、カタカナ表記じゃ全然ちがうなぁ])ドア!って叫ぶと誰かが開けてくれます。
    
    最新式車両はやはり1号線で(写真参照)、蛇腹連結で先頭からしっぽまでずゥ〜っと見渡せて歩け、先週乗った時には、ぬぁんと!車内アナウンスまであってびっくらこいた。一番新しい14号線は全自動無人路線で、車内アナウンスもあります。

    ここ数年、特に架線架け替え工事が多く、夜8時過ぎぐらいから不通にして夜間工事や、路線によっては完全に不通にしたりして2〜3ヶ月かけてやってます。他には駅の改修工事。これだと駅が閉鎖されちゃって、隣の駅まで歩かないとならない。(>_<)ま、巴里のメトロの一駅はすぐ近くだから歩けるんですけどねぇ。でも、庵主はトルビアックの駅の目の前に住んでいて、そうなると隣の駅までいつも歩くっていうのは、ちと、抵抗を感じるわけですが...それが今度の月曜から2ヶ月ちょっとそういう事態に。乗る路線によっては隣のイタリー広場まで普段から歩いてはいるんだけど、はなっから目の前の駅が使えないっつうのは、気分的に憂鬱なのだ。例えば雨が降ってたり、荷物がすごく重かったり...足だの腰だの痛かったり...(^^ゞ ねェ...

    一応期間は決まってはいるんですが、結構アバウトなことが多くて、現在二つ先のゴブランの駅が工事中で、そこが本当に今日明日で終わっていなければちょっと先に延びるわけ。昨日の様子ではどうかなぁ?って感じだったけど。(笑)    

 

先日来お騒がせの...

2005.04.22

ホテル火災とジルボーのポスター。

   日本で、なぜか大きく取り上げられていたパリのホテル火災の一件。日本のだいたいの人が、なんだか大きな観光客がいっぱい泊まっているようなホテルだと思っていたかも...。ここでもお話しましたが、裏通りの木賃宿みたいな安ホテルで、一部をパリ市が移民の宿舎というか住宅として借りていたところ。だから亡くなった人の大部分がアフリカ人だったわけです。

   出火原因が、当初は粗悪な電子レンジによるものか?なんて報道されたりしてましたが、数日前に原因が判明。おそまつなんだなぁ、これが。なんでも当日夜の宿直の受付の男性が彼女を連れ込んだ上に痴話げんかして、怒った勢いで彼女がその辺にあったものを投げつけたらしい。そうしたら運悪く近くにあったロウソクの火が燃え移って惨事に。宿直の男性はかなり重傷を負って入院中で尋問もできない状態だったのを、彼女の方がたまりかねて自首したのでした。


   もう一件ちょっとお騒がせだったのは、ここの日記でも少し触れましたが、3月初頭にフランスの洋服メーカーの広告ポスターが教会からのクレームで禁止になった話。

   ジルボーというフランス製ジーンズのブランドといえばご存知の方もあるかも。そのジルボーがダ・ヴィンチの「最後の晩餐」にヒントを得てこしらえたポスターを見て、フランスの司教会議から神への冒涜だ!けしからん!ということでポスター撤去を訴え出たのでした。そしてパリの裁判所の判決は「原画が持つキリストの受難という題材を、今回の広告写真は軽々しく扱ってキリスト教の尊厳を損なう、ということで国内で使用禁止」となりました。この判決に、あるフランスの司教は国際婦人デーと相まって、現代の女性の美しさ(見た目だけでなく行動的な面でも)を表していてちっとも問題ないと思うし、「最後の晩餐」の絵そのものは教会の持ち物ではないのに、頭がまだまだ固いとコメントしてましたがねぇ。

   さて、その問題のポスターの写真見つけたのでご覧あれ。どう思われます?
   とにかく、この騒ぎのおかげでジルボー自体は結構宣伝になって、ポスター撤去してもかなり話題づくりで成功しちゃったはず。(^^ゞ

 

春休みモード

2005.04.21

   フランスは国を三つのゾーンに分けて学校の休みを少しづつずらしています。夏やクリスマスは一緒なんだけど、その他のヴァカンスがずれるわけ。

   パリ周辺は来週から二週間春休み。だいたい復活祭の前後なんだけど今年は例年より随分遅いヴァカンスです。
   
   今年から祭日を一日減らして、高齢者のための社会福祉活動に当てるということになり、...これは二年前の酷暑で高齢者が沢山亡くなったので、老人ケアを充実しようという考え....、でも、じゃ、いつ?どの日をやめる?というのではっきりしないまま。一応、5月の聖霊降臨祭の月曜の祭日をそれに当てようということにはなったらしい。5月は祭日や連休が多いのですよ。でも、やっぱり反対の声が多い様子。
   そんなこともあってか、4月末からのヴァカンスで、5月の頭の連休を含めてややこしいのをクリアしようという意図が感じられますが、働くか働かないかだけじゃなく、例えば列車のダイヤだとか祭日割り引きだとかいろんなものに影響するわけで、面倒なことになりそうです。

   ヴァカンスの頃になると子供向け映画が封切られるのですが、昨日から「ジャングル大帝レオ」をやってます。ポスターをみて、思わず「あ、レオだぁ!」などど声を出してしまった庵主。(^^ゞ 60年代のTVアニメ、欠かさず観てましたからねェ。でも、その割にはあんまり覚えてなかったりして。   

 

ああ水曜日

2005.04.20

今週も水曜日は大忙し。

   夕方に行ったアトリエでは、ひと時、新教皇のことが話題に。今のところはそれ程評判がよくなくて。ま、最初は誰がなっても似たようなものですけどね。

   スクリプシット(カリグラフィーのアトリエ)では、毎年6月のヴァカンス前に、アトリエ開放を3日間ぐらいやって作品展やカリグラフィーグッズの販売をするのですが、ここ2〜3年は作品展に参加していなかったので、今年は再び参加することに。今年のテーマは「足跡・刻印」またはフランスの詩人「アルテュール・ランボー」。
   ランボーは昨年10月が生誕150年だったのです。なんか急にやる気が出てきたので、夕べ、早速ネットで引用句などを検索。ホント、世の中便利になったもんだ。ランボーの詩はあまり読んだことなく、ちょっと簡単に調べたり。
   「足跡・刻印」の方は中国のことわざと孔子の論語から二つ。このチョイスはたまたまなんですけどね。ことわざの方は「言葉は無である。筆は足跡を残す」というような文章だったので、これっきゃないぜィ!。孔子のは「死に際して鳥の声は悲しい。人間の臨終の言葉は徳の刻印である」(原文探さないとナぁ)というので、よく見ると、一方では人の言の葉は無であって書きしるさないと残らないと言ってるのに、孔子はその最期の言葉は徳の現われって...臨終まで待たないといけないのか?(笑)でもって、アトリエで「なんだかよく判んないじゃないね〜〜。大昔の中国人の言うことはぁ。だから相容れないんだわぁ。あははは〜〜」と庵主が言うと、フランス人がみんなゲラゲラ笑っておりました。(^^ゞ

    さあて、これからどうやってコイツを料理しようかしらん。

    その前に豚の三枚肉の叉焼いっぱい買ってきたので、腹ごしらえしようっと。ふふふ。またまたお店の人の口車に乗せられて、大漁節の庵主でしたぁ。でも、おいしいのですよ、コレ。(^_^)v お肉柔かくって皮の方がカリカリしてるんですゥ。

               *************


見つかった〜〜\(^o^)/。ネット検索おそろしや。
論語を検索して原文見つけました。なんでも論語の泰伯第八の四、

曾子言曰、鳥之将死、其鳴也哀、人之将死、其言也善

そうし、いひていわく、とりのまさにしなんとするや そのなくやかなし
ひとのまさにしなんとするや そのいふやよし

曾子が病に臥していた際に見舞った孟敬子に、曾子が言ったには「鳥が死ぬ時には、その鳴き声は哀しい。人が死ぬ時には、其の言葉は立派である」

ということでした〜〜。「その言うや善し」がフランス語に訳されると「言葉は徳の刻印」かぁ。う〜む。( ..)φメモメモ

要するに、この状況では曾子が「私が今から言うことを聞けや!」ッつうことなんですな。

 

白い煙、もうあがっちゃった〜〜。

2005.04.19

   早い! そんなに時間はかからないとは予想してたけど、こんなに早いとは思わなかったコンクラーヴェの結末。仕事から戻ってラジオのニュースをつけたら、さっきの煙は白だったんだろうか?黒だったんだろうか?曇っててはっきりしないとか、鐘が鳴らないから黒だったんだ、次に煙があがるのはもうじきです。なんて報道して騒いでました。そして...。

   白い煙です!という一声とともにサンピエトロ広場の観衆のざわめきや拍手。鐘の音が殆どかき消されちゃってスゴイ。新法王決定の合図から、誰が選ばれたのか判るまで、またちょっと時間があり、ラジオとネットニュースに釘付け状態。なんかトイレにも行けないって感じだったし、時分どき(夕方6時過ぎから7時)なのにお米も研げやしないじゃぁないか。(笑)で、さぁて発表〜となるとローマから実況で聞き入ってしまいました。またしても世紀のイベントの実体験なのだ。

   有力候補のひとりであったドイツ人のヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿が選ばれ、ベネデッティ16世(日本ではベネディクト、フランス語ではブノワ)に。中南米出身者になるんじゃないかとかなり取り沙汰されてたけれど、ま、欧州人でまた落着いたようですな。どうでしょうね〜〜、手腕のほどは。先代法王の側近中の側近だったみたいですけど、以前は結構保守的もかなり厳しいというか激しい性格だったそうで、一時期「ヴァチカンのJR」(あの「ダラス」の長男)と密かに呼ばれたいたそうな。(爆)これ、フランス人の司教が言ってました。おいおい、ダラスなんか見てたのかねェ。あははは〜〜。

   今回の一連の報道で、世の中随分変わったなぁとつくづく。だって、26年前、まづ、パウロ6世が亡くなった時はこんなに騒がなかったし、そのあとのヨハネ・パウロ1世が時間がかかったコンクラーヴェの後に就任1ヶ月で急死したのはさすが大騒動でしたが、続けざまにひっきりなしの報道じゃなかったしな。今回はコンクラーヴェの詳細までCG使った紹介フィルムだの、選挙前のセレモニーは報道カメラが入るし。庵主はテレビがなくったって、ちゃんとオンタイムで映像までネットで見られるんだから。

   新しい時代なんですよね〜。
   

 

根競べ!

2005.04.18

今日からしばらくヴァチカンで根競べですね〜〜。爆

   根競べじゃないってば。あははは〜〜。(^^ゞ 正しくはCONCLAVEコンクラーヴェです。ラテン語。本来の意味は「施錠」です。つまり枢機卿がシスティーナ礼拝堂に鍵をかけて閉じこもって世俗と一切遮断して、法王選挙をするのです。今回はちゃんと携帯電話の電波なんかの妨害装置も設置してあり、準備万端。ヴァチカン史上初めて枢機卿がコンクラーヴェの前に行うセレモニーの様子がカメラに収められて報道されてました。

現在夜の20時、第一回目の選挙結果が出ました!!煙は黒。

   枢機卿の投票数が2/3以上一致しないと法王選出にならず、そうなるまで34回?38回?繰返すのです。それでも決まらなかったら最後に選挙して過半数ということらしい。

   投票用紙を燃やして、煙突から白い煙なら決定、黒い煙なら再選挙となってるのですが、天気が悪かったりすると判別しにくいこともあるというので、今回から選出と同時に鐘を鳴らすようにしたそうです。

   だいたい慣例として最初の投票は枢機卿の年長者に投票してヨイショすることから始めるとかですよ〜〜。だから先ほどの一回目の結果は黒い煙だったわけです。

   ヨハネ・パウロ二世の時は48時間で決まったそうですが、確かその前の法王の時はすごく時間がかかったんじゃなかったっけか?そのうえ、1ヶ月ぐらいであっという間に亡くなってしまったんですよねぇ。

   ちょうどダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読んでいる庵主ですが、まさにコンクラーヴェの最中の話で、オンタイムすぎて思わずメトロの中で笑ってしまいました〜。\(^o^)/

 

巴里の黄昏

2005.04.17

   昨日のにんにく効いたみたいで、ちょっと元気になりましたが、夕べは食べすぎ。(^^ゞ

   お天気が良くなって気温もぐんと上がりました。日中、買い物に出たら、着込んでたので暑かった。でも風は冷たいです。桜は去年はすごく綺麗に散ったのに今年はあまり綺麗じゃないなぁ。どちらかというと汚い。(>_<)写真は一応撮りましたが、お見せするようなものではありませんでした。

   夜は急遽お出かけになり、近所に住む友人宅でまずはイッパイ。久しぶりにいろいろおしゃべりして、夜9時過ぎから、なんかお腹すいてきた〜〜と中華街に繰り出してお馴染みベトナム料理へ。今夜は控えめとはいえ、またまたしっかり食べてしまった感じです。

   写真は友人宅よりの眺め。夜9時です。遠くにエッフェル塔がキラキラ。向かって左が丹下健三設計のイタリー2の飾り。クリックして大きくするともう少しよく見えます。

 

お疲れモードだったんですが...

2005.04.16

    過密スケジュールの後、やっぱりお疲れモードで、頭痛いし、肩コリコリだし、ぼ〜っとしてました。外は寒いしな〜〜。なんでも山間は大雪になっちゃって、列車や高速道路がマヒ。フランスの一部ではこの週末から学校が春休みで、ヴァカンスの出発日と重なってしまった様子です。パリは10度ぐらいしかありません。朝晩はもっと寒い〜〜。

    これじゃ気合も入らないのだ。それでボケボケしていたら、夕方6時半ごろリヤンから電話があり、気分転換にご飯を食べようというので、待ってました!とばかり元気を出して出かけた庵主。今夜は中国人が経営する朝鮮料理屋さん。あやしい。(笑)なんでも開店したばかりとか。経営者はマダムが実は中国に住む極少朝鮮民族の出身でオペラ歌手、ご主人は中国人(多分満州出身)でパリの大きな病院の外科医、その上、反日運動だっていとわない傾向だというお印付き。料理人は福建省出身、働いてる若い人たちは東北(もと満州)出身、お客の大半が中国人、という、今のご時世に日本人である庵主にとってはかなり微妙な条件が揃っている場所でした〜〜。あははは。

    ま、リヤンがよく知っている人たちなので、なかなか居心地よく、感じも良く、すごく美味しくってお腹がはちきれんばかりになって無事帰宅いたしました。(毒を盛られたり石を投げられることもなかったぁ)お店で働いている女の子はピアニストで、ただ今音楽学校にて修行中。時々お店のピアノ演奏もしていて、クラッシクを弾いてたのに、最後には「天空の城ラピュタ」の歌の曲を弾いてくれました。みんな宮崎アニメのファンだそうで...。

    お腹くるし〜〜〜ィ。だってぇ、鯉のから揚げのあんかけなんか、頭までバリバリ食べちゃったんです。リヤンは、最初はつつましげにつついてたんですが、そのうち、頭は二つに割って中をほじるのよ!とスゴイスゴイ。爆 海老だって皮も頭も健康にいいのだ!とな〜んにも残さずペロリとやってしまいました。フランス人に見られなくてよかった。(^^ゞ にんにくもボリボリ食べちゃって、お疲れモード吹っ飛んでマ〜ス。

    デジカメ持ってなかったので、ピラニアのような食べっぷりの証拠写真はございません。悪しからず。

    ま、夜桜の見納めでもぉ。

    

 

ふゥ〜〜金曜だぁ...

2005.04.15

    やれやれやっと金曜日。今日も過密スケジュールでちかれた〜〜。でも、「まるごとバナナ」買ってきたので(^_^)v。(笑)これにイチゴを合わせて食べました〜。一昨日、果物屋のオニイサンの口車に乗って、イチゴ1kg買っちゃった庵主です。だからせっせと食べないとぉという訳でして、「まるごとバナナ」にイチゴを加えて食べたら絶対おいしいに決まっている!と機を狙っていたのでありました。あははは〜〜。

    今朝は早くから銀行へ。支店長さんとアポイントメント。ありゃ、めずらしや、なんだろ?と面倒だなぁなんて思ってたのですが。。。なんでも最近赴任したとかで、顧客と蜜に連絡したいという意向でした。それでちょっと契約変更したりなんたり。ま、それはイイとして、息子さんが日本に留学したり仕事で行き来したりで日本語しゃべれるそうな。先日の千葉の地震の時も東京にいたらしい。そんなこともあって、親日家っぽい語り口で日本の銀行事情も詳しかった。これからは連絡を頻繁にしあいましょう、次は3ヶ月後に補助年金の件でいかがです?だってぇ。はいはい。(笑)ま、庵主が比較的好意を感じたのは、何も親日家風だからではなく、「あなたフランス語お上手ですね」とか「いつ頃からお住まいですか」という聞き飽きた常套句が全く出ず、実にスマートな感じだったのでした。だから3ヶ月後に連絡あったらちゃんと行くぞ〜〜〜。(笑)ちなみに、日本と違ってティッシュもオマケも出ないです。家にも来てくれないしな。

    そんなこんなで、今朝はゆっくりニュースも聞いておらず、ホテル火災があったことだけで詳細はレッスンに行ったお宅で伺ったり、家に戻ってからニュースをチェックしたりでした。日本でもニュースになってたなんて。火事現場はホテルとは名ばかりの裏通りの安ホテルなんです。それもパリ市が移民のために一部借りてるところで、従って死傷者の大半がアフリカ人だったみたい。建物や設備自体恐らく粗悪なところだったに違いなく、そういうところに移民の施設を設けるなんて、という声も出ています。場所はオペラ座(古いほう)の北のデパート街の裏の細い通りで消火作業がてこずったんじゃないかな。32年ぶりのパリ市内での大火事だそうです。
  
    あ、あと今日はモナコのレニエ3世のお葬式でした。ネットのニュースの見出しに、まづ「米女優グレース・ケリーの夫」ってなっていて、おいおい、一国の元首の葬儀だぜィ、こりゃ副題だろがぁ〜〜〜。失敬な。

    八重桜は随分散ってきました。昨日から雨が時々降って風が冷たい!明日、買い物がてら中華街の桜吹雪でも見に行ってこよう〜っと。

 

桜ばかりが花じゃない

2005.04.14


   パリの八重桜は満開も峠を越え始めました。ちょっとお天気が崩れて寒くなったので、散るのが少し遅れているような気がしてます。パリ近郊のソー公園の八重桜はそろそろ咲きそろってきてるみたい。今週末は日本人の花見でさぞかし賑わうだろうな〜。
   やっぱり日本人は寄ると必ず桜の話。(笑)今日もレッスンの時にどこそこのが綺麗だとか、ソー公園の見ごろは、とか話題に。フランス人じゃ、こんなにみんなで熱心になる季節感のある話題って。。。キノコとか、やっぱりワインかなぁ、それと牡蠣。食べたり飲んだりするものばかりだわ。(笑)

   先日、近所で花見三昧の時に、こんなつつじを見かけました。薄い紫色。珍しいなぁとパチリ。ネットでいろいろ調べてみたのですが、どうやらブルーダイヤモンドとかいう種類のようです。違うかな?

   リラも少しだけ咲き始めているし、藤の花もそろそろだし、こういういわゆる藤色の花のシーズン到来が待ち遠しいな。まだちょっと寒い...。藤が咲いたら、今年はモンスーリ公園近くのあの藤屋敷に絶対行かねば。

 

ちかれたびィ〜〜。

2005.04.13

   週の真ん中に当たる水曜日は、本来、体力や思考力が一番劣っている日。と、そういう理由でフランスの幼稚園や小学校は休みなのだ。昔はそういって木曜だったのが、統計の結果やはり水曜日となったらしい。

   月曜は週初めで冴えない、火曜はまだ一週間始まったばかりと思うし、水曜にはもう疲れちゃって週末恋しい。木曜はあとひと踏ん張りとちょっと元気になり、金曜は殆ど週末気分でルンルン、週末爆発して、また月曜はシュ〜〜ンといった繰り返しが、一応万国共通の方程式のようになってます。

   ああ、それぇなのに、それなのにィ♪

   庵主はこのところ水曜が一番キツイスケジュール。(^^ゞ なぜならば、あちこちレッスンに移動した後、夕方、カリグラフィーのアトリエに行って、ちゃんと自分のためにお勉強。やはりいろんな人の書くものを見たり、話たりすると刺激になるし断然インスピレーションも違ってくるのだ。少し活性化しないと。

   桜、まだ大丈夫。あちこちにポツポツあって、目を楽しませてくれます。↓これはうちの近所の別の公園。

    

 

正解および当選者発表〜〜〜\(^o^)/

2005.04.12

たくさんのご応募ありがとうございました〜〜。

う〜む。
庵主の予想に反してBが難問だったようで...ヒントはあれ以上出すともうそのまんまみたいな感じになってしまうので、大きさも言えずゥ...

では、正解の発表!!

Aは簡易腰掛(ベンチ)で〜す。

王様は恐らく浮浪者が寝っころがれないようにというコメント付きで、庵主もそう思いましたぁ。でも真偽の程は。。。必ずあるわけじゃないので。

それに、背の低い庵主には荷物起きのほうがいい。だって、高すぎて手前の棒にお尻乗っからないんですよ。(^^ゞ寄りかかると尾てい骨に当たってしまうのだ。 
日本でもあるみたいですね。スカートがずるずるしちゃうという報告もありましたぁ。どっちみち、あんまり心地良くないかも。(笑)
自転車たてかけるっていう回答も結構ありましたね〜。自転車乗る人はメトロあんまり乗らないぞ〜〜。まっしいさんのいう駅員さんだったら、ホームには多分置かないじょ〜〜。

さてお次は難題のB。
へへへ(^^ゞ。 ペン軸(ペンホルダー)どぇ〜〜〜す。
ね、これないと、字が書けないから商売あがったりなんですよぉ。写真を参照してくださ〜い。

ペンや筆を削ったり、インクや絵具を混ぜたり絞ったり、とかなり近い(?)回答がありましたが、非常に惜しい回答も。

でもって、正解者はみつ豆さん、王様、なみさん、文さん、コロンさんの5名でした。パチパチパチ。

プレゼントの当選者ですが、アミダで決めました。
但し、文さんはあみゃいものダメなので、正解の場合は別のものをプレゼントすることになってましたので、彼女ははずして残り4名で競って頂く事に。

そ〜なるとおひとりハズレになって気の毒なので、やはりシークレットをお出しすることに致しました。まだ詳細未定。

見えるかな?写真?アミダくじの結果は!

貝型がなみさん、オマール海老型がみつ豆さん、魚型がコロンさん
以上お三方、おめでとうございました〜〜〜。\(^o^)/

近日中にお送りします。

従って文さんと王様にはシークレットプレセント。しばらくお待ちくださいね〜〜。

皆様、これからも当庵サイトを宜しくお引き立てくださいますよう。

 

東京が??

2005.04.11


   今朝は幸いラジオのニュースよりネットめぐりで地震情報が入っていたので良かった。と、いうのは、こちらのニュースでは「東京で大地震」って言ってるんですよ。ラジオを先に聴いてたらぶったまげるところだった。それも大地震なんて言うしぃ。しかし、スマトラでも同じ頃に同じような規模の地震があったとかで、こちらは詳細不明。「東京」は火災も死者もなく、交通機関が多少マヒしたのみで大きな被害はありません、とそっけない。ま、大事に至らず良かったけど。東京郊外と言ってくれればいいのに、まるで東京の中心が震源地だったみたいな言い方だからなぁ。ま、一応千葉県にある成田空港は「新東京国際空港」ですけどね。千葉方面にお住まいの方々、お見舞い申し上げます。

   ここ数日お騒がせなニュースにモナコがまたもや呪われた王室で、カロリーヌの3番目の夫が入院絶対安静。この方、ドイツのプリンスですけど、夜の帝王みたいな人なので遊びまくってて体に相当ボロがきてるんです。(>_<) レニエ公の葬儀は今度の金曜日。大丈夫なんでしょうかねぇ。

   チャールズ皇太子の再婚なんか騒いだのはその日だけで、影が薄い。(笑)

   そしてもう一つ、かなり取り上げられてるのが、中国における反日運動の件。
   フランスは戦争中ドイツに占領されていたので、立場として中国の気持ちはよく判る。でも、今のドイツやドイツ人に対しては昔とは無関係なんだからと、今のドイツに対しては感情をむき出しになんかしてない。
   昨年、ノルマンディー作戦60周年でドイツの首相を招いて、そこで公に謝罪されたので、日本にもそうして早く話を解決して欲しいといった雰囲気が報道なんかを通して感じます。
   でも中国の印象が悪くなってるのは確か。オリンピック、大丈夫かしらね、こんなことしてて。去年の夏のサッカーの時だってそうだったしなぁ。爆弾に比べたら水や石ころなんかぶつけたってたいしたことないって、若い子が言ってたのは何かかなり勘違いしてると思った庵主でした。

   う〜む。日本の戦後教育と近隣国のそれとの大差丸出し。こういうことは今回の騒動の補佐としてニュースに加わらないから、ただただ日本人は昔のことはすっからかんに忘れる悪者のレッテルを貼られてるわけなのだ。

   中華街で石を投げられないようにしないと...。ここにいる人たちはインドシナ系だし長きに渡っての移民も多いから、そこまでにはならないと思うけどねェ。

   ま、この騒動の裏には陰で糸引く何かがありますね、きっと。

 

ヒントよ、もう一度〜〜。

2005.04.10

意外に難題のようなB。ふふふ。

さて、ヒントをもう一度復習しましょ〜〜。

Aは地下鉄駅構内やホームにあり、高さは1m弱です。なんか日本にもあるみたいですね〜〜。

Bはこれがないと庵主は飯が食えないと言ったら、食べ物関係かと思った方が多い様子。「飯が食えない」とは、おまんまの食いあげ、商売あがったりの意味ですよ〜〜。ふふふ。

ということで、〆切りまで訂正受付ま〜〜す!!


                  ***************


  相変わらず寒い巴里ですが、今朝は8:30からパリ・マラソンでした。シャンゼリゼがスタート。今日は庵主は月に一度のシャンゼリゼ詣の日だったのですが、午後2時近くでもまだマラソン関係の人がぱらぱら残っておりました。

  今日はデジカメはいらないなぁ、と思いきや、大失敗。(>_<)あの巨大バッグが模様替えしていたのだ。白地にカラフルなロゴの柄じゃなくて、定番の茶色地にきゃわいいサクランボちゃんの柄。お目メとお口がついてるサクランボちゃんです。家に戻って検索したら、これでした。
       ↓
    http://www.louisvuitton.com/ja/index.jhtml#

このページのモノグラム・チェリーをクリックすると商品案内がみられます。きゃわいい路線なのかな?最近は。(笑)


    昨日、日本のTV局の動画ニュースを見ていたら、ぬぁんと庵主の実家付近で連続放火事件があったというではないか!!あわてて姉にメールしたら、「そんなの知りません」という返事が来た〜〜。(爆)でも管轄の警察から直接メールでいろいろ情報を得られるシステムに登録をしたところらしい。

    よく「パリでこんなことがあったんですねェ?」なんてメールや書き込みがあっても、庵主は????のことがよくあるので、その逆のパターンでした。おかしな現象です。(^^ゞ

    今日の写真は中華街の遊歩道。去年と同じところですが、光の具合でかなり印象違います。ちょっと曇ってるのと、こんな明るくても夜の7時過ぎです。

 

なんなんだぁ!?

2005.04.09

ということで、クイズのヒントをば〜。

Aは地下鉄駅構内にあるもの。日本にもひょっとしたらあるんじゃないかと思ったけど...ないのかな、やっぱり?

Bは庵主が切ってもきれないもの、つまり必要不可欠なものです。
これないと、メシが食えないのだ。

今日は夕方お花見を予定してます。
後ほどそれは改めてUPしますね。

                **************

   二月の陽気に戻っちゃいました。それでも巴里は朝晩2〜3度あるみたいだけど、マイナスになってるところもいっぱい。日中でも巴里は9度です今日は陽が時々差してましたが風がつめた〜〜い。(>_<) うっへぇ。やっぱり何時までも仕舞えない冬のコートにホカロン貼って、帽子は被らなかったら耳が痛くなっちゃった。

   日本と違って一直線にたぁくさん桜が植わっているところが滅多にないので、なかなかいい具合の写真アングルがなく、ぶゥぶゥ。まづはゴブラン裏の公園にてミーコちゃんの撮影会、銀杏の雄花、雌花も観賞して、鶉ヶ丘(ビュット・オ・カイユ)地区へ。途中も小さな公園の八重桜がこんもり。そして蜂蜜屋さんによってちょっと買い物、またまた別の公園で花見。それから中華街方面へ。今日のメインは実は中華街の遊歩道でした。ここは割りと直線コースに桜が並んでるのです。L字型の遊歩道に沢山植わってます。去年はすごく綺麗だったんだけど、急に寒くなって縮こまっている感じ。100%満開じゃなくつぼみや開きかかりもまだまだ残ってました。

   お夕飯は中華街でベトナム料理を食べて、その後、また遊歩道に戻って夜桜見物。手ぶれしちゃってなかなか上手く写真が撮れず。フラッシュたかないで街灯だけで撮ったのは、いかにも夜桜で妖しい雰囲気です。
   美しい桜の木の下には死体が埋っている.....って気分かも。

 

当庵サイト二周年でござりまするゥ。

2005.04.08

え〜〜〜。

   皆様のご愛顧のおかげをもちまして、当庵サイトは無事に二周年を迎えることができました。二周年に当たって、皆様からお祝いのメッセージを頂きまして、心から御礼申し上げるしだいでございます。

   このところ「今月の一枚」の更新をすっかり怠っておりまして、お恥ずかしい。(^^ゞ 「今月」という表題を変えないとダメだ!とお叱りを受けたりもしておりますが、なんかそのまんまなのです。スミマセン。時間が経つのが早くって、行動がちっとも追いついていない。(>_<) ご勘弁を!

   その代わりと言ってはナンですが、日記はほとんど毎日更新してますゥ。サイトで日記を付けるまでは、子供の頃から日記は三日坊主だったのですが、どういうわけかちゃんと続いてます。写真も最初は恥ずかしくて撮れなかったりでしたが、今じゃ、メトロのホームだって撮っちゃうぐらいですからねェ。爆

さて、前置きが長くなっちゃったぁ〜〜。
お待たせしました!二周年記念クイズで〜〜〜す!!!

   昨年は質問攻めで皆様にご苦労をおかけしましたが(笑)、今年は下の写真のこれなんだ? 写真にあるAとBはなんでしょう?

   この前、日記で多分当たらないんじゃないか?と出した写真は正解者が直ぐ出てしまったので、庵主の難度に関する判断は不確かですが、今回はどうかなぁ?まづはヒント無しです。様子によっては後でヒント出るかも?

   回答はBBSでもメールでも。メールは「記念クイズ」という件名を付けてお送りください。なんせ、変なメールが大漁節なので間違って一緒に削除してしまうといけないので、お手数ですがお願いします。

締め切りは日本時間で12日いっぱいです。
正解者およびプレゼント当選者はこの日記にて13日発表いたします。

皆様の回答、お待ちしておりマ〜ス。(^_^)v

 

花冷え

2005.04.07

   雨が時々ポツポツ降ったり日が差したり。風が結構強くて冷たいです。桜、だいじょうぶかなぁ〜? こういう桜の時分に寒くなるのを「花冷え」といい、俳句では春の季語になっています。今日はまさにそんな感じ。

   明日はいよいよローマ法王の葬儀で、ローマはスゴイことになっているらしい。世界中から人が押し寄せて、ヴァチカンに入れないようなことに。ローマから20kmぐらい離れた大学都市付近に急遽臨時の宿泊所と大型スクリーンを設けて対処に当たる予定らしいけど...。
   モナコのレーニエ公も亡くなって来週葬儀。あさっての土曜日はチャールズ皇太子の結婚と、ビッグニュース続発のヨーロッパです。パリ・マッチ誌の編集部ではどれをどうやって取り上げるかが悩みの種らしい。どっちみち、どれをとっても特集号として引けをとらないし、売り上げ倍増ですね。今までで一番売り上げ冊数が多かったのはミッテラン大統領が亡くなった時だったそうな。イギリスではタブロイド紙が大賑わいでしょうねぇ。

                **************

   さてさて、明日はいよいよこのサイトの二周年です!皆様の日頃のご愛顧に感謝!! そこで記念のプレゼント付きクイズを行います。クイズは明日の日記にて。
今日は先にプレゼント見せちゃうぞ〜〜。\(^o^)/

   先日お話した「四月の魚」(ポワソン・ダヴリル)のチョコレートどぇ〜〜〜す。オマール海老、帆立貝、魚の三種類取り揃えましたので、クイズ正解者の中から3名様に抽選でプレゼントいたします。ふるってご応募くださいませ。
有名店のではありませぬ。念のため。(笑)うちの近所のパン屋さんのでそこのお店の手造りです。
中にはさらに小さいチョコや卵型のお菓子が入っていますよぉ。

では、明日のクイズをお楽しみに〜。

 

判じ物

2005.04.06


   久しぶりに庵主自身がアトリエでお勉強。メロヴィンガ王朝時代(481年 - 751年)の書体です。これは知らないと判読難解なのだ。おまけに続け文字がやたらに多い。さらに、現代文をこの書体で書こうとすると、無い文字や綴りもあって一苦労。それでちょっと苦心していたのです。そういう時は前後の時代の書体などを参考に自分で創作しちゃうのだけど、それには資料が沢山必要。だから古い文献や資料に鼻突っ込んでいろいろと調べものしたのでした。ちょっと面白いのは、ラテン語だけど、それを普通のアルファベットに読み下しと、その逆に読み下したものをメロヴィンガ書体に直してみる、というもの。まるで判じ物ですがな。(^^ゞこういうの、嫌いじゃないのだ。万葉仮名読めなくても、メロヴィンガ書体は読める庵主です。(爆)

   桜は八重桜が着々と開花中。今週末なんかお天気良いといいなだけどなぁ。今日も、桜が何本か植わっている公園でプチお花見。薄めの桜色のきれいな八重でした。デジカメ持ってなかった。(T_T)
   ま、桜の写真はいっぱいあるので、また植物公園にあった桜ですがもう一枚。  

 

山桜

2005.04.05


   先日の「白妙」のそばに、二本種類の違う桜が植わってました。どれもかなり開花していてうっとり。(^_^)v 荒川堤の昔日の五色桜じゃありませんが、三色桜ってところですねェ。

   植物園なのでちゃんと苗札があったのですが、なんせラテン語の学名。(^^ゞ ネットで検索してみました。PRUNUS SPONTANEAという山桜の種類で、さらにそれぞれ名前が付いてます。「白妙」も同じくPRUNUS SPONTANEAでSHIROTAE JAPONとなってました。今日の写真の桜は濃いほうで特別名前はないようです。クマンバチが蜜をせわしなく吸ってました。

                 *************

   さてさて、今度の金曜日8日はローマのパパ様のお葬式ですが、そのためにチャールズ皇太子は結婚式を翌日に延期。だって、主要な招待客はお葬式行っちゃうもんねェ。自分も参列するんかしら?よっぽど不運な皇太子なんだな、彼は。と、ラジオで盛んに話題になっておりました。

   そして、さらに、4月8日は花まつりであり、当サイトの開設記念日でござぁ〜い。今度で二周年。それを記念して簡単なクイズ(去年ほど出題しません!笑)と記念品を用意する予定です。詳細未定。   

 

馬鹿と魚の関係は?

2005.04.04

    「白妙」とローマのパパ様ご帰天で、なぜ「四月馬鹿」がフランスでは「四月の魚(POISSON D'AVRILポワソン・ダヴリル)」というのか?というお話が宙に浮いておりました。(^^ゞ

    ぶっちゃけた話、何でなのかはっきりしていないんです。(爆)でも、一応定説っぽいものがあるので、ご紹介しましょう。

    昔、ヨーロッパでは3月25日が新年に当たっていて、4月1日までは春の祭りの期間だったようです。自然の動きに合わせて暦を制定するというのは、万国共通だったわけですねェ。ところが、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用したため、4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎをするようになったのがエイプリルフールの始まりだとか。そうか、エイプリル・フール自体がフランス生まれだったわけ。( ..)φメモメモ

    で、なんで魚が登場したのかというと、これには諸説あって真偽の程が定かでないのですが。。。

    まづは占星術のうお座と関連があるとか、時期的に復活祭前の四旬節に当たる場合は、肉食を絶って魚食いになるのでその影響だとか、この時期は魚が産卵期に入って漁が禁止になることから、釣りをしたくてウズウズしている人をからかうために、河にニシンを投げ込んだとか。(ニシンって淡水でも大丈夫なのか?)

    で、いつの頃からか、絵に描いた魚を人の背中に貼り付けたりして楽しむようになったのでした。最近、とんと見かけないなぁ。だいたい復活祭のヴァカンスだったりするから、謝肉祭の生卵や小麦粉投げつけるのと同様、学校が休みで四月の魚で騒いでいる子供達を見かけないのだ。

    日本には大正期にエイプリルフールの習慣が取り入れられたそうです。

    と、まぁ、ざっとこんな具合で〜す。

    フランスでは復活祭のチョコと四月の魚のチョコが一斉にパン屋さんやお菓子屋さんに並びます。大きな魚型のチョコの中に、小さな魚介類型のチョコが詰まっています。貝やオマールなんかの型のもあります。

    そうそう。もう直ぐ当庵サイトが二周年を向かえまぁす!!4月8日です。なんかまたクイズ出さなくっちゃな〜〜。クイズはこれから考えるとして(笑)、プレゼントはこの「四月の魚」チョコをどうかな...。セロファンがかかっててよく見えないけどぉ。こんなチョコ。↓
  

    

   

 

手が真っ青...

2005.04.03

   夕べからダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読み出した庵主。従って遅くまでというか、日本なら夜が明けかけてくるくらいの時間に寝たのでした。しかぁし、おかしな夢を見たり、電話があったりで、まだじゅうぶんに朝と言える時間には起きてしまった。

   腰は随分よくなってきたので、そろそろ真面目に掃除しないとなぁと思いつつも、洗濯だけでおしまい。(笑)レッスン用のいろんな用意をしようと仕事始めたら、青いインクの蓋が閉まっていなくて、こぼしてしまった。どんくさ〜い。(>_<) おかげで手が真っ青。ぶぶっ。

   今日はやることいっぱいあって、昼寝する間もないままに夜も遅くなってしまいました。やれやれ。でも、途中、しっかりネットで桜のこと調べたりして...(^^ゞ 「白妙」って本当にあるのかしら?とちょいと不安だったものですからぁ。

   ちゃんとありました!なんでも白い八重桜の代表、女王様格らしい。日本での開花はだいたい4月中旬だそうで、こっちは緯度は高くても早いな。大木系らしく、植物公園のあの枝ぶりに納得。さらに、昔は東京の荒川の土手にも沢山あったことが判明。江戸時代からかなり桜に思い入れのあった日本人、荒川には五色桜といって、白、桜色の濃いの薄いの、黄色、紫といろんな色の桜を植えて鑑賞していたそうです。すでに絶滅してしまった品種もあります。「白妙」は東京では新宿御苑にあるそうです。他にも全国あちこちにある様子で写真がいくつか載ってました。

   夕方、中華街の八重桜の状態を見に買い物がてら出かけてみたら、少しづつ開花。よし!今週の天気しだいですね。明日はパリは19度だっていうし(びっくり!)、次の週末なんか良い感じかも。そうなるとゴブランの裏側の公園にも行かないとなぁ。

   異国で桜を見ると、なんかじ〜んと来るんですよぉ。郷愁そそられる。さらに亡くなった人のこととか、あ、今年の桜はあの人は見られなかったんだなぁとか、なぜか思います。

 

パパさまご帰天

2005.04.02

   今日は分刻みでローマ法王の病状の報道。次のヴァチカンの公式発表は何時です、とお知らせも入って、庵主は結局殆ど一日中ラジオのニュース局を聞きっぱなし。パリのモスケでさえも、パパ様のためにお祈りしていたとか。

   夕方の発表が何回か延期されて、時々意識不明になるけど話しかければ返事があり、危篤状態ではないとの必死の報道でしたが、夕方6時半過ぎぐらいから高熱状態となり、夜の9時37分に亡くなったとの発表がありました。そのニュースを伝える女性アナウンサーの声が詰まってしまって、こちらもびっくり。今夜は巴里のノートルダムもずっとお祈りのために開放されるそうです。

   以前にも日記で書きましたが、庵主はヨハネ・パウロ二世が法王に就任してすぐにパリを訪問した時、若者の集いの会場の目の前に住んでいて、車で通るのを見に行ったついでに会場に入ってしまったことがありました。その時、当時のパリの司教が、「新しい法王は神様が使わしたスポーツマンです!」と紹介して会場(サッカー場でした)が沸き立ったことを思い出しました。本当にその言葉そのもので、銃弾に倒れても、パーキンソン病を患っても、世界中を飛び回ることを最期まで止まなかったわけです。
  
   庵主の母校の母体である修道院の設立者は18世紀のフランス人の神父様なのですが、数年前に福者という聖人に順ずる認定を受けたことで、庵主はヴァチカンの式典に赴くことになり、その際にも法王の謁見や祝福を得る機会がありました。だから信者でもないのに何かとご縁(これは仏教用語だけど(^^ゞ)があったのです。その時の熱狂的な周囲の様子は、昔のビートルズや今のヨンさまの比じゃなかったですよ〜。あのカリスマ性、祈りの声、若者を導くパワー。いったい次の法王はどんな人がなるのでしょうか。。。


              ***************

   ↓「白妙」第二段。張り出した枝の下に入り込んでみると、そこは不思議な白い空間。すっぽり入ることができます。空が見えないほどにぎっしり花が咲いていて、その下を枝が上下左右に張りめぐらされていました。桜の木が息をしてるって感じがひしひしと伝わって、桜色じゃないから余計「無」の状態で魂を吸い取られるよう。長くい続ける勇気がなかった庵主です。

 

四月の魚 ポワソン・ダヴリル

2005.04.01

   今日はエイプリル・フール。フランスではポワソン・ダヴリル(四月の魚)といいます。なぜそうなのかっていうと。。。忘れた。(^^ゞ 今夜は遅いから今度調べなおします。 
   以前は背中に絵に描いた魚を貼り付けたまま歩いてる人とか見かけたけど、とんと見なくなったなぁ。イースターと合わせて、魚の形のチョコがお菓子屋さんやパン屋さんに並びます。
それから、国営放送であるにもかかわらず、テレビやラジオ、新聞なんかでもエイプリル・フールの冗談やってたんですが、それも最近あまりやらなくなってきたな。ヴェルサイユ宮殿が売り出されたなんていう話もあったんですよ〜。爆 で、今朝のラジオで最近はあんまりやらないという話題になっったら、何でもアルザスではやったらしい。それは、コウノトリを使ってフォアグラ作りに成功、これからはコウノトリのフォアグラを食べましょう〜というもの。がははは〜〜〜。コウノトリはアルザス地方のシンボルで、さらに絶滅危機種なので殺生及び食べるなんてあり得ないことなんです。

               ***********

   午後は久しぶりに仕事が入っていなかったので、ちょっと疲れてたけど家にいると寝ちゃうから、とT子ちゃんを誘って植物公園にお花見に。この公園には名物の大きな桜が一本あるのです。背はそんな高くないけど、枝が横に張り出していて地面を這うように伸びてます。今日、しっかり名札を確認したら、日本産の「白妙」という品種でした。その名の通り、真っ白な桜。今がちょうどほぼ満開。「危険ですから枝に登らないでください」という注意書き付き、幹の周囲に策がめぐらせてあります。写真い〜っぱい撮っちゃった。まづは全体像から。少しづつご紹介しますね。

   猪やっこさんがBBSにカキコしていたように、今日はレスリー・チャンの三回忌でした。あの日はまさにエイプリル・フールかと思った庵主。明日はのんびり彼の映画でもDVDで観ようかな...

 


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