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2004年12月の鵞毛庵日記

フランス式大晦日

2004.12.31


いよいよ大晦日。
フランスではサン・シルヴェストゥルといいます。12月31日は聖シルヴェスターの日なのです。

一般的には生牡蠣、フォアグラ、スモークサーモンに、他に何か御馳走で、12時に合わせてシャンペン開けて(その前からだけどぉ)、おめでと〜〜〜\(^o^)/という感じ。そして朝までひたすらしゃべったり食べたり飲んだり踊ったり。

だいたい毎年おせち料理を作るので、31日のパーティーに出かけるのはご遠慮がちだったのですが、今年は、ま、たまにはいいじゃん!ってな具合で台湾人の友人達の誘いに乗った庵主でした。9時始まり。だって夜が長いですからね。爆

食べ物は用意するから飲み物持ってきてとのことで、庵主はシャンペン持参。人数も多そうだし、あり過ぎてこまるっつうこたぁないのだ。(^_^)v

ここ数年、大晦日の晩はメトロがタダな上にラインによっては終夜運転。これで夜中のヨッパライのカーチェイスに巻き込まれる心配は解消。(笑) メトロはすでに9時の段階でタダでした。改札の切符入れるところに、無造作に「無料です!」って書いた紙切れがセロテープで貼り付けてありました。あははは。こういうとこ、非常に人間臭いやり方なのね。ストもよくするけど、こういうこともあるから、憎みきれないパリのメトロ。

今夜の行き先はパリは12区、ナシオン付近で、フランス人の写真家のアトリエ兼自宅でのパーティー。台湾人の友人たちが料理担当。ご馳走は、立食形式。パパイヤと海老にモヤシなんかのさっぱりサラダ、牛のすね肉のロースト、鶏の蒸したの、セロリの海鮮煮込み、ビーフン、ピーマンと鶏肉の焼き鳥風串焼き、ゆで卵の五香味煮...。写真、撮りそこないました。(^^ゞ 食前酒はサングリアとつまみにフォアグラも。

で12時とともにシャンペンをぽ〜〜〜〜んッと。グラスの数分ひとがおりました。21人だったかなぁ?

イタリー広場からいい気分で歩いて家に戻ったの朝の五時半ちかく。へへへへ〜〜〜。でも、メトロも道も人の多いこと多いこと。

 

いよいよ押し迫って参りました。

2004.12.30

    やっぱり押し迫って、なんとなく気分がセワシナイ。今日も映画はお預けとなってしまった。外は暗くて雨っぽく、大掃除向きの日ではなかったけど、昨日の続きを。寝室の方を少し片付けて、「気」の通りを改善。寝る前に本をよく読むので、ベッドの周辺にはいろんな本が散らばっておりました。(^^ゞ しかし、これがいけなかった。まだ読んでない本なんかに目を通しちゃったりして。笑 司馬遼太郎のあちこちに書いたエッセイを文庫にまとめたものを先日入手。短いのは3〜4ページぐらいのもあって、そんなのをパラパラ。井伏鱒二や池波正太郎のこと、落語家の米朝のことなど書いてあるところに目を通した。それぞれの人柄や特徴が簡潔に書かれていて、さすがだな、なぁんて関心している間に、外は早、暗くなってました。

    明日は久しぶりに年越しパーティーに出かけるので、思い切っておせち料理を放棄。いつもは元旦に人を呼んでおせちを囲んでだったのだけど、たまにはフランス式に大晦日夜明かしして騒ぐのもいいか、ということで手を打ちました。なんと楽なことか。笑 一応お雑煮ぐらいは作って食べる予定だけど。

    最近は大晦日の晩はメトロもラインによっては24時間運転しているらしいので、出かけるのも気が楽です。昔はタクシー捕まえるのに時間がエラクかかって、車がないと出るのが億劫だったのだ。それにみんな酔っ払ってて修羅場なのだ。飲酒運転にちょっとは厳しくなってきたから、今年はきっと規制が厳重と思うけど、どうかな?

    昼間、クリスマスバージョンだったマニュキアを落として、明日はどうすんべぇと考えていたら、なんとグッドタイミング!てんてつさんからネイルが届いたのだ!!\(^o^)/ お嬢さんがネイルアートをやっていて、綺麗な付け爪が3種類も。おおおお〜〜〜〜。さっそく明日付けてお出かけするのだ。るんるんるん。    

 

ネットの動画ニュース

2004.12.29

    東京近辺は雪が降ったとか。珍しいですね、年内の雪。こちらはあれきり雪にはなっていません。それ程寒さも厳しくないような。。。って慣れちゃって余り感じないのかも。

    大掃除は遅々として進まず。笑 掃除の進み具合によっては、例の「呪怨」のハリウッド版を観に行こうかと思ってたのだけど、や〜めた。今日から公開なのです。ふふふ。明日は行くぞ〜〜〜。


              *************

    津波のニュースをネットで見ながら、日仏の報道の仕方の違いが手に取るように判った。津波そのものの報道は日本のほうが詳しい。海水の色が変ったの、そのメカニスムだの、震源地と被害の関係など写真や図面で紹介しているけど、フランスではそういうのはかなり専門的なことなので(笑)普通のニュースではやらないのだ。フランス人も死者や行方不明がすごく多いのだけど、日本のようにいちいち個人の名前を出したり、ましてや家族の取材なんか一切しない。あくまでもプライバシーですから、そういうところは日本と全然違うのだ。怪我もなく何とか無事にフランスに帰ってきた人たちを飛行場で取材したぐらい。それに比べると、日本は誰それの両親だ、家族だって、その心痛におかまいなくカメラがくっついてインタビューしたり、コメントを取ったりである。フランスでは現地の様子を比較的一般的な目で追って報道しており、映像も全然違う。遺体の傷みも激しく、伝染病などが発生する危険もあるため、遺体の処理が始まっている様子、宗教別に埋葬したり、荼毘にふしたり、仮の礼拝堂など設置して現地の人たちは大変そうでした。

    今回、時期も時期だし、プーケットやモルディヴにはフランスだけでなく世界中の各界の有名人達がヴァカンスで滞在していて、中には行方不明や死亡した人も。フランス人が多く滞在していたバンガローやホテルは壁だけ残してほぼ全滅とか。

    クリスマスの時に、インドネシアはテロの心配があるから当分行かない方が、なんて話してたばかりなんだけど、まさか、こんなことになるとは思ってなかったなぁ。

    

 

水がないと生きていけないけど、水は怖いのだ。

2004.12.28

    いや〜〜〜、スゴイですね、津波。テレビないままの生活をしているので、ネットの動画ニュースで見ましたが(いや、これも便利になったもんだわい)、うぉおおおお゛〜〜〜〜という具合に高波が。。。

    今回は震源もかなり浅かったそうで、余計に津波がひどかったらしい。それよりも何よりも、津波警報がでていなかった。というか、そういうシステムがなかったとか。日本だと地震だと当たり前のように津波警報が震度や震源とともにすぐにニュースで知らせるのに。警報さえでていればかなりの人が助かった筈。

    しかし、うかつにも日本人がのんびり海岸付近に居たことには、すごくビックリした庵主です。ど〜して?マグニチュード9なんていうスッゲぇ地震だったんだし、当然津波の心配をして警戒すべきと思いますが。。。実際体験がなくても、日本に住んでいたならちょっとは予想つくと思うんだけどなぁ。地震のない国に30年近く住んでたってそう考えるんだから。

    フランスは地震が滅多に起きないから、ほとんどの人がそのメカニスムを理解していないのだ。ある日、フランス人と地震の話をしていて、海に逃げればいいじゃないの〜〜〜なんてオバカなことを言った人がいたのだ。そういう人たちばかりが海岸で急に引いていった潮を珍しげに眺めてたっていうんなら判りますが、おいおい、地震大国の日本人、何やってんだって。

    それにしても、今年は本当に天災多いですね。地震もあちこち続いて起きてるし。新潟もせっかく新幹線再開したのにまた揺れちゃって。なんか心配です。

             **************


    今日はお風呂場と台所の一部の大掃除をやって、お正月の飾りを出しました。みつ豆さんから届いた鳥さんも一緒。(^_^)v

 

はっきり「NO」と言えない日本女性

2004.12.27


   11月25日の日記で電話帳の掲載や玄関の表札を出さないという話をしたばかりで、昨日日本のネットのニュースで「パリジャンに御用心…日本女性専門ナンパ男暗躍」というのがあった。

   随分前からになるけれど、電話帳で日本人の名前を選んで電話してくる手口は有名。パリに住んでから、庵主は一度も電話帳に名前載せていません。表札も出したことない。

   で、その昨日読んだニュースでは、電話帳から云々の話意外にも、日本書店の前で待ち伏せてナンパしようとする男や、日本語とフランス語の交換授業をしようという触れ込みでナンパする男のことが書かれてました。日仏語交換授業の手口もかなり古い手だけど、いまだに引っかかる女の人がいるのか。(笑)なぜ日本人は標的になるのか?日本女性は嫌でもはっきり「嫌だ」と言わないんですな。ニコニコ笑って態度が有耶無耶だし。こういう日本的な思考や態度は、逆に狙われるってことなのだ。あとは、やっぱり必要以上に西洋人男性に憧れてるオバカな日本女性多いしィ。(笑)男の方もね、彼女や奥さんが日本人だっていうの、かなりステータスなんです。
   ここで、余談ですが、一般的なイメージとして、中国人は娼婦、日本人は従順な女性というのだそうな。へぇ〜〜〜と思ったけど、これは中国人から聞いた話。
   

   日本書店は、普通の真面目そうな週刊誌のグラビアに、実は女の子の裸がいっぱい載っているということを嗅ぎつけた「オヤジ」達の立ち読み現象というのがありますたぁ。あはっは〜〜。いかにも日本書店に不釣合いなおっさんが、鼻の下伸ばしきって東洋人のギャルの写真を穴の開くように覗いてる姿、こっけいですよ〜。だから、近頃じゃ、普通の日本の週刊誌がビニールに入っていて、ビニ本になってます。(笑)

   で、最近は店の前で車で女の子をナンパしてるヤツがおるんですな。きっと片言の日本語かなんかで、前の彼女が日本人だったとかさぁ、なんとかかんとか。それに騙される方も悪い。人をみたら泥棒と思え!っつうの知らないのか? 外国で暮らしている場合は必要以上にそう思わなくちゃ。どうして知らない人に声をかけられて、返事したりついてっちゃったりするのかね〜〜〜。後をつけられたりもするじゃないの。庵主には理解の域を超えてます。たまに、本当に悪意もなく困ったりしてて声をかけてくる人もいるとは思いますが、それでもなかなか簡単に応対しない庵主。こうでもしないと、自分の身は守れませんからね。

   飛行機や電車で席が隣になったから、というのも、なるべく口をきかないようにしています。ろくな事ないもの。しかし、たまぁには、そういうので素敵な出会いがあって結ばれるっていう話もあり、そんな時は、やっぱり口聞いたほうがいいのかしら?ひょっとしてチャンス逃しちゃったかも?なぁんて思ってみたりもないわけではなぁい。爆 でもね、統計的にいって、そういう可能性ありそうな人と隣になったこと無いのよぉ。あははは〜〜。

   「知らない人に声かけられても、返事したり、ついて行っちゃいけません!」って、小さい頃、耳にたこがいったい幾つできたかという程聞かされたのは、あの吉信ちゃん事件があったから。電車通学してたから、余計に注意されたんだとも思うけど。   ある日、乗換駅で電車待ってた時に、いかにも出稼ぎ風のおじさんが、自動販売機で梅干ガムを買ってくれて、押し問答になったことが。もう、ただただ怖くて、でもガム受取らないともっと怖いしィ。結局受け取って、おじさんが居なくなってから、その自動販売機の下に足でそっと押し込んだことがありました。だって、おじさんに見つかったら怖いし、ガム持って帰ったら母から大目玉でもっと怖いしィ。(爆)

   世の男性諸君も、ぶったくりバーだの美人局だの、いつだってありますからね〜。ふふふ。男女問わず、知らない人から声をかけられても、うかつに口をきかないように注意しましょ〜〜〜。   

 

広島からブルターニュへ

2004.12.26


冬のご馳走のつづき〜〜。

牡蠣のお話で〜ス。

   よく、月の名前に〈R〉が付く時期が牡蠣を食べる季節といわれていましたが、これは繁殖期を避けたり、産地からの輸送手段が原因。今は養殖だし、冷蔵完備できるので、問題なく一年中食べられます。でも、やっぱり寒い時期がおいしい感じがする。

   フランスでは牡蠣は化石からも出土しているほど歴史は古く、丸くて平たい種類の牡蠣。養殖も19世紀中ごろから始められたそうです。

   しかぁし、まず1920年代に伝染病で全滅。ポルトガルから細長い牡蠣が輸入されて養殖再開。しかぁし、またまた伝染病で35年ぐらい前に絶滅しちゃったのだ。養殖って密集して育ててるから、狭いところで誰かさんが病気になると、みんなにすぐ移ってしまうのだ。さぁて、困った、フランス牡蠣事情。ここで白羽の矢が立ったのが「広島の牡蠣」。海水に対する適応性やウィルスに対する抵抗力があるそうな。で、あっという間に養殖が成功して、フランスの牡蠣が蘇ったのですぅ。庵主がパリに来た頃は、よくその話を聞かされました。

    フランスの牡蠣の養殖地は北はブルターニュから大西洋岸、ボルドー付近のアルカッションあたり。だいたい3〜4年かけて育てて市場に出荷するそうですが、その間に近海でタンカーが事故起こしたりとか、天災に見舞われたりすると悲惨です。すべて水の泡。そんなことになると、ニュースでも一大事です。

    牡蠣は海水の濃度や温度、水質で味も形も異なります。今頃の季節になると、パリの魚屋さんや市場で産地や最近は種類がいっぱいあって、どれがどれだか判んない。(^^ゞ 

    庵主は、実は子供の頃は牡蠣ダメだったんです。でも、パリにきて、味が全然違うので食べられるように。同じ広島なんて信じられない!やっぱり海水がちがうんですよね〜。

    フランス人はよっぽどのことがない限り、牡蠣は生で食べます。究極の通はもうそのまんま。普通はレモンをきゅっと絞ってズルリと頂きます。レモンをかけると、生きてればちゃんとうにゃうにゃって動くので、鮮度の確認にもなります。ワインビネガーにエシャロットを刻んだのも、レストランだと出てくるけど、コレをかけて食べてるフランス人はあんまり見たことないなぁ。そして黒パンに塩バター。 

 

アナタの肝臓、大丈夫ですかぁ?

2004.12.25


今日は時節柄フォアグラのお話。

    フランスではクリスマスや大晦日など年末のご馳走に欠かせないフォアグラ。日本語にそのまま訳すと、肥大した肝臓っつうことなんですが、フォアが肝臓でグラが肥大したとか、脂っこいなんかの意味。ガチョウやカモに無理やり餌を与えて肝臓を肥大させているもので、トウモロコシが主な餌の材料らしいです。遠く古代エジプトでは干したイチジクを与えたとか。おいしそうだな、コレ。笑 フォアグラの歴史はかなり古いようです。トリュフ、キャビアと並んで世界三大珍味の一つ。

    この、無理やり餌を食べさせて肝臓を肥大させるというのが動物愛護協会から槍玉にあがっているそうですが、ま、そうだろうな〜。なんでも先ごろ、カリフォルニア知事のシュワちゃんがそれはけしからんという訳で、自然な方法でフォアグラを製造できるようになるまでという猶予をつけて、カリフォルニア州では製造販売が禁止されたとか。

    フォアグラには生のものと、ペーストやテリーヌになっているものとあり、生のはいかにも生々しく肝臓のかっこのまんま売られています。お゛ォっッという感じですが、コレをソテーしてちょっと焦げ目をつけたのにポルト酒なんかのソースがかかってると、非常に美味なのは確か。しかし、美味しいからってそうたくさん食べられるものではありません。こっちが人間フォアグラになっちまうぜィ。爆 一気にコレステロールとか爆発しそうだぁ〜〜〜。でも、おいちいのよ。お醤油も結構あったりして、熱々のご飯に海苔と一緒になんていうのも、実はいけるんです。あははは〜〜〜〜。 

    夕べ食べたのはテリーヌになっているフォアグラ。通常、コンソメ味のゼリーと一緒に頂きます。そしてトーストも。レストランだと、このトーストがうやうやしく布に包まれて出てくるのだ。保温のためですが。ま、昨日はそんなことせずに、みんなでがば〜〜〜っと。笑 シャペンもぐび〜〜〜っと。

    他に、この時期のご馳走の定番にスモークサーモンと生牡蠣があります。真ん中辺に見えるのがサーモン。牡蠣の話はまた別途、近日中に。お楽しみに〜〜。

 

じょわいゆゥのえる!!

2004.12.24

Joyeux NOEL!

庵主はいい気持ちでただ今ご帰還です!!笑 午前2時半、あ゛、もうすぐ3時か....へへへへ〜〜〜。

   ここのところ、一人でひっそりだったクリスマス。数年ぶりに友だちとわいわいイヴを過ごしました。なんたって今日はフランス人は家族と過ごす日なので、外国人は捨てられる日なのです。(^^ゞ だから、フランス人じゃないもの同士でひっそりと...。

   目と鼻の先に住んでいながら、全然会うこともないままの友達の家でクリスマス。やっとこさ再会。おかしいんですよ〜〜。東京で会ったりしても、ここではめったにすれ違わないアメリカ人の友人宅で、日本人、中国人と集ってクリスマス。なんかおかしい〜〜。\(^o^)/

   それでもフォアグラやスモークサーモンにシャンペンで始めて、メインはスキヤキ!!そしてデザートはビュッシュ・ドゥ・ノエルでした!!それも伝統的なタイプので、なかなか美味しかった。ふふふ。(^_^)v フォアグラの写真は明日に回して、まづはビュッシュから。

 

BUCHE DE NOEL

2004.12.23

   ビュッシュ・ドゥ・ノエル。(フランス語でBUはブじゃなくてビュと発音しますぅ)そのまんま訳すと「クリスマスの薪」ですが、フランスで一般的なクリスマスケーキのことです。日本でもこのタイプも出回っているようですが、要するにロールケーキにモカかチョコレートクリームを外側に塗って、薪のようにデコレーションしたものです。最近は中がババロアやムース風になっている少し洒落たタイプのや、アイスケーキもたくさん出回っています。

   なんで薪なの?という質問にお答えしましょう!(質問出てないって...え゛?)

   古くはケルト文化に遡りますが、この時期は冬至の祭があり翌年の豊作や幸運を願って薪に火をくべたというような習慣がありました。また、古くからの習慣に、なるべく大きな果物のなる木の薪を選び、緑の葉やリボンで飾り付けをしたり、それを家長がクリスマスイヴの晩に火をつけて、一晩中火を絶やさないようにしたり、その灰は無病息災の妙薬となったり、豊作や嵐から家を守るなどの民間信仰があったそうです。その習慣が1870年を過ぎたころからクリスマスケーキの形となって今日に至ったわけです。


   ということで、マカロンで有名なラデュレのビュッシュを二種類と伝統的なビュッシュとをお目にかけませゥ。ラデュレのマカロンは日本人が押しかけて買っています。冷凍して日本に持って帰るのだ。庵主も一度やりましたが、家族には大して評判良くなく(フランスのお菓子に対してはいつも冷たい態度なのだ。爆)、個人的にも巴里の虎屋の胡麻味やあづきのマカロンの方が美味しいと思っているのですが。。。。(^^ゞ
   

   

   

 

大きなプレゼント

2004.12.22


    雪でさっぶゥ〜〜いのは昨日だけでおしまい。今日は雨模様で気温は7度ぐらいでした。明日はもっと暖かいみたい。またいつどうなるか判んないからなぁ。東の方は寒いのが続いているようです。

    昨日からフランスで大騒ぎしているのは、イラクで拉致されていたジャーナリスト二人が無事解放されたこと。今日の夕刻、軍用機で無事帰ってきました。

    8月末にバグダッドで拉致されて、その安否が気遣われていましたが、この時期の解放で大きなクリスマスプレセントとなりました。ことの経過から、庵主はなんとなくクリスマスまでに解決するんじゃないかぁなんて思ってたのだけど。今回の解放には、フランス在住のイスラム系の団体の働きかけも随分あったとかで、仲立ちしてくれた人たちに謝礼こそ払え、身代金は一切払っていないとのこと。どっちみち、イラク側も身代金の要求はしてなかったし。ジャーナリストというと、アメリカ側のスパイだと疑われてかかるそうで、今回はそうじゃないということが判明しての解放だとも。ま、これから少しづつ、拉致状況や解放までの経過など発表できるものは公になるでしょうが。


             **************

     ああ〜片付けもままならず、ボケボケしている庵主です。(^^ゞ うちから歩いて5分ほどの映画館でやっているというのに、観たい映画にも行ってないしィ、デパートのイリュミネーションも見てないな〜〜と思っていたら、なんでも去年と同じだとか人から聞いて、どうやら全体的に控えめで地味な様子らしい。スーパーの飾りも飾り売り場もなんとなく小規模で地味だしな。

 

冬至

2004.12.21


    今日は一年で一番日が短い日。巴里は雪でした〜。さぶゥ〜〜〜ッ。(>_<) もう昨日ッからさぶくてすごかったんだけど、予報どおり、雪がちらちら。冷え込んでたから少量でもあっという間に積もってました。もしかして雪がひどくなることもあるかと、午前中にあわてて買い物に。その前に管理人へのお歳暮を準備。今年はツリー型のチョコと金一封。管理人がいるアパートが減ってきている昨今ですが、クリスマス前に何かお心づけするのがフランスの習慣です。

    中庭は積もっていなかったけど、外に出たら結構真っ白になっていて、ありゃりゃ〜〜。駐車してある車も真っ白。思ったより寒くなく気持ちよかったぁ。でも、やっぱり予報では0度前後だったのだ。う゛〜〜〜。こんな時に公園を歩くなんていう酔狂なフランス人はおらず、ま、平日の午前中だしな(笑)、中華街の中にある公園に入ったら、ちょっぴりの雪なのにぎゅっぎゅッと踏みしめる音がしてビックリ。明日は気温もちょっとは上がるみたいだから、この雪は今日でとりあえずおしまいだと思います。

    冬至ってヨーロッパでもかなり昔から大切な日で、長い冬の終わり、春の到来、豊作などを願っての行事があったのですが、キリスト教とともに変化してクリスマスになったりなんたり。日本ではこの日、無病息災を願って柚子湯に浸かったり、冬至カボチャを食べたり。でも、カボチャが日本に伝来してから一般に定着したのは江戸時代も後期になってからなので、おそらく冬至カボチャの習慣は江戸末期から明治にかけてできたのではという説も。
    それまでに収穫した野菜のなかでもカボチャは保存がきく為、この時期でも食べられる栄養価の高い野菜です。カボチャって本当は夏野菜です。カボチャの他にこんにゃくを食べる習慣がある土地もあるとか。これは一年の砂はらい。
    カボチャのことを江戸っ子は「唐茄子」というので、「と」の字のつく「豆腐」を食べたり、小豆粥とか、いろいろあるみたい。他に冬至に「ん」のつくものを食べると幸運が得られるという言い伝えもあるそうな。「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」で、「ん」が二つづつ。(昨日からウン続きィ・笑)これらを食べると無病息災、「うどん」は運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので出世するんだって。ネットで調べるといろいろ出てきて面白い。

    庵主はそうと知らずに、お昼は「うんどん」食べたぁ\(^o^)/。カボチャも煮たし(雪の中買い物に出たのはカボチャを買うため!)、これから冬至湯(柚子の香りの温泉の素!)に浸かって寝ま〜〜〜す。
 
    でも、本当に寒さが厳しくなるのはこれから。みなさん、風邪その他、忘年会や新年会も多いだろうしィ、体調に気をつけましょう〜〜。    

 

さぶゥッ。でも、今日は笑えるぞ!

2004.12.20

    殆ど0度を切っている巴里です。明日はもっとさぶいらしい。雪かもしれない。しかし、お天気はすごく良かったので、午後になってから洗濯することにした庵主。洗濯機回し始めた頃は空も真っ青で空気がぴ〜〜んって感じだったのに....干す頃には世の中すっかり真っ暗。(>_<) これも明日の冬至までの辛抱じゃ。ま、どっちみち、巴里では外に洗濯物干せないから、外が明るかろうが暗かろうが関係ないんだけど。でも、なんかさびしい暗さである。

    昨日日記で書いたホラーまがいの殺人事件は、新たにもと入院患者がひとり容疑者として拘束されたらしいけど、凶器は相変わらずみつかってない。看護婦さん二人って書いたけど、正確には看護婦さんと看護助手でした。というのは、看護助手っていう日本語判らなかったんですゥ。(^^ゞ そしたら、今日、日本のニュース読んでたら「看護助手」という言葉が出てきて、あ、これか、って。(笑)もう、新しい日本の通常用語、知らないのどんどん増えてます。

              ***************

    今日は笑えるお話を。フランスのネットニュースで見つけました!写真をご覧あれ。ふふフン。

    今年の5月に結婚したスペインのプリンスとプリンセスのフィギアです。キリスト教の国々では、この時期になると、ツリー以外にキリスト生誕を祝ってのウマ小屋のシーンの再現で「マグサ桶」や聖家族、羊飼いなどの飾り付けをするのですが、日本でも教会に飾ってあったりします。スペインのカタロニア地方では、そのウマ小屋の中の人物に、ちょっと変った人がいるらしいのです。本来は赤と黒の帽子を被ったお百姓さんらしき人が、目立たない隅っこでしゃがんでウン○を垂れているらしい。(え゛ッ!) 最近は、この人物はその年に各界で活躍した話題の人が選ばれるとか。(日本のお雛様みたい。冬ソナ雛とかァ。。。笑)
    これは実は18世紀頃からの風習で、肥沃な大地を願って、また一年幸運(ウンウン!)に恵まれるようとの願いがこめられているとかです。う〜〜ん。(爆)

    ということで、カタロニア(バルセロナがある)はスペインの中でも独立運動色が濃い地域で、スペインの王室のことなど「ふん!」という場所柄、こんなものを作ってしまったわけです。他には今年活躍して人気のあるサッカー選手とか政治家も同様な具合らしい。こんな風なフィギアでも、題材に選ばれるということは名誉なわけで(笑)、今までフィギアになった人たちにいちいち許可を得たりもせず、今回だって王室に許可なんか願い出てないとか。第一、今まで誰からも文句は出たことないそうです。    

    プリンスは結婚式で着ていた陸軍指揮官の制服、プリンセスは婚約発表の際のアルマーニの白のスーツを思わせるスタイル。

    どうかしら?ヨン様のこういうのは。(爆)なんて言ったら袋叩きにあいそう〜〜〜〜。ぎゃははは〜〜〜〜。(きり姐さん、許してチョンマゲ〜〜〜)
    

 

まるでホラー映画級の殺人事件なのだ!

2004.12.19

   スペインとの国境にあるピレネー山脈の麓のポーという街の精神病院で、昨日、すっげぇ事件が起きたのだ。宿直の看護婦二人が殺されているのが発見されたのは土曜の朝。一人は首を切断されて、その首がテレビの上に置いてあり、もう一人はめった刺しだったとか。当たり一帯凄惨な状態だったらしい。もう、殆どホラー映画みたいだとニュースでも言ってました。恐ろしい〜〜〜。(>_<)
 
   すぐに少なくとも現場を見ていたと予想される入院患者4名、及び、つい最近退院したばかりの1名から事情聴取を行ったらしいけれど、全員釈放。凶器は見つかっていないとか。う〜む。クリスマスを前に、悲惨な話なのだ。

                ***********

   今日は俳句会で郊外に出かけました。春にワラビ採りしたところです。電車で北に40分ぐらい。時雨れていて寒〜い。このあたりは殆ど一軒屋で、クリスマスの飾り付けをしているおうちも結構多いでした。電飾キラキラじゃないけどね〜。恐らく町でお揃いにしたのか、窓や樋をよじ登っているサンタさんが何人も。このサンタはいかにもよっこらせっ。笑 

 

世界一高い橋

2004.12.18

    昨日の風はなんとか治まりましたが、北部は停電が回復されいない様子。ここで、ちょっと風速のお話。日本でいう風速とは、1秒間に何メートルという表示の仕方で、フランスは1時間に何キロという表示です。だから日本のニュースでは昨日の風は最大瞬間風速36メートル。庵主が昨日書いたのは100〜110km/時、最大150km/時。車を運転する方は車のスピードと比較してみてください。または、高速道路脇から走ってゆく車を眺めているとして、そのスピードと比較してみると、110km/時がどのくらいの勢いか想像できると思います。それが一瞬のことじゃなくて何時間も続くんです。怖いですぅ。

    もう一つ、怖いお話。(笑)文さんやたぬき先生がBBSで触れていた世界一高い橋。    

    この間の火曜日にフランス南部のミヨーというところののタルン川の峡谷に、世界一高い高架橋が開通。大統領が出席して開通式が行われました。コンコルドやユーロスターと同様、英仏共同事業。 イギリスの建築家の設計によります。

    この橋はパリと地中海沿岸を結ぶ高速道路A75線上で、ヴァカンス時期にはすごく混みあうところなんです。これで、少し渋滞が解消するらしい。このミヨーの橋は全長2460メートル、7本の柱で支えています。最高の高さ343メートル。パリのエッフェル塔より23メートル高いのだ。う〜ん。高いなぁ。道路の部分の高さは最高279メートル。うへ、本当に高いじゃないかァ〜〜〜。総重量が29万トン。げぇ〜〜〜。

    2001年12月から総工費3億9400万ユーロ(約527億円・うっへ〜〜〜〜〜)。どっからこんな金が沸いて出るのだァ。 でも、当初の予算より少なく仕上がったらしい。木曜から一般に開通されて、通行料は4,90ユーロ(\657)、夏場のハイシーズン中は6,60ユーロ(\885)だそうです。思ったより安いな。


    この橋に雲がかかった写真が日本でも紹介されてた様子ですが、なんか怖いな〜〜。昨日みたいな風が吹いたらえれぇ〜騒ぎだ。今日は雲がかかっていないお姿を拝借してきました。(^^ゞ

 

恐ろしや〜〜〜

2004.12.17


    今日は北部からパリ近郊一帯、強風注意報が朝から出ていてすごかった〜〜〜。昨日でレッスンは御用納めであった庵主は、すっかり気が抜けてのんびり朝寝坊。(^^ゞ ラジオの天気予報やニュースで盛んに警報出していたので、お昼ご飯は後回しでとりあえず買い物に。すでに結構風が強くなっていたけれど、まだまだ大丈夫な感じ。でも、またまたメデューサのように髪の毛が舞い上がらぬように毛糸の帽子をしっかりかぶって出て大正解でした。中華街のビル風で前進できない!!笑

    午後になって、♪ゴゴゴ〜風が泣いているゴゴゴ〜♪状態がどんどんひどくなって、窓閉まってるのにカーテンが動いてるゥ。ひえ〜〜〜。台所の方は狭い吹き抜けに面しているので、音がさらにスゴイ。うへ〜〜〜〜。

    世の中凄いことになってました。午後3時ごろ、パリ市内16区では車に乗っていた61歳の女性が倒れてきたマロニエに押しつぶされて死亡。写真がその現場だそうで、ネットニュースから拝借しちゃいましたが、倒れた木はすでに切られて横に積んでありますぅ。他にも屋根のトタンが飛んできて首が飛んでしまった人とか(>_<)、なんだかんだで現在7名死亡。停電になっている世帯数は38万戸以上だって。うちは大丈夫ですが、きっとノルマンディーの方かな。当然、交通機関はかなりダイヤが乱れているそうです。これから週末にかけて続くみたい。パリあたりは風速は時速で100〜110km。 ノルマンディーでは150kmだってぇ。エッフェル塔も午後から閉まって、公園なんかももちろん閉園。

    あれは忘れもしない1999年のクリスマスの翌日。明け方にものすごい風で目覚めた庵主は、窓の外を見てビックリ。いろんなものが真横に飛んでいる。中には宙に浮いたまんまの植木鉢とか。怖かった〜〜。2000年になる直前、干支の龍が天から降りてきたのかと思ったのだ〜〜。笑 ベルサイユの森の木はほぼ全滅。パリ市内の街路樹が何本も倒れて道を塞いでるし、公園もめちゃくちゃ。フランス北部の森が幾つもだめになっちゃったのだ。

    だからそれ以来、強風が襲ってくるとみんなビクビクです。今日はクリスマス休みの移動日第一日にあたり、先が思いやられます。

 

やっぱりね〜〜。

2004.12.16


    数日前、ネットのニュースでみかけて、やっぱりィと思ったことが。「愛と死をみつめて」が復刊に!!

    このところ、異常なほどの日本での「韓流」ドラマブーム。そのドラマの筋立てがなんとも古臭い懐かしいパターンで、それを懐かしむような世代がハマッテルンダナァ。(笑)その筋立てというのが恋愛もので、涙をそそるような愛別離苦の連続。恋人が死んじゃったり、数年後に生き写しが現われたりとかなんとか、恋人同士が実は腹違いだったりとかね〜〜〜。

    で、そういった筋立てから、「愛と死を見つめて」を思い出した庵主。そしてあの時代に流行った歌ってだいたい悲恋物で女性の恋人が死んじゃう内容が多かったのだ。それはマコとミコを模していたんだと思うけど、「花は遅かった」だの「黒い花びら」だの。でもマコとミコの「愛と死を見つめて」は実話だったのだ。二人の手記が出版されて、テレビドラマ化されたり、吉永小百合と浜田光夫主演で映画にもなって、その主題歌はレコード大賞に。小さかった庵主でも悲しいせつない気持ちになったのを良く覚えています。

    よく知らない方もいらっしゃるかと思うので、簡単にお話しすると、この「愛と死を見つめて」は、昭和38年に、軟骨肉腫という不治の病にかかり21歳で逝った女性ミコ(みち子さん)とその恋人だった大学生マコ(まことさん)との往復書簡集なのです。

    「マコ、甘えてばかりでごめんね」のマコさんは現在63歳で別の女性と結婚、家庭を築き、ジャーナリスム関係の仕事をなさっているそうですが、思わぬブーム再来ってところですね〜。天国のミコさんも驚いていることでしょうし。

    絶対、ドラマか映画化のリメークの話が持ち上がっているに違いない!と睨んだ。ど〜でしょ〜〜〜???

 

パリ症候群

2004.12.15


    今日のフランスのネットのニュースで、リベラシオン紙によると、パリに居住している日本人のうちで、毎年だいたい100人前後の「パリ症候群」に陥るケースが統計的に出ているとの記事が。「パリ症候群」ってなんじゃ〜〜〜??という方が殆どだと思うので簡単に説明すると、要するにパリの生活に対して「適応障害」なのだ。

    庵主がまだ某日本書店に勤めていた頃だから、かれこれ20年ぐらい前になるけれど、(うへ〜〜〜、早いなぁ、そんな昔か・笑)パリに滞在する日本人の精神科医が「パリ症候群」という本を書き、それが良く売れたんです。その内容は、このドクターが看た日本人のいろんなケースをまとめたもので、カルチャーショックからパリの生活に馴染めない、言葉の壁、習慣の違いで悩んでいる人のことが書いてありました。自分の意思で来たならまだしも、仕事による駐在やその家族は否応無しの海外生活だから、適応障害に陥るのは至極当然。それに、以前は日本の情報も物も簡単には入手できず、便利で快適な日本の生活に慣れきっている人にとっては地獄でもあるわけです。

    ネットやらなにやらで日本と殆ど変らぬ生活ができるようになったとはいえ、相変わらずみたいです。
    その原因のナンバーワンはなんたって言葉の問題。ただ住んでるだけでは絶対そこの言葉は上達しません。きちんと勉強するなり、しゃべる機会を得るなりしないと先に進まないのです。よく、長いこと住んでれば誰でも言葉ができると思ってる人がいますが、大間違いなのだ。また、いくら現地の人と結婚していたって、上手くなんかなりません。日本人同士だって夫婦の会話なんか決まってるでしょ?(笑)
    言葉ができるようになっても、思考回路が日本のままなのも大問題。フランス人は特に話すの好きだし、自分の意見をどんどん言うから、おくゆかしい日本の風情は合わないんです。
    なんでも集団行動の傾向も、徹底個人主義のフランスに溶け込めない要因に。

    以上のようなことから、「フランス人は私をバカにしている」「ヘタなフランス語を陰で笑っている」など被害妄想になり、次第に強度の「適応障害」へと繋がって行くのです。

    日本人の精神科医の談によると、毎年100人近くの日本人がこのドクターの扉を叩き、そのうちの25%は強制帰国させる前に入院の必要があるほどだとか。

    と、まあ、こんなこと書くと、庵主の心臓や神経に極太の毛が生えてると勘違いされそうだな〜〜。爆 個人的にもこういう話をあんまり聞くので、ある時、自分なりに考えてみました。なぜ、オカシクならなかったか?(充分オカシイとは思いますが・爆)
    まづ、庵主はかなり若年で自分の意思で来て、すでにその時にはフランス語がある程度できて、日本でもフランス人との付き合いもあったということは、まづは始めの一歩はスムーズにクリアしたわけです。 ところが自分の意見をはっきり言うということはなかなかクリアできず、いまだにこれは100%ではありません。三つ子の魂百までです。ホントに。それでも、それがよ〜く判っているから、適当に乗り切るという処世術を見につけました。あはは。美術史の勉強してる時、みんなが「わァ〜〜〜この像はすばらしい〜〜〜〜!!」なんてすぐ言うのを横目に、こんななんだか判らないもののどこがァ、なんて言葉を失っていた庵主ですが、気付いたら、心にもないこと平気で言うようになってました。爆
    日系の会社で仕事していた時には、駐在員とフランス人の狭間でかなりストレスでしたね。両方の間で架け橋しなきゃならないんですから。ま、こういう時は、殆どがフランス人の味方だった庵主。「いい大人が、ざけんじゃね〜〜〜」と内心思ったこともしょっちゅうでしたからね〜。ほほほ。

    あとはですね、庵主はもともとオカシカッタんだと思いマフ。きゃははは〜〜〜。\(^o^)/ ホームシックみたいなのにもかかったことないし。羽伸ばしきっちゃってるのだ。だから丁度よかったのかもォ。回り見てても、そうとしか思えない人も結構いたりして、うんうん。笑 
    

 

討ち入り〜〜〜

2004.12.14

    今日は年中行事化している(爆)、忠臣蔵討ち入りの日でござる。例年の如く、ちゃんと昔なつかしい忠臣蔵のビデオを見る庵主です。これ、59年のオールスターキャストで、知恵蔵の内臓助、錦之助の内匠頭、進藤英太郎が吉良。もう、大石主悦の北大路欣也ぐらいしか生きてない。あ、上杉の若殿様(中村嘉葎雄 )とお姫様役者は皆様まだご健在ですね。嘉葎雄さん、お兄さんとそっくりで、一緒のシーンがないのが幸い。だって、あれ?内匠頭?みたいな具合でおかしいのだ。

    ま、それはさておき、今朝方はひっじょうに寒く、マイナス2度とかんなとか。日中はそれでも5〜6℃あるみたいですけど、いやはや冬です。でも、アルプスのあたりは雪が少ないみたいで、これからクリスマスでスキーの第一シーズン到来というのにスキー場はちょっと心配らしい。

    今日の写真はシャンゼリゼの始点のロータリーです。人工雪を配して、ライトアップ。白、赤、青、紫と変ります。  

 

シャンゼリゼの怪(爆)

2004.12.13


    自分では全然気付いていなかったけど、昨日のシャンゼリゼの写真を見て、え゛!?道のど真ん中で撮ったの?という質問があちこちで。(笑)確かに〜〜。庵主がシャンゼリゼのど真ん中で命がけで...ってな訳ないですよ〜〜。シャンゼリゼは幅がひろ〜い大通りなので、横断歩道が二つに分かれてるのだ。信号が青になった時に渡りだせば渡りきれるけど、そうじゃないと、真ん中でひと休みとなります。中央分離帯みたいになってるから、赤になっても轢かれません。

   しかし、昨日撮った写真に、実は本当に道のど真ん中にいて撮影してる人が映ってたのだ。あははは〜〜〜。危ないなぁ〜〜。まさか。。。轢かれちゃった人の姿じゃないわよね゛〜〜。爆

   先日も怖い映画の話になって、男女に関係なく、誰一人として「怖いの大好き」な人がいなかった。つまんね〜の。うっかりコワイ映画見ちゃって、何日も明かり点けっぱなしで寝たとか、トイレに行けないとかァ、映画の評なんか読んでてもそういうの多いし。でも、庵主はそういうことないのだ。そりゃ、うわ゛ッ、ぞ〜〜〜〜なんてするけど、コワイ映画なんだから当然で、それがなかったら面白くないモンね〜。

   従って、ハリウッド版「呪怨」もひとりで観に行くんだわァ。そして年が明けると、あの韓国映画の「箪笥」のDVD出るんです。ひひひ。

   上の写真の人、足、あるわよね〜〜〜。

 

何でも揃ってるシャンゼリゼ♪

2004.12.12


    お待たせぇ!!シャンゼリゼはクリスマスのイリュミネーションで〜す。♪雨でもお天気でも昼間でも真夜中でも、あなたが望むものは何でも揃ってるシャンゼリゼ♪

    今日は月に一度のシャンゼリゼ参り=日本人会の俳句会でした。日中はクリスマスソングが流れていて、ちょっと俳句会には邪魔な感じだったけど、思ったより人出がすくなくでちょっとびっくり。写真撮影、今年は横断歩道の真ん中でゆっくり撮りました。たぶん、これで今年も最初で最後だと思うので何枚もパチパチ撮影。こうでもないと、こんなところ来ないんですよ〜〜。某カバン店も相変わらず巨大カバンが鎮座ましましてて、それもまたまた撮影いたしましたので、乞うご期待!!

    ラジオのニュースでこんな話。今日はパリ市庁舎前で、SOSパパ主催のイベントというかデモというかがあったらしい。SOSパパというのは、いわば、離婚したお父さん達の駆け込み寺協会。子供に会いたいよ〜〜〜というパパ達の願いを聞き入れてくれと、今日はみんなサンタのカッコをして何かイベントをやったそうな。離婚家庭の子供10人にひとりの割り(だったと思うけど)で、お父さんに全然会っていないらしい。日本はもっとひどいだろうと思うけど。母親が親権を得ても、週末だのヴァカンスだのなんだのと、定期的に子供はお父さんと過ごすケースというのが普通なんだけど、母親が外国人だったりして帰国しちゃうとそれがパ〜になってるケースも多いらしい。以前に、日本人の奥さんが裁判で決まったことを無視して日本に子連れで帰国してしまい、旦那さんがあるTV番組を通じて訴えかけようとしたこともありました。(なぜか放映がなかった...)。また、イスラム圏のお父さんが自国に連れて帰ってしまい、お母さんが会えずにいるという話はしょっちゅうだけど。

     庵主はすご〜く小さい頃、仕事で帰宅が遅い父がサンタさんと道で遭遇してしまうのではないかと、ものすごく心配してました。(^^ゞ その心配に母は、大丈夫、サンタさんに見つからないように帰ってくるからって。でもね〜〜、家の前の冬のたんぼ道をトナカイのそりに乗ったサンタさんが、ど〜してあんな小さなお風呂の煤けた煙突から入ってくるのだ!!爆 信じてました。あの頃は...。   

 

誕生会はいくつになっても\(^o^)/

2004.12.11


      ここ数日、寝つきが悪い庵主です。ま、夕方倒れてねちゃったりするから仕方ないか〜〜。(^^ゞ

      そんなわけで、今朝というにはおこがましい時間に目覚め。何か暗いな...。5度あればいいほうか。のそのそ起きだして、スーパーのモノプリに買い物へ。今夜はT子ちゃんの誕生日で、庵主はワカモレ担当要員なのだ。熟れたアヴォカドを無事げっと。フォークでつぶして、準備万端。(^_^)v 

      T子ちゃんも、庵主同様、絵の制作期に突入すると家に人を呼べないのだ。(笑)足の踏み場がなくなる。今はまだ大丈夫ということで、結構人数が集まってにぎやかな夕べでした。なかなかしっかりした鍋奉行もいて、すごくいい具合に美味しいお鍋でした。カンボジア出身の友だちが中華街のお菓子屋さんでバースデーケーキを調達してくれて、これがなかなかいけたのだった。バタークリームじゃなくて、ちゃんと生クリームだし、スポンジも軽くて、黄桃のショートケーキ。うん、おいしかったァ。これなら「まるごとバナナ」もやってくれないかなァ。きっと安いだろうにィ。(笑)

      早めに始めたけど、良く飲んで食べてしゃべって、すっかり長居をしてしまいました。実は今日はもうひとりお誕生日の人と昨日、ボザールでディプロムが取れた人もいて、なかなかめでたい夕べだったのだ。久しぶりに大勢と楽しかった。\(^o^)/

      明日は、シャンゼリゼだ!俳句会です。そして忘年会。今回は選句表作成の担当者の庵主。日本語チェックしたりなんたりと、前菜のつまみ用に、明日はアヴォカドじゃなくって、叉焼みつくろわないと。もうこんな時間だ!!!午前3時ですぅ。きゃははは〜〜。

 

フォアグラパワー効かず...(>_<)

2004.12.10

   なんかメチャクチャ疲れたァ〜〜〜。へろへろ。今日は金曜日でいよいよ週末。

   今朝は出かける前から用事でFAXしたりして慌しかったのだ。朝のレッスンが終わってから、近所のクリスマスマーケットに寄ってフォアグラ130gの缶とサンドイッチを購入。フォアグラびっしりのフランスパンのサンドイッチ。うううう。メトロの中でむしゃむしゃ。笑 寒いからなァ、なんかこれでパワーつけようと思ったのだ...が...。

   午後のレッスンが終わって、ヤマザキで食パンとまたまた「まるごとバナナ」購入!なんか買わなきゃ〜〜ていう気分に。というのは、今日のグループは年内最終レッスンだったので、しばらくヤマザキまで来ないしとかなんとか。ふふふふ。


   しかァし、朝のグループではお歳暮にチョコ頂いたり、フォアグラ持ってるし、パンとバナナ買ったりで荷物いっぱい。(>_<) 腰痛〜〜〜い。足痛〜〜い。肩凝ってきたァ〜〜〜。で、家に帰るなり、ばたりと倒れますタ。(^^ゞ 夕べ、寝付き悪くて寝不足だし、しょうがないっか。フォアグラパワー、効かなかった。(T_T)

   あれ?なんか違うぞ、このキャラとケーキ....笑

 

新米パパは大忙し

2004.12.09


   かなり寒さが厳しいです。今までで一番さぶいかもォ〜〜〜。日中5℃とかなんとか。(>_<)

   昨日から日曜までルーヴル館内のサロン会場で、フランス職人展というのをやってまして、いわゆるアーティストじゃなくて職人さんたちの仕事の見本市みたいなもの。例えば、指物とかステンドグラス、ナイフ、彫金、箔貼り、焼き物、昔の衣装とか、などなど。そして、その中に、カリグラフィーのスタンドも出ていたので、今日行って来ました。数年前から[フランス職人コンクール」という公認の制度ができて、その中に、カリグラフィーも含まれています。

   庵主が所属している協会で販売している、オリジナルのカリグラフィーグッズのスタンド。通信販売のみなので、なかなか外ではお目にかかれないのです。前にちょっとここの日記で紹介しましたが、インクやペン軸、葦のペンとか、すべてオリジナルです。羽ペンも自分で削ってる手作業。もうすぐサイトをきちんと開設して、ネットでの通信販売も開始する予定。

   商売繁盛している感じで、売り上げ悪くないみたい。写真のヴァンサン(すでに何回か夏のスタージュの日記などに登場してまァす)、3日前にパパになりました!!\(^o^)/サシャという女の子ですって。赤ちゃん誕生とこのスタンドのことで大忙しみたいで、寝る間もないのだと言いつつも頑張ってました。次々と質問する人やら買い物する人やら。庵主の生徒さんも何人か買いに来てくれたみたいです。よかった。(^_^)v 

 

無原罪の聖母

2004.12.08


    12月8日は「無原罪の聖母」の日。去年の日記にも書きましたが、ざっと、次のような次第。

    フランスのピレネー山脈(スペインとの国境)の麓のルルドという片田舎の洞窟で、ひとりの貧しい少女ベルナデッタに1858年2月11日から6月16日まで、18回に及んで聖母マリアが出現。聖母マリアは「私は無原罪の聖母マリアである」、「この場所に教会を建てなさい」そして、「人々に祈るように」とのお告げだったのです。ベルナデッタが聖母の指示通りに洞窟の奥を掘ると、水が湧き出したのでした。
   
    ここで言う人間の「原罪」というのは、エデンの園でアダムとイヴが禁断の木の実を食べてしまったことに由来し、マリア様だけが、神様からこの原罪を免除されているということなのです。
    
    ヴァチカンでは、この教義は1854年12月8日にすでに正式に認められており、今年はちょうど150周年に当たります。でも当時は一般的ではなく、ベルナデッタのような田舎の少女の口から「無原罪の宿り」などという言葉が発せられて、教会側はおおいに驚いたとか。で、後にこの御出現が公認となり、ルルドは世界的な巡礼地になったのです。その湧き水によって病気が治癒するという奇跡も数多く起こり、巡礼者があとを絶ちません。治癒のお礼に洞窟にかけてある松葉杖の数といったら、スゴイのだ。

    日本でも修道院や教会に、このルルドの洞窟を模したものが多く作られています。庵主が通っていた学校の校庭の脇にもありました。そこには東京ではめずらしくリラの木も植わっていて、ちょっと違う空気を感じさせる場所でしたが、今は改築されてしまってありません。(残念(>_<))

    この少女ベルナデッタは後に修道女になり、その生涯を終えますが、彼女の遺体は終焉の地であるヌヴェールという町の教会内のガラスケースの中に蝋化粧されて安置されています。聖人なので遺体が腐敗しないということで...。

    写真はうちにあるルルドの湧き水(聖水だから腐らないのだ)、そして聖ベルナデッタです。

 

クリスマスツリー 

2004.12.07

    寒いぞ〜〜。(>_<) 今日のパリは6℃前後。しっかり着込んで出かけたら、メトロは暑かったァ。

    昨日の日記で紹介したもみの木。思うに、今年は例年より目立つ気がします。この花屋さんは2年ぐらい前から、モンソー・フルールというチェーン店になったのですが、菊の鉢のときもそうだったけど、なんだか力入れてます。

    本来、毎年クリスマスのために株付きのを買って、シーズンが済んだら庭に植える、というものだった筈なのですが、そんなことは誰でもできるという訳じゃなァい。パリはアパートだから所詮無理。庭があったって、そうそう植えられないですよねェ。写真のは株付きじゃなくて、切り株で土台を作って、それに差し込んで立てるようになっています。

    飾りの方は、毎年少しづつ足していって、古くなったら取り替えるというような具合らしい。その年によって流行りの飾りとかあるし。最近のは殆どがMADE IN CHINAでぇす。(笑)
    サンタの姿が国によって少しづつ違うと書きましたが、ツリーのてっぺんもそう。日本ではよくお星様を乗せたりしますが、フランスは天使です。昔、「クリスマス・キャロル」という映画があったのを覚えてるでしょうか?あの悲しい映画。(T_T) 主人公の男の子がツリーの上に天使を乗せようとして倒れちゃうんだったと思います。
    ドイツ方面では、飾りはいたってシンプルで、もみの木にロウソクを灯すだけとか、今ならランプですね。シャンゼリゼのイリュミネーションみたいな感じ。ウィーンでクリスマスを過ごしたことがあるのですが、その際、サロンコンサートに行ったら、そこはちゃんとロウソクでした。すぐ横に座っていたので、それに気を取られてコンサートのこと、全然覚えてな〜い。(笑)

    フィンランドはサンタの町に行った時は、忙しくてもみの木をギリギリまで買わなかった友人宅。小さな子供がいたので、あわてて買いに出て車でウロウロ。道でもみの木を積んでいるトラックの後を追っかけて、ようやく一本購入。大きかった〜。飾りは赤が基本で、てっぺんは天使だったかな。

    ツリー以外に、木に色をかけてキラキラさせたものをデコレーションしたりも。下の写真のがそういう飾り用です。  

    

 

サンタの元

2004.12.06

    先週の金曜日、12月3日は聖フランシスコ・ザビエルの日だったんだけど、今日6日は「サOンタクロース」で有名な聖ニコラの日です。
 
    聖ニコラウス[聖ニコラ](270年-343年)はトルコのあたりの資産家の家に育ち、莫大な遺産を相続したのだけれども、それを貧しい人たちにのために使おうと決心。エーゲ海付近で宣教、飢饉を何度も救ったり、信仰の面でも優れた功績を残し、人望によって司祭になったそうな。
    ローマ皇帝下、キリスト教迫害により投獄されたけれど、釈放された後、教会の復興にとりかかり、亡くなるまで教会と人々のために生涯をささげた人でした。

    12世紀から、ヨーロッパの一部では聖ニコラウスの祝日である12月6日が子どものための祝日となり、それはかつてニコラウスが助けた3人の娘の逸話がもとになって、聖人の祝日の前夜、子どもにプレゼントをする習慣が始まったとか。

    宗教改革のころから、プロテスタントの地域では、司教の服の色である赤の頭巾と服をつけたおじいさんが贈り物を入れた袋を背負うスタイルになってクリスマスと結びついたらしい。「サンタ・クロース」というのは、オランダ語からきたもので、この頃からそう呼ばれいます。フランスではサンタクロースは「ペール・ノエル」といって英語の「Father Christmas」の同じ。そして時代を経てトナカイのそりに乗ってやって来て、煙突から家に入ってくるようになったのですね〜。それぞれ、国の風習や年中行事などと結びついて変遷していったのでしょう。

    聖ニコラは他に、酒屋や貧しい人々の保護者でもあります。なんで酒屋なんだろ?笑 フランスのワインのチェーン店、まさにNICOLASニコラです。

    ところで、上記の説だとサンタさん、袋背負ってるっていうけど、フランスは籠を背負ってます。国によってスタイルもちょっとづつ違うのですよ〜。

    パリの花屋さんもいよいよクリスマスのかきいれ時。歩道にもみの木や飾りなど、いっぱい売っています。今日はその中から一枚。高さ160/175cmぐらいのが27,90ユーロ。¥3800ぐらいですね。支え代は別。

 

 

中華街もクリスマス

2004.12.05


     ジオシティーズに繋がらないのは、どうやらDNSとかいうもののバージョンが古いかららしい。プロバイダーに直接問い合わせろとのことですが、まだ聞いてない。フランスだからなぁ、なんか心配。ADSLだってメチャクチャスピードアップ!とかいったって、マツケンサンバなんか紙芝居みたいなんだから、ダメなのだ。文句言ったら、こっちのPCが悪いみたいなこと抜かして!フランスは遅れてるんだよッ、ばァろォ〜〜〜〜!!!(おほほ)
と、いう具合ですのでジオ系のHPには当分遊びにいけない様子です。(T_T) さびしいな〜〜。

     世の中師走の雰囲気が。日曜でも空いてるお店が結構あります。フランスは労働基準法だの組合だのの規定が厳しくて、基本的に日曜は商店やデパートはお店開けたらダメなんです。カトリックでは日曜は安息日ですしね〜。中華街やアラブ系のお店は別みたいですが。それでも年間何回までって決められていて、ここ数年は12月になると日曜でもデパートが開いていたり。クリスマス商戦なのだ。

     先日、お友だちからBIGに大きなサンタが出現したと聞いたので、早速お使いがてら写真撮りましたァ。BIGは第一大商場という中華街のスーパー。日本食品も扱っているので、庵主が多いに利用しているお店です。あるは、あるは、お店のストールの上にでぇ〜〜んと構えてました。雪だるまさんも一緒。日曜の夕方なので、えらく賑わってました。今日は寒いのでお鍋だ!と材料買い込み。ベトナムの麺(フォー)を入れてずるずるっと。ああ、冬はやっぱり寒くないといけません。日本はなんでもすごく暖かかったみたいで。異常ですよね。

     このところ、あちこちで地震があり、昨日はアルザスでも揺れたとか。ちょっと前にはニースでも。北イタリアやそしてアルジェリアでも。海を渡って南太平洋の仏領の島でも地震があり、こちらは被害が結構あったみたいです。余震が多くて住民が怖がっていると、さかんにニュースで言ってました。フランスは揺れたって震度1とか2程度でたいしたことな「んだけどね。地形としては南フランスにイタリア半島がせり寄ってアルプスができたのだし、その延長に北上するとアルザスになるのです。だからたまに、ぎしぎしっとなるわけ。

 

寒さますます

2004.12.04

   「一部繋がりにくくなっております」だって。ジェオシティーズのHPが全く開けません。いろんなところに遊びに行けなァい。ぶうぶう。

   
   さて、季節に関係なく怪談などコワイ映画が好きな庵主ですが、年末にあの「呪怨」のハリウッド版が公開されるのだ。ひひひ。あの家を使ってなのか?すべて東京で撮影しているんだって。そして、主役が吸血鬼退治の高校生だった「バフィーちゃん」なのだ。これ、日本でもやってると思うけど、アメリカのTVシリーズ。前にこちらのTVでやっていた時、毎週土曜日にみていた庵主。(他に見るものなかったのだ。笑)最近は少し大人になって、映画にも結構出てますが。そして、これを機会に「呪怨1」も公開されるらしい。

   寒さ増すばかりです。ふふふ。    

 

やっと週末だ!

2004.12.03


   東京はやっと寒くなったのかな?そんなメールが今朝届いたけれど。こちらは今日はまあまあのお天気だけど、朝晩特に冷え込んでいます。

   12月はレッスンお休みになるグループのために、せっせと宿題というか資料つくりで午前中が終わってしまい、あわててお昼をかっこんでメトロに乗り込んだ庵主。あれれ〜〜〜。電車はいるんだけど出ない。なんの放送もない。昼過ぎなので利用者が溢れかえっているわけじゃないけど、でも、なんか言ってよねぇ。遅刻しちゃうなぁとかなりイライラしてきたところで、「機械不良により、皆さん電車を降りてください」だって。このやろ〜〜〜〜!!っつうことは、この線は当分動きそうもないからと、別の線に。何回も乗り換えてやっとこさ目的地に到着。やれやれ。生徒さん達をお待たせしてしまいました。(^^ゞ こういう時は携帯持ってたらァとは思うんですが、庵主は携帯電話に関しては原始人です。(笑)

   今日はヤマザキで「まるごとバナナ」は買わず、トースト用の6枚切りと「まつり」(ショートケーキ)買ってきました〜。\(^o^)/ その後、家に戻ってなんか疲れがどォ〜〜〜。今週は結構忙しくて頑張っちゃったからなぁ。もうどうしようもなく、夕方寝。さて、また寝るとしようか。(笑)

 

ナポレオン戴冠200年

2004.12.02


    ダヴィッドの「ナポレオン戴冠」の絵をご存知の方も多いと思いますが、あれから今日で200年。ルーヴルでこの絵を見るたびに、この一枚の大きさって、うちのちっぽけなアパートの何倍あるだろう?なんて、よく友だちと笑うんだけど。大きいですぅ。

    フランスの三大帝政主義のシンボルとして、「ルイ14世、ナポレオン、ドゴール将軍」があげられているらしい。それぞれ違った立場でも、結局は独占采配という感じですな。少し前から、今日の戴冠200周年を記念して、関連の企画展などいくつかやっているようです。メトロなんかにいろいろポスターが貼ってあります。今日はマドレーヌ寺院で記念式典がナポレオン愛好会(4000人ぐらいメンバーがいるみたい)によって行われたとか。    一般的にナポレオンは歴史のヒーローとして好まれてはいますが、だいたいみんなどんなイメージを持っているかというと、王政を倒して革命を興した、現行の民法の基礎を築いた、フランス銀行を確立した、といったところ。そして、フランス史において、最も多くの戦死者を輩出。ナポレオンの指揮の下に繰り広げられた多くの戦争の地名など、パリ市内に通りや広場の名前でたくさん残っています。ロンドンのユーロスター発着駅はウォータルー。ワーテルロー(ベルギー)の戦いのウォータールーです。英語読み。

     日本だって明治維新で近代化の際に、フランスの法律やマナーなど随分取り入れて時代と共に変遷して今に至っていますが、こちらは、基本的な民法はナポレオンが制定したまんま。「この法令はナポレオン制定の云々」「ナポレオンが制定以来手を加えていない」なんて、頻繁に耳にします。同性同士の婚姻についても、ナポレオン制定によると、「二人の成人の婚姻」としか明記されておらず、異性とか男女とかの言葉が出てこないとのことで、だったらホモの結婚も認められるんじゃないかと揉めたわけです。この問題は法が書かれた時代が云々とか、当然男女のことを言っているのだとかで、うやむや。だからって、法を書き換えようということにまでまだなっていない筈。

     と、こんな具合にいつまでも日常生活について回るナポレオン。やっぱりスゴイ存在なんだな。写真はナポレオンが腰掛けてた椅子。

 

今日から師走

2004.12.01


   朝から真っ暗。(>_<)雨が降りそうで降らない、降ってもちょっと時雨だけ。空が重〜〜〜い。朝まだ暗いうちから出かけて、帰ってきたらもう黄昏。日が短い上にこう暗くっちゃ、気分よろしくない。これって、何年たってもなかなか慣れません。ぶゥぶゥ言いつつも、もうあきらめているのだ。(笑)


   今週は毎日のように午前・午後とレッスンがあって、いかにも師走という雰囲気ですが、クリスマス休暇で出かける人、一時帰国する人とかで、今月後半はかなりヒマになりそう。ちゃんと大掃除にすす払いしないとな。。。できるかな。。。やらんといかん!!(^^ゞ

   DVDの整理しないとォと思いつつ、今日はVHSだけど2本ビデオ増えてしまった。もうすぐ帰国する生徒さんが、どれでも好きなの持っていってくださいというので、本を数冊と日本の映画「白い犬とワルツを」と「天国までの百マイル」を頂戴したしだい。「白い犬...」観ました。人前じゃ観られないワン。どうやらもう一本もそうみたいだ。

   本のほうはただ今、チャンバラが終わりフランス語週間に突入していまして、エッフェル塔建設にかかわる推理仕立ての物語。百年ちょっと前の巴里の様子がたくさん描かれていて、世の中近代化の真っ最中。電話が少しだけ普及しだしたけれど、街頭はガス灯。それよりも古いランプ式も残っている時代背景。そこに、300メートルはあろうっていう鉄の塔を建ててしまおうというんだから、とんでもない話だったわけで、実在の人物もいっぱい登場します。

   エッフェル塔が建っているところは、基礎工事した時にたくさん人骨がでてきたそうな。どうやら大昔の墓地だったらしい。さて、今夜も続きをば。

 


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