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2004年04月の鵞毛庵日記

一年の1/3が終ってしまった....

2004.04.30

     今日で何と四月が終わる。いや〜、困っちゃうぐらい月日の経つのが早い。どうしましょ?

     カリグラフィーの出張レッスンのあるグループでは、随分慣れてきた生徒さんたちはシャンスリエールというイタリック書体での小作品+簡単なイラストの終盤にかかってますが、比較的最近始めた生徒さんは、赤ちゃんの誕生祝いのカードがご希望。はて?何て書くかな?ふと、ここで日仏の違いにぶつかる。と、いうのは、フランスでは、「男の子でした」「女の子でした」と親の方からいろんな人にお知らせを出すので、それを貰わないとお祝いしないし、カードなんかも送らないかも。生徒さんの中にも、自分からお知らせを出したけど、カード貰ったことないわって。う〜ん。でも、お祝いだから何かあるだろうと、スーパーのカード売り場に見に行ってみようということに。明日は祭日で多分スーパーはお休みかなぁ?ということは来週早速調べなきゃ。

     明日はメーデーで祭日なんです。そして、去年も日記に書いたけど、すずらんの日。今年の花の状態はどうなのか、ニュースで聞きそびれちゃった。今日からすでにすずらんの花束を手にしている人をメトロでみかけたり、レストランやカフェにもすずらん売りがいました。明日は街角のあちこちで売りに出ます。写真撮れるかな〜?毎度のことになるけど、去年の日記を読んでいない方のために、また、その由来をお話しますね〜。お楽しみにィ。

 

望郷 嗚呼何と美しい言葉ぞや

2004.04.29


      おなじみarteで、今夜はジュリアン・デュヴィヴィエ監督、ジャン・ギャバン主演の「PEPE LE MOKO」(ペペ・ル・モコ/望郷)をやったので久しぶりに見ました。1937年の作品。戦前のフランス映画は日本でもいっぱい公開されてたので、庵主の両親の世代なんかはもちろん知ってる映画。映画館にも観にいってたかもしれない。
      庵主がこの映画を初めて見たのは、ジャン・ギャバンが亡くなった時にNHKで追悼放映した時。あの頃、映画のことは知ってたけど、実際に見たことはなかったのでした。ギャバンが亡くなったのは1976年の秋。フランスに留学することもほぼ決まっていて、毎日フランス語で明け暮れていた頃ですねェ。TVに釘付けになって観たのですが...フランス語難しくって???字幕を必死になって読んでいたんだと思う。時代背景もよく判ってなかったですね〜。翌日はちょうどフランス人のシスターの会話の授業があり、毎回、一人づつ何か話を用意していってたのだけど、当然、題材はジャン・ギャバンと「ペペ・ル・モコ」っていう、みんな同じ話だった。そうしたら、3人目ぐらいで、シスターがいい加減に他の話はありませんか?な〜〜んて。(笑)当時、殆ど聞き取れなかったフランス語のセリフ、今夜はもう大丈夫でした。(笑)

      ざっとあらすじを紹介すると、ギャバン扮するペペ(おめェ、へそねェじゃね〜かの穂積ぺぺではありません!爆)は大泥棒でお尋ね者。パリから流れ流れてアルジェリアのカスバに隠れ住んでいる。カスバって「カスバの女」なんて歌が昔ありましたが、ゴチョゴチョッとした坂で迷路で妖しい一角なのです。娼婦もいっぱいいて。警察の手が届かない地区でもあり、ペペはそこで君臨していたのですが、坂を下って街に一歩出ると手が後ろに回っちゃうという立場。自由奔放に生活していると思い込んでいたのが、ある美しいパリから来た女性に惚れ込んで、カスバは牢獄のようだと気付くペペ。はかない逢瀬を重ね、その女性が船でマルセイユに発つ時に、危険を顧みず彼女を追いかける。そして捕まってしまうというお話。最後に波止場の柵越しに彼女の名前を叫び、絶望してナイフで自害しちゃうのです。このシーンはすごく有名。「ギャビー〜〜〜ッ!!」って女性の名前を叫ぶけど、汽笛にかき消されちゃう。ギャバンの目の演技はすばらしいです。
      この頃のシナリオって、後々の日活アクション映画なんかにかなり影響与えてるので、ストーリーとしては日本人には馴染みのある感じかも。
  
      「望郷」という邦題は、実に名訳です。ペペがギャビーに、「君を道の向こうに見つけた時、パリのメトロの音がした」っていうの。そして次々とパリの道の名前を出して、すっかり望郷にひたってしまうペペ。ペペはギャビーという女性よりも、望郷に恋してたんですね。ちょっと、ほんのちょっぴりだけ、なんとなぁ〜く望郷に浸ってしまった庵主でした。

 

パワー満載

2004.04.28


夕べは日記書かずに寝ちゃいました。おさぼりおさぼり。

昨日はある画廊に佐藤勝彦という人の展覧会に行って来ました。庵主は良く知らなかったんだけど、日本ではスゴイ人気作家だそうで、ご存知の方もあるかな?古伊万里のコレクターとしても名を知られているとか。

かなりエネルギッシュな作品で、いいパワーをたくさん貰って帰ってきました。作家ご自身も雄大な心の持ち主の自然体の方だそうで、オープニングに行かれなかったのは残念でした。なんせ、花粉症でマイッテタ頃だったので、外出モードじゃなかったんですよねェ。出かけていたら、強力パワーで元気になったかもしれないなぁと思いました。

写真は案内状の一部。先日やってきたゴジラもパワーもらって吼えてます。(笑)

 

看護婦鳴かせの巻

2004.04.27

今朝は比較的早くから頑張って病院へ。血液検査です。定期健診だからアレが心配とか、コレがどうのというのでは、ありませ〜〜ん!(笑) 特別に言われなかったけど、血液検査なので一応起きてから飲まず食わずで、毎朝飲む薬と烏龍茶を持って出かけた庵主。幸い、バスがいたので走って降車口から飛び乗る。ぜィぜィ。でも、道が混んでいていつもより時間がかかってバス酔い気味に。病院の近くに今朝は市場がたってたのが、混んでた原因。

     順番を待っている間に、女性が一人やってきて、看護婦さんに夕べの9時以降、何も食べてませんね?と聞かれてる。え?そんなこと聞いてませんけど?朝は食べてませんが...って。12時間絶食してないと検査できませんよ!夕べは何時に食べました?と看護婦。女性はタジタジ。9時は過ぎてたと思いますが...。で、結局10時過ぎに検査するということで話がまとまっていた。庵主は内心、12時間?ダメだなぁ〜。寝る直前までお茶飲んでたしなぁ〜。ま、いいか。いつだってそうだったし。それに、今日はコレステロールとかの検査じゃないし、一度は同じ検査で午後の真っ只中に採血したことあるから、確かいいはずだよなぁ、とそのまま済ませちゃいました。

     庵主は細い血管が引っ込んでる上に、お肉と脂肪がたっぷり乗っているので、看護婦泣かせなのだぁ。ひっぱたいたって、何したって、血管が浮き上がってこない。針を刺そうとすると逃げる。上手い人は驚かずにちゃちゃっとやるけど、不慣れな人や下手な人は、ありゃりゃ〜〜!!??という悲鳴を上げるのだ。また、右?左?なんて聞かれた時も、利き腕の問題じゃなくて、こうなの、アナタのお好きな方でって両腕出してみせると、う〜む(>_<)ということになるのだ。それで散々苦労して、みごとに内出血で紫色にしてくれちゃうのだからねェ。でも、今日の担当者はおみごと!! 非常に上手で、跡も残らずきれい、きれい。いつもこうだといいのになぁ〜。

     悲鳴も上げず、庵主の血管に対するコメントもなく、ちょちょいと済ませてくれたので、あっという間に済んでしまい、病院を出て持ってきた薬を飲みながらパン屋さんへ直行。レーズン入りのパンを買って(1ユーロだってェ。高くなったなぁ)、パクパク食べながら朝市を抜けてバス停へ。
今日もいい天気。一日が長かった〜。

       *************

     写真はジゾールの町。砦の庭からの眺め。ちょっと安野光雅の絵とか、宮崎駿のアニメに出てきそうでしょ?古〜い町並みです。

 

げにおそろしや、FNAC。

2004.04.26

     良い天気が続いてますが、それは今日ぐらいまでらしい。昨日は1日寝て曜日で家に篭っていたので、今日は昼間散歩へ。日差が強くなってきたので、ここ数年、太陽アレルギーっぽい庵主は、最強プロテクションのクリームを購入。これで散歩も怖くない。土曜も車で日に当たって、右のほっぺにぶつぶつがちょっ出ちゃったのですゥ。気をつけててもなぁ。以前に皮膚科のドクターから、夏になる前の暑い日の日差が一番危険と言われているので春で気温はそんなに高くなくても、油断がならないのだ。

     結構日差が強かったので、当ても無くITALIE2のショッピングセンター内に。危ないな。(笑)サングラスを見たりして遠回りしたけど、やっぱりFNACへ。おお、危ない!!で、どうなったかって....

     小津安二郎5枚組みDVDセット、気付いたら買ってました。(気付いてたって(^^ゞ、笑)

     小津の生誕100年記念で、ドイツ系のarteというTV局が出したもの。新商品の棚にい〜〜っぱい並んでいたのだ。吉田喜重(この字だったけか?)、岡田万梨子の最近のパリでのインタビューやヴィム・ヴェンダースの笠知衆のインタビューとか、「消えた原節子」なんていう短いドキュメントなどいっぱいボーナス付き。無声映画の「生まれてはみたけれど」も。映画は「秋日和」「彼岸花」「秋刀魚の味」「おはよう」「小早川家の秋」の五本です。「彼岸花」は生誕日に合わせてTVでやってたのを日記に書いたけど、あのTV局の企画セットです。     

 

寝て曜日

2004.04.25

     お出かけしてしまった次の日は、案の定、お疲れでダウン。何をやっても効率もあがらず、ぐだぐだした気分だったので、ビデオ三昧してました。

     昨日のジゾールには小川があり、昔の洗濯場の跡が残っていました。写真のがそうです。昔といっても比較的最近、すくなくとも戦争中までは使っていたんじゃないかと思います。結構、フランスのあちこちで見かけます。こんなところで、女の人達が世間話をしながら、ごしごし洗濯してたんですね〜。賑やかそう〜。(笑)
     
     そして、黄色いのは国道沿いで見かけた菜の花畑。緑の麦畑と黄色の菜の花のコントラストがキレイでした。空は雲ひとつなく。

 

百年戦争

2004.04.24

     すごくいいお天気で気持ちよい1日でした。今日は俳句会でノルマンディーのちょっと手前まで。車で1時間ちょっと。GISORSジゾールという町です。
     
     ここは百年戦争の舞台が繰り広げれたところで、当時の砦が残っています。百年戦争ってェ??ッとおっしゃるアナタ、西洋史弱いですかぁ?という庵主も実は得意じゃなかったのだ。でも、ここに住んでると嫌でもちょっとは覚えるというもの。でもって、その百年戦争ですが、1337年〜1453年の間に繰り広げられた、フランスの王位継承問題に、フランス北部のフランドル地方の領有問題でイギリスとフランスがずっと争っていた戦争なのです。今日のフランス国土内にイギリスの領地が結構あったのですね。西洋版国盗物語。複雑ですゥ。だから詳細は省略。(笑)フランスはしょっちゅうイギリスに踏み荒らされていたわけ。最後には、あの、ジャンヌ・ダルクの出現と活躍で、北部の突先を覗いて、ほぼフランス全土を取り返して戦争は終焉をむかえることに。やれやれ。
 
     ここは第二次大戦中に爆撃を受けているので、砦も随分傷み、教会も最初の建立は12世紀ですが破損して、長い時間かけて修復されたものです。パリより北なので、まだまだ八重桜がきれいに咲いていました。

 

炭鉱の火が消える日

2004.04.23

フランスに一ヶ所だけ残っていた炭鉱がついに閉鎖になる。今回の作業は今日から3日間で終了する予定で、それで完全におしまい。需要も減っているし、採算がどうにも合わないのでついに閉鎖に踏み切ったという。これで、炭鉱夫という職業も完全に消失するわけだ。
 
      炭鉱というとどうも暗い感じなのは、煤けて真っ黒というイメージと、重労働で事故がよくあり危険を伴う仕事で、それは世界中どこでも同じ。そしてもと炭鉱の町というのもなんとなく寂れてしまって、なおさらいけない。この町はフランスの北東の方。今後この町はどうなるのかなぁ?とふと思った庵主。
      
      10年ぐらい前だったか、フランス映画でエミール・ゾラ原作の「ジェルミナル」という、フランス北部の炭鉱夫たちの話がテーマの暗〜い映画があったのですが、ご存知でしょうか?(日本でも公開されてます)これは重労働な上に、危険が伴い、さらに低賃金と三拍子揃って、炭鉱夫達がストライキをしたり、なんたりというお話。そして当時の炭鉱夫の大部分がイタリア南部からの移民だったというオマケ付きです。「天空の城ラピュタ」もシータが降ってたどり着いたのは炭鉱の町でした。「青春の門」も北九州の飯塚の炭鉱が最初の舞台だったなぁ。

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      昨日の写真はマロニエの実じゃなくて花ざんす。(笑)そして今日はお約束どおりショワジー公園の赤いほうのマロニエの花をお届け。赤というより牡丹色っぽいかも。そして白い花が咲く木より、葉っぱが少し縮れています。写真でみえるかなぁ?木が大きい上に庵主が小さいという問題がありまして...ズームで撮ったのではっきりしないかもォ。     

 

マロニエの季節となりにけり。

2004.04.22


     昨日は1日中、なんとなく湿気を感じていたのが、夜の11時回ってから雷雨に。今朝もなんだか湿り気味。ちょっと軽く雨が降る。だけど歩くと汗。気温だけは上がってます。といっても、関東付近はこのところ夏のような気温だとか。日本もヨーロッパ風の気温変化の激しい気候になってきてるのかなぁ?

     今はマロニエの花が咲き初めて、苦手な人はこれからマロニエ花粉症に苦しむところ。その後はプラタナスも控えてますからね〜。今年は、本当に酷暑の盛況で、被害増発らしい。庵主はずいぶんラクになりました。

     マロニエは昨年秋には実を紹介しましたが、今日は花をご紹介します。写真のは白ですが、赤いのもあります。種類が違うらしい。初めは銀杏みたいに雌株と雄株なのかと思っていたら、そうじゃなかったのだ。赤いのは明日にでも近所のショワジーの公園で写して来ますね〜。
     満開になると、なんかロウソクのような雰囲気だと行ってた人がいますが、三角錐になってます。

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     おいしい写真はなんだかもう他のに変わってしまったところもあるみたい...。うまいタイミングに写真撮れてよかった〜〜。(笑)みなさんにも喜んで頂けたみたいだしィ。うふふふ。
  

     

 

好評につき(笑)

2004.04.21


大きくUPします。
今日は遅くなっちゃったし、明日は朝早いので日記はあとまわし。とりあえず、コレを眺めてくださりましょう〜〜。

読者諸兄には悪しからずぅ。

 

HAIKUの選考なのだ。

2004.04.20

    今日はいつだかちょっと日記でお話した、某航空会社が主催する「国際こども俳句コンクール」のフランスの子供達の俳句の選考をしてきました。今年は集まりがいつもより少なかったようですが、ま、選ぶのにはラクだったかも。一応30句選考して、その中から優秀句を二句。日本語の俳句の基本を踏まえて硬く選句すると殆どダメなので(笑)、俳句風なフランス語の詩として形がよいもの、日本語に俳句として意訳した場合に俳句っぽいものなどを基準に。
    しかし、フランス人の子供はよく言えば大人の感覚を持った子が多く、日本人じゃ考えられないような哲学的な表現をする子が多いですね。悪くいえばさめているんだな。今回のテーマは「水」。水に関係することならなんでもということで、海や川、雨などでいいのですが、「涙」というのも結構あって、「僕は涙になって君の頬をつたって、そして死ぬ」なんて13,4の子供の言うことじゃないっすよ。ったくぅ。ませてるんだから。でも、学校でしっかり哲学とか勉強するのでその成果ではありますね。そこに持ってくると、日本の同年齢の子供たちは、どうでしょうかね〜。

    優秀句に選ばれた子供は各国から夏休みに日本に集まって、秋田でキャンプ生活するそうです。先回のはNHKで取材して放映されたそうです。こうやって、少しでも多くの世界中の子供たちに日本の文化に触れてもらいたいというのが目的だそうです。

    久しぶりに以前勤めてた界隈に出向いて、都心の空気に触れて(オーバー〜〜!!笑)、ついつい予定外出費。画材屋さんで紙を買うのは予定してたんだけど、その一軒手前で巻スカート買っちゃった〜〜ん。\(^o^)/ めずらしく丈がお引きずりではなかったんですよ。背が低いと損することいっぱいなのだ。最近の長めのスカート、デザインが殆ど裾あげできないようなのばかりで、悔しかったんですゥ。ひゃっひゃっひゃ〜。

           ***********

    で、全然内容と関係ないですが、昨日の日記で予告した銀杏の雌花をご披露いたします。じゃじゃ〜〜ん。??ん??何?コレ?な、な、なぁ〜〜んて言わんでちょ〜よ。要するに、メシベなんザンス。これに雄花の花粉が風に飛んできたり、虫が運んでくれたりして、めでたく合体すると、あのくちゃ〜〜くて、触るとかぶれちゃうギンナンになるのだ。これはウソではないのだ。

 

女性に目薬なのだ。

2004.04.19

      今日は銀杏の雌花の撮影に成功!!でも、その写真は先に延ばしまして、淑女の読者にまたまたBIGプレゼント!ヨダレ掛けをご用意いただくといいかもしれません。(爆) 男性諸兄はガッカリしたり、ションボリしたり(笑)してくださいね〜。

      HOMオムという男性下着の広告ですゥ。(^_^)v 何種類かあるのだけど、案の定シール貼られたりしちゃってます。先日初めて観た時は何もなかったのにィ。ぶィぶィ。

      正面のは「真っ向から体制整えよ!」みたいなコピー付き。後ろ姿のは、「後部を固めよ!」(はい、うまくいってますね!)と「あえて最小限に!」(でへへへへ。困っちゃうなぁ〜〜。)。他にもいくつかあると思いますが、今日見かけたのはこの3枚。大変残念ながらうちのまん前の大きなポスターは違うのねェ。もしそんなことになったら、すぐさまご報告いたしますです。(そんなもんいらね〜よォなんて、もぞもぞ言ってるのだあれ?笑)

      お出かけミーコもかなり妖しいけど、こうやっておパンツの殿方の写真を撮っている庵主、かなり妖しいです。どっかの手鏡のおじさんと大して変わりゃしないですね〜。(爆)

 

桜が散っているざんす

2004.04.18


      今日も朝から雨。昨日よりしっかり降っていてがっかりで、朝市に行くのもとりやめてしまいました。そのお陰で(笑)仕事がちょっとはかどったにゃろめ〜。作品の下地作りでドウサを引いたり金箔を置いたり。途中、乾かしたりなんたりで、ふと外を見ると、なんと陽が差しているじゃありませんか!!ちょうど良いとばかりに買い物に。でも狐の嫁入りで、雨もぱらぱら。それに風がすごく強い。と、いうことは桜はぐちゃぐちゃかな?とあきらめモードで桃源郷の先の桜横丁へ。おおおお〜〜〜!!すごいィ〜!!\(^o^)/花盛りには空気まで桜色だったのが、石畳一面桜尽くし。花もまだ残っている。そして雨でぬれた周りの壁やらベンチやら策やら、花びらがびっしり。桜吹雪が本当に雪みたい。こんなにきれいに敷き詰められているのを見るのは初めてでござるよ〜。
      そして、リラだけでなく、マロニエも日当たりの良いところは既に開花しているのを見つけ、おやおや。でも、今週はなんだかずっと涼しいようです。

        ***********

      数日前に掲示板で話題になったイヤミの職業。はすぴーさんのところでお尋ねしたら、ちゃんと答えが返ってきました〜。なんでも、エピソードによって職業や年齢設定が変わるらしく、あるときは歯医者、あるときはデザイナー、あるときは画家や学校の先生、車のセールスマン...といろいろだそうで、おフランス帰りということは定着しているものの、それ以外は不定だったようです。インチキしてお金儲けしようと詐欺師まがいでもあったとか。どのみち、おそ松くん自体がどのキャラも変幻自在だったようです。

こんなサイトを教えてもらいました。
http://www.koredeiinoda.net/

アニメが多くてダウンロードに結構時間かかるけど、おそ松くんは古いアニメがちょっと見られます。他にもいろいろありました。赤塚不二夫公認サイトです。

BBSに書き込むと簡単にサイトに飛べるから、あっちにもカキコしますね〜。
みなさん、楽しむざんす。にゃろめ〜〜。

 

巴里といったらメトロの巻

2004.04.17


     関東地方は暑かったそうですが、こちらは雨から曇りの1日。ず〜っと家で仕事してました。(めずらしい...笑)


     今日はメトロのお話。写真は前に紹介したギマールがデザインしたメトロの出入り口の飾りです。丸みのあるのがもっとも数の多いデザインので、横長のがシンプルなデザインの方の飾りです。アール・ヌーボー様式。(クイズに出しましたね〜。)写真を改めて見て、こんなしげしげ眺めたことないなァと思っている庵主。
 
     パリの地下鉄は非常に便利というのが売り物。でもね〜、この1年ぐらい線路の取替えやらホームの美化の工事で完全に閉鎖されてたり、夜だけ閉鎖されたりの駅がものすごく多く、ちょっと不便。(>_<) 庵主の最寄の駅がある7号線は、今月から夜8時以降はセーヌの右岸のポンヌフという駅が終着駅になってしまい、振り替えのバスはイタリー広場から本来の終着駅の間だけなので、不便極まりない。だから夜のお出かけは行き先を選ぶことに。ぶぅぶぅ。ま、殆ど近所で用事が済むからいいけど。
     
     地下鉄はRATPという公団が経営していて、運営や組合は各路線ごとらしい。ストをするというと、組合がもめるラインはだいたいいつも決まってます。ラインは全部で14?15かな?切符はどこに行くにも一律一枚。10枚つづりが10ユーロだから、一回の乗車賃は1ユーロ、だいたい¥75〜80です。安いでしょ?パリを中心に1〜5区間になっていて、パリと隣接の郊外は2区間。これが1ユーロです。バスも同じ経営なので切符は全く同じ。
     日本と違うのは、駅と駅の距離がすごく近いこと。電車と電車の間隔も通常の時間帯は3分前後と頻繁。一駅ぐらいなら歩いちゃったほうが早いです。そう思って東京で歩きそうになって人に止められたことがありました。きゃは〜〜。

     東京はどんどん地下鉄が増えて、すっかり訳がわからなくなってます。(^^ゞ 東京に住んでる人もそうだと思うけど、庵主はもっと判んない。いまだに国鉄が...なんていってる人ですから...。庵主が子供の頃は大人はよく省線と言ってましたが、年がばれるのよね、こういうことで。(笑) ただいま、東京の地下鉄路線図を眺めてますが、細かくって良く見えな〜い。(年ですよ、年!) 去年はオフ会を麻布十番でやったので、大江戸線というのに乗りましたが、どこまで下るの?という感じに本当の地下鉄。(笑)大地震があったらどうなるのか。   
      
 

 

きれちゃってる小泉さん!!

2004.04.16


     フランスの映画監督のジャン・ジャック・アノーの「TWO BROTHERS−DEUX FRERES」を観てきました。10年ぐらい前?に「熊」の映画を作った監督ですが、日本でも公開されてるhはず。今回の映画は「虎」。そのうち、日本でもやるかなァ?1920年代、アンコールのジャングルで人間に捕まって離れ離れになった二匹の虎の兄弟のお話です。動物好きにはたまらないかも。庵主としては、もう少し人間との心の交流をじっくり見せて欲しかったです。最後には二匹一緒にジャングルに帰るので、めでたしめでたしなんですが。

     今日は昨日に引き続き花粉症気味。お天気良くて気温も高いのです。明日ぐらいからくずれるらしいけど、まいったな〜。こんなにグズグズなるのは初めてです。(>_<)

     
          *************

     書き出すと文句ばかりになるので、遠慮してたんですが、イラクの人質。昨日、小泉メルマガを読んでも思ったし、さっき解放後のコメントもそうだったけど、小泉さん、きれてますね〜。(笑)三人の行動はいくら善意の気持ちでやったとしても、とんでもない結果を導いたわけで、再三政府が勧告出してるのに無視した行動はいかなるものか。さらに、この状況で、いけしゃあしゃあとまた行きたいなどと、自覚を持ってもらいたいって。そうだそうだ。ご迷惑おかけしましたの一言、あったのかな?

     日本の過剰な報道もどうかと思うし。フランス人のジャーナリストは解放された日にニュースでインタビューがほんのちょっとあっただけで、翌日からは触れてません。あまり情報を流すのも、いろいろと危ないとおもうんですよね〜。

     と、まあこの辺で。


     そうそう、昨日の日記に書いた行方不明の男の子の実父の所在が確認され、なんでも全くのシロだそうです。う〜ん。このまま出てこないような気がするぅ。

 

芳しき花麗しの巴里〜〜。

2004.04.15


    外はすごく気持ち良さそうだったのに、なんだか午後は疲れてつぶれてました。花粉症っぽい。お鼻むずむず。お目めカイカイ。(>_<)

    昨日の銀杏の花は雄花で開花前です。もうすぐすると花が開くとはず。向かい側に雌株が何本かあったので、もうしばらくしたらまた、見に行ってみる予定。

    さて、昨日、もう咲いてる!!と驚いたのは写真の花。さて、なんでしょう?って懸賞クイズじゃありませんよ〜〜。(笑)これはリラの八重の花です。日当たりが良いところだったので、よそより早めに開花中。宝塚の「すみれのはァなァ、咲くぅ頃〜〜♪」のすみれは、本当はリラのことでした。リラはフランス語、英語ではライラックといいます。モクセイ科の花だから金木犀なんかと似た花でとても香りが良く、色は白、藤色、濃い紫、八重状のものなんかがあります。普通は4月末から5月上旬が盛り。ちょっと早いな〜。マロニエの花と並んで五月のシンボルみたいな感じなんだけど。このリラはそんなに大きくないですね。もっと背が高くなります。後ろは八重桜。日本では北海道に確かライラック祭りというのがありますよね。比較的涼しい気候を好むそうですが、庵主が子供の頃通っていた学校の校庭の隅に植わっていました。日本ではそこだけでしか見たことないな〜。今は建て直したのでその木はなくなっちゃったみたい。

            ************

    イラクのことと並んで、この10日ばかりフランスで話題になってるのは子供の行方不明事件。春休み中の臨海学校(泳ぐわけじゃないんだけど)で宿泊施設から夜、10歳の男の子が寝巻きのまま、どうやら裸足でいなくなっちゃった。最初の数日間は逃亡(家出というか)という線で捜査してたのだけど、やがて誘拐に切り替わり、近隣の河や沼さらい。今日になって生みの父親の存在が浮き上がってきたのです。現在所在不明らしい。どうなることか。

    15年ぐらい前かな?中学生ぐらいの男の子が行方不明になり、離れて暮らしてた父親のところに何日もかけてやっとたどり着いたという事件がありました。みんなで安堵したけど、なんと、男の子はお母さんと暮らすのがいやで、お父さんと示し合わせての狂言家出だったことが判明。
    離婚するとこういうこともありましてね〜。(笑)

    

 

花盗人は花疲れなのだ。

2004.04.14


     春来たれど...といった具合の天気が続いています。お天気いいのに風が冷たかったり、着込んで歩き回ると汗かいたり。でも、花や木なんかみると、すっかり春。なんでも昨年の酷暑のせいなのか、今年は珍しくフランスでも「花粉症」が話題になってるし、庵主もちょっといつもよりひどいです。もともと花粉症じゃないんだけど、全くアレルギーじゃないというわけでもなかったので、年のせいかな〜?体質変わったりかな〜?

     その花粉もなんのその、郵便局へ出たついでに今日はゴブランの裏の公園へ。ここにも八重桜が結構植わっているのです。ちょっと高台になってる階段のところに大きな八重桜があり、階段登るとうまい具合に花の位置なるんです。ちょっとだけ房どろぼうしちゃいました〜。(ごめんなさい(^^ゞ)
     それと、実は銀杏の花がお目当て。ギンナンがなってたんだから花が見られるだろうとよんだわけ。銀杏の花を実際に見たことがなかった庵主でした。証拠写真みてくださァい!
時期が時期なので庭師の人がたくさん仕事してて、まだしばらくは芝生に入れないはずなんだけど、見つからないように芝生に入り込んで撮影成功。

     他にも「もう咲いてる!」と驚いた花がありましたが、それは明日お見せしますね〜。
     
     帰り道、よそでもいっぱい桜を愛でて、すっかり花疲れした庵主でした。

 

仏蘭西離婚事情

2004.04.13


    今日の話題の前にちょこっと近所の風景。パリ13区、国立図書館と右岸のベルシーを結ぶトルビアック橋から、一本下流のベルシー橋。河はもちろんセーヌ河。ベルシー橋は二階建てで、上階はメトロの線路です。このアタリは高架線になってて、ちょうどメトロが走ってます。これはベルシーの体育館方面に向かっている6号線。左側の船はカフェやレストランや住居になってるのもあります。こんな景色を見ながら散歩している庵主です。

   
           **************


    なんでもこの度、フランスの離婚に関する法律が改革されるらしい。今朝からラジオのニュースで盛んに言ってました。現行の法律はかなり古くに発布されたもので、もはや時代遅れか...。一応、カトリックの国なので、いくら円満協議離婚で早く別れたくても、各々弁護士を伴って何度も裁判所に足を運び、何度も本当に別れるんですか?思い直しませんか?式にしつこく念を押されて、やっと正式に離婚できるという具合。当然、呼び出される(少なくとも3回くらいかな?)度に、書類代やら弁護士費用やらぶん取られるワケ。日本みたいに捺印(それもあれば三文判でOKだしィ)してある離婚届さえあれば第三者でも提出して、一銭もかからず離婚が成立してしまう日本とはえらい違いです。

    そしてフランスはもっとスゴイものがあるのだ。結婚する時点ではじめから財産は別にするとか、しないとかもあります。下手をするとアナタのものはアナタのもの、ワタシのものもアナタのものになりかねない。それで離婚と同時に本当に家を追い出されて無一文で路頭に迷うということもあるんです。とにかくすべて、はじめから終わりも想定しての契約ですからね。負債を抱えたりした場合に、別財産になっていると、配偶者のものには手が付けられず、差し押さえられないという利点もあります。

    今回話題になっている改革は、離婚をもっとシンプルにということらしい。何しろ結婚する三組のうち一組はいづれ裁判所行きという統計だそうです。だから裁判所呼び出しの回数を減らしたり、離婚後の生活保障のことが中心みたいです。今までの一般的なケースでは離婚に際して奥さんは職もなく無一文なわけですよね。だから旦那が一生、毎月決められたお金を払わないとならないのです。この一生って、奥さんの一生。だから例えば、旦那が再婚して、新しい家庭があって、定年を迎え年金生活者になっても、そしてさらに、この旦那が死んじゃっても、彼の年金を受取っていたり、遺産相続した後妻さんや子供達が、会ったことも無い先妻さんに払い続けるという、信じられないようなことが行われているのです。もちろん、定職がなくたッて、失職してたって、病気したって、ずっと払わなきゃならない。それから、別れた奥さんが再婚したり、収入があったりしても、貰えるものは死ぬまで貰えてたんです。場合によっちゃァ、おいしい話。だから、当然、払うのがイヤで別れない人たちもい〜〜っぱいいる。(笑)何回も結婚してるとたいへんですね〜。(爆)

     考えてみたら、オカシイ話。生活力がないから保証するというタテマエなんだけど、今日では働いてる女性が殆どだし、再婚したり、パートナーが出来たりするから、そのつど、生活レベルをチェックして場合によっては支払いを打ち切るというような、そんな方針らしい。旦那の方だって、自分もじゅうぶんに食べられないのに、収入があって豊かな暮らしをしてる先妻にど〜して生活費を保証しなきゃなんないかっつうことです。
     逆のケースもありますね。子供を引き取るのが父親だった場合、奥さんが子供の養育費を一部負担するとか。ケース・バイ・ケースですが。
     支払いがちょっとでも遅れると、またコレが大変なんです。勤め先の雇用者にまで手が回って、給料差し押さえちゃったりできるし。以前勤めてた会社のフランス人社員達には、そういうことでもめてるケースありましたね〜。別れた旦那が、社員である先妻の悪口ずっと言ってる電話の応対するために、こちとら給料もらってんじゃね〜、ばァろ〜〜〜〜ッ!!(ほほほ。失礼をば。)       

 

こんなもの見つけました〜。

2004.04.12


先日ベルシーの公園に行った時にみっけ。

     もう笑っちゃいましたね〜。
「犬が好き、住んでる街が好き、拾います」って書いてあります。こんなの見たの初めて。これはですね、犬の糞を始末するための袋が備え付けてあり、拾い方、包み方、捨て方の図説付き。(笑)そして白い字は「袋を取るにはここを引っ張ってください!」って。でもね〜。その肝心な袋がねェ〜でやんの。けッ!(爆)そこらじゅう、糞だらけですよ。ったくゥ。

     ここは公園内の道路沿いにある遊歩道で、まっすぐ一直線になってて、犬のお散歩にはいいところなんですね〜。だから、当然オトシモノも多いわけでして。

     また、皆さんのフランス人のイメージを壊してしまいますが、フランス人て結構不潔です。ハイ。香水が発達したのは、そもそも、くちゃい匂いをごまかすため。洗わない、ふかない、垂れ流し民族でございます。
ちょっと前まではお風呂に入るのは病気の時だけ。普段はちゃちゃっと身体を拭いてすませる。朝起きて歯を磨く人が少ない。
     これは、以前に日本語を教えていた時に、「朝起きてやること」シリーズを教えていて、びっくりこいたのだ。フランス人がまづやることはコーヒーを飲む。タバコを吸う。ピピをする。(し〜とっとっとですね。笑)シャワーを浴びる。服を着る。出かける。ちょっと待てェ〜。なんか忘れちゃァいませんかってんだァ。...大半が歯を磨かなかった。(~_~メ)

     ということで、トイレを流さない人も結構いる。そんな時もっと驚いたことに、紙が浮かんでない...あじゃ〜〜〜。男性の後じゃないですよん。女性の後でね。ど〜いうこと?

     ま、人間がこんなですから、犬畜生のオシモの世話まで手が回らなくて当然で、道はオトシモノだらけとなり、一度は踏まないと運がつかないっちゅうことになっております。(本当のようなウソの話。)雨の日に踏むとね〜なんとも言えないんです。あの感触ゥ。(笑)運動靴でフンづけるとですね、溝に食い込んでお掃除た〜いへん!(経験者は語る) 時折、人間のも混じってるんじゃないかと思うくらい。メトロの車両で見たのは、犬じゃなかったですね。もう、こまわりくんの布団の中の恐怖ですよ〜。(爆)あ、席が開いてる〜と寄っていったら...。終電近いメトロはなんでもありです。

     オトシモノがあんまりひどいので、パリ市は罰金制度を設けたけど、これって現行犯じゃないとむりでしょ?あんまり意味無いのよね。それから市が糞つかみの手袋や袋を無料配布するというお達しがあったらしいものの、どこにいっても誰も知らないし、パリ市内の区役所たらい回しにあったみたいな記事が、日本人向けの新聞に載ってたことも。街頭ポスターでもかなりエグイのがあったけど、それも余り効果なし。
     そしてコレ。袋は当然ないし、それにどうみても係員が在庫チェックして補給して回っているとも思えない。この下の部分はちゃんと糞入れになってるのですが、単にゴミ箱と化しておりました。

     庵主が小さい時に犬を飼いたいと言ったら、「犬はね、毎朝早くに散歩させないといけないし、割り箸と紙袋もってウンチの始末もしなきゃならないのよ、それが一人できちんとできるような年までお待ちなさい。」と母に言われて(確か小学校何年生になったらと具体的だった)、学校行く前に?そりゃ、真っ暗だわな〜。冬はさむいわな〜。ウンチの始末か〜。とあっさり引き下がった庵主でした。そして、その約束は果たされることなくマンションに引越しとなり、そのまま自然消滅したのでありました。(笑)

 

JOYEUSES PAQUES−HAPPY EASTER 

2004.04.11


  今日はキリストの復活祭。英語ではEASTERイースター、フランス語ではPAQUESパックといいます。

  この復活祭に付き物の「卵」、フランスでは15世紀のアルザス(ドイツと隣接している地方)の文献に卵が贈られたことが見られるそうです。
  でも、コレが最初というわけではなく、もっと古くから諸国で卵は春や生誕、再生の象徴とされていました。「卵」ですから自然にニワトリやひよこが登場するわけですが、特にチロルあたりで綺麗に彩色した卵の習慣が子供達に浸透し、やがてフランス全土で今日見られるようなチョコレートに変化していったようです。
  もう一人(?)、復活祭のスターはうさぎ。これは諸説あって定かではありませんが、一説にはイギリスで古来の春の女神EASTREの象徴が野ウサギだったというのがありますが、庭で子供達がいろんな色の卵を探すというのは、実はドイツが発祥のようです。ある貧しい家のお母さんが子供達にお菓子を買ってやれないため、彩色した卵を庭のあちこちの鳥の巣に見立てたものに隠し置き、卵を探しに出た子供たちがそこに座り込んでいたウサギに驚いて、ウサギが卵を持ってきた!というのが始まりとか。フランスではやはりドイツに近いアルザスやロレンヌ地方でこの習慣が広がっています。
  アメリカには18世紀にペンシルバニアに移民したドイツ人たちからこの習慣が伝えられたそうですが、定着するのには100年以上かかったようです。今では復活祭のスターはアメリカではウサギが一般的です。他に、ドイツの一部ではキツネも登場するとか。

  うひとつ欠かせないのは教会の鐘。フランスでは教会の鐘が庭の上を横切って卵を置いてゆくとも。キリストの受難日から復活までの二日間は教会の鐘は鳴らないことになっているので、復活の日に鐘が一斉に鳴るわけです。鐘に関しては他にも地方によっていろいろと言い伝えがあるようです。

と、以上がざっと「復活祭」にまつわること。

      フランスではこれらの象徴をチョコレートにして贈る習慣があります。一昨日の日記に掲載したような感じでお菓子屋さんやパン屋さんならどこでもこの時期に扱っています。

  昔の映画にジュディー・ガーランドとフレッド・アステアの「イースター・パレード」という映画がありましたね。シルクハットからウサギが出てくるシーンを思い出しました。

 

しずかな土曜日

2004.04.10

     ちょっと一年前の日記を見てみた。なんだか寒かったんですね〜。朝晩は零度以下だのヴェニスやウィーンは雪だのって。ま、今年はそこまで寒くなくても、暖房もつけてるし、カッコは冬と変わらないし。

     今日はお花見には出ず、DVD三昧。(笑)

     
     アン・リーの「ウェディング・バンケット」はNYに住む台湾人とアメリカ人のホモのカップルに持ち上がった騒動のコメディー。台湾の両親からは早く身を固めて子供をと、お決まりのパターン。そこにアパートを貸している上海出身の絵描きの女の子。彼女はグリーンカードが欲しい。そこで一計を案じ、偽装結婚とあいなるのだけど、そこに事実を知らない両親が台湾から駆けつける。結婚式の晩に酔った勢いで子供が出来てしまったり、と意外な展開。お母さんは真実を知るやおろおろするばかり。もと軍人のお父さんは知らん顔してて、実はちゃんとお見通しで、(笑)最後に息子の彼氏に結婚祝いの赤いお祝儀袋を渡すシーンはなんか感動的です。「我々二人だけの秘密だからね」って。

     「英雄‐HERO」は監督が満足してるだけあって、(殆どそういうことが無い人との評判)映像は美し〜〜い。10年経って内容は忘れちゃっても、あの湖でのシーン、黄色い落葉のシーン、そういった「絵」を覚えていてくれれば、それで私は満足ですって、監督の談。目に焼き付いてますョォ。ちゃんと。庵主は雨の中の碁会所のシーンも好き。

     日本だったら絶対桜のシーンがあるでしょうね〜。なんて思ったけど。(笑)

 

くるくる危ない聖金曜日

2004.04.09

     フランスでは夜のニュースは8時から40分間ぐらいやるのですが、夕べはイラクの例の日本人人質のこと(この件に関してはいろいろと言いたいけど、やめておきます。)を主にやっていたので、久しぶりにしっかり見てました。最近ラジオで済ませちゃってたのです。でもって、お昼のニュースもテレビと思って点けたら、ぬァんと、夕べニュースをやっていた頃にパリの中心部で大変な騒ぎがあったのでした!! 先日、「魔女の宅急便」を観にいったレ・アールという界隈は爆弾テロ騒ぎの中心となっていました。あそこはシャトレという大きな駅があり、他に凱旋門のエトワール広場、リヨン駅など、パリ東西の郊外に延びる高速地下鉄ラインが通っていて、主要な駅や線路に爆弾を仕掛けた旨の情報をアメリカ経由でキャッチしたとか。
     ちょうど先日の映画館の向かいにはプールがあり、そこで泳いでいた人が、いきなり緊急避難ということであわてて服を着て外に出たんだと、半分濡れたままインタビューを受けてました。このプールは50mあって、前は庵主も毎日のように利用してたところ。昔は中央市場だったところで、レ・アールというのは大きな市場のことを言います。この中央市場、日本だったら東京の築地みたいだったのが、オルリー空港付近に移転したので跡地を開発してショッピングセンター、映画館、プール、コンサートホールなどなどになっています。17,8年ぐらい前のテロの時にも狙われた所。怖いな〜。結局今のところは何も見つからなくって、それはそれで良かったけれど、しばらくは繁華街や人が沢山集まるところは行きたくな〜い。でも日曜は俳句会でシャンゼリゼなんだけどな〜。いやだなァ。


    午後は懸賞プレゼントの発送に郵便局へ。っとォ、うちの前の郵便局、外まで人が並んでる〜〜〜。どうせフナックに行くつもりだったから、じゃ、イタリー広場の方へと、歩きかけたけど、待てよ、桜の前もポストじゃんか〜〜。(^_^)v 今日も花見するべ〜と、踵を返して八重桜の園へ。こっちの郵便局の方が随分マシでした。それで、皆さんにプレセント発送終了。

    その後、久しぶりに魔のフナックへ。(笑)実は、先日近所のスーパーで張芸謀の「英雄−HERO」のDVDが出たのが判ったので、それを買いに行ったのですゥ。それでね〜。また、散財ですワっはっは。だって、庵主が叉焼トラウマになったPang Brothersの怖〜い「THE EYE」も並んでたのだ。そして!DVDが出るのを待っていたアン・リーの「ウェディング・バンケット」も。もう、勢いで3本買ってしまった庵主でした〜。本は横目でじろじろ。う〜〜ん。アメリカですっごい評判になってるダ・ヴィンチ コードも買いたいよ〜〜。うェ〜ん。ガマン、ガマン。

    さァて、美しい中国武術でも見ながら寝ましょうか〜。

    写真は近所のパン屋さんのウィンドウ。イースター用の限定商品のチョコです。エイプリル・フールは「四月の魚」というのでお魚のカッコしたチョコもあります。中に小さな魚介のかたちのチョコが詰まってます。卵型は小さい卵チョコやニワトリやウサギも入ってると思います。もっと綺麗なところあるんですが、とりあえず、ご近所のを。

         

 

今日で一周年。

2004.04.08


今日でこのHPも一周年を迎えました〜〜!!\(^o^)/

皆様のご愛顧のお陰です。ありがとうございます。

    小さい頃から日記はご他聞にもれず三日坊主であった庵主ですが、なんだかんだと良く続いているとわれながら関心しております。その上、皆様から日記はおほめ頂いて、恐縮至極。でも、この日記のお陰で今まで気付かなかったり、見過ごしていたこと、知りながらもいい加減な知識だったりを再確認することもでき、楽しみも増えました。(いつまで続くかな〜〜(^^ゞ)

    あとはなんと言っても、いろんな方と知り合えたこと、そしてそのお陰で今年はネット上で日本中あちこちの桜を愛でることができて、最高〜。桜は日本なんですよね、やっぱり。

    去年はパリ郊外へお花見に出かけましたが、今年はお天気がイマイチで来週頭もあまりパッとしない様子。でも、庵主の家の近所には強い味方が!!3月に桃源郷だった中華街の遊歩道が、半分は八重桜なんです。それで今朝、お花見しました。ここではゴザ敷いて、酒に弁当というわけにはいかないけどね〜。殆どやりたい気分。\(^o^)/
    今年はなんだか色が濃いような気がします。まわりの空気までピンク色。道明寺粉の桜餅が鈴なりになっているようでして...。遊歩道にポツンとある電話ボックスもうっすら桜色。吉野の山桜には敵いませんが、空から天女が舞い降りてきそうだな。これでも満開じゃないんです。まだ開ききっていない花もたっぷり。

    そして、今日はお釈迦様が生まれた日、花まつりです。庵主は朝から脇の下がむずむず...っつうこたァないけど、って毎年この日になると同じ話になりますが(笑)、名前の由来がそうなんだから仕方ないのだァ。アショーカの樹ならぬ八重桜の枝にそっと手をかけ...。(笑)枝を手折ったりはしておりませぬ。お出かけミーコちゃんして写真撮ったので〜す。それはすでにセルやさんにお届け済み。

    そして、こちらでは今年は今度の日曜が復活祭なので、今日は聖木曜日、明日はキリストの受難日で聖金曜日といいます。庵主が子供の頃通っていた学校では復活祭が4月の場合は、イースターのチョコをもらって新学期早々、特別休校でした。このイースターのチョコ、某洋菓子店(サンドイッチ屋さん?)の特性だったのですが、卵型したチョコの中はマシュマロ。その横に、きゃわいいひよこ(作り物ですよ、もちろん!)が入っていて、いくつか色違いがありました。懐かしいな〜。数年前に、急にこのチョコがコーティングされているマシュマロが食べたくなって、スーパーに似たようなものを買いに走りましたが(笑)、甘いばかりで美味しくなかった〜〜。(ーー;)ま、そんなもんでしょう。夢は大事にしまておきましょうね、もと良い子のみなさん。

    

 

発表で〜〜〜す!!

2004.04.07


   皆様、HP一周年記念懸賞クイズにご応募いただきまして、どうもありがとうございました。

発表の前にまづ正解から〜。

1.bモーリス  2.c 1868年  3.b 周恩来 4.a イギリス人 
5.c ヌーボー  6.c 丹下健三  7.a フナック 8.c 13区 
9.a 花まつり 10. 牡蠣を開けるナイフ

以上でした。

お次は正解者の発表で〜す。

桜さん、Nokoさん、プリンさん、蒼月♯さん、きりたんぽさん、てんてつさん、まるもさん、サファイア王子さん、みつ豆さん、Kingyoさん、以上10名でした!!

そして、じゃじゃ〜〜ん。トムソーヤ王国からやってきた釣おやじに出張っていただき、写真のような具合でネームカードを釣ってもらって抽選しました!!

Nokoさ〜ん、プリンさ〜ん、てんてつさ〜ん

以上お三方に「桜の時」の布巾を差し上げます。色はこちらで選ばせて頂きますね。

    惜しくも抽選に洩れてしまった残りの7名には適宜、日記で紹介したプレゼントをちょこっとお送りします。チョイスはこれも庵主が勝手に決めまァす。お許しください。

    すっごく惜しかったのは、コロンさんとセルやさん。10番はバッチリだったのにィ。うち間違いかなァとも思ったんですが、1〜9の間にそれぞれ一個づつミスが...。大ヒントですでに高下駄を差し上げていたのに残念でした〜〜。(ToT)/~~~

まっしいさんも、高下駄履き損なって残念でしたァ。

    10番、牡蠣むくやつなんですよ〜。大晦日の日記に載せてましたァ。チーズ切りという答えは想像どおりいくつか寄せられました。カリグラフィー系かなァと思った方も。王国の寅次王子の「ロケット」はかわいい〜〜。

    ただ10番の「これなァに?」だけではなんだかつまんないので、今回はいっぱい質問付けちゃって、忙しい方には面倒くさかったかな〜とちょっぴり反省。(笑)
とにもかくにも、参加くださった方々、どうもありがとうございました。

これからも引き続きご愛顧のほどを。

 

お出かけミーコ・科学博物館へ

2004.04.06

お出かけミーコなのだ〜。
順番でシャタンのミーコちゃんお出かけ。ちょっと寒かったです。雨も時々降ったし。

    本日のお出かけ先は、パリの北東にあるラ・ヴィレットの科学博物館。ここ、ラ・ヴィレット地区は昔はお肉屋さんの屠殺場だったところ。それを20年ぐらい前から開発して徐々に公園や科学博物館、イベント会場などを設けました。この科学博物館は、子供がじゅうぶん楽しめるところで、願わくば理科の先生なんかとくると尚楽しいかも。
    今日は、T子ちゃんと一緒に知人のお孫さんで、日本人の小学生の男の子を連れて行きました。そしてミーコちゃんも。やっぱり今の小学生はセルロイドなんて聞いたこともなかった。だからちょっと簡単に説明してあげちゃった庵主でェす。

    この科学博物館にはジェオッドという球体のスクリーン総面積1000uという映画館があり、座席がちょっとプラネタリウムのように倒れています。庵主たちが見たのはNASA制作の「衛星ステーション」のドキュメント。いろんな国の宇宙飛行士たちが協力して作業や訓練する様子など。日本人飛行士も登場しました。本当の英語バージョンはトム・クルーズがナレーションで、へェ〜〜〜と思ったらフランス語吹替え版だった。

    ミーコちゃん、ジェオッドを背景にパチリ。

    電気、石油、水などのいろんなエネルギーや科学技術に関する解説と展示、火山のしくみや溶岩の種類など。フランスは活火山が無いせいなのか、フランス人は興味しんしんで結構火山好き。世界的な火山学者っつうのもフランス人だったりして、そうそう、普賢岳の噴火の際、現場で亡くなったのはフランス人の学者でした。しかし、展示そのものは私たち日本人には珍しくもなんともないっていう感じですね〜。庵主は夏季学校で行った浅間山の記念館(博物館?)を思い出しました。実際に溶岩の後を歩いたりもしてるし。

    下の写真の世界地図。ちょっとどこか違いませんか?(もうクイズはこりごりィ〜なんちゃって。笑)皆さんが親しんでいる世界地図と違うでしょ?これ、ヨーロッパが中心なのです。日本の世界地図は日本が真ん中ですよね〜。だから太平洋がどど〜〜んと中央にある。でも、ヨーロッパの世界地図は欧州が真ん中。だから日本は東の果ての極東というわけなんです。そして大西洋が巾を利かせております。(笑)でも、もとはひとつの大陸であったというのを説明するには、この方が判り易いですよね。

           ***********

    さてさて、いよいよ懸賞クイズの締め切りも迫って参りました!!ご応募くださった方々、ありがとうございました。まだだけどこれからダッシュして応募するぞ〜という方、あとちょっとですよ〜。お待ちしておりま〜す。

 

今日はキキに会ったのだ。

2004.04.05

    春休みに合わせて、先週の水曜から「魔女の宅急便」が公開されたので観にいってきました〜。観たことなかったのです。宮崎駿はフランスでも漫画好きには超人気なので、今月のアニメマニアの雑誌の表紙になってるし、ポスターもあちこちで。フランスの題名はKiki,LA PETITE SORCIERE、キキ・ラ・プティットゥ・ソルシエール、ちいちゃい魔女のキキといいます。字幕の翻訳は庵主が以前に一度一緒に仕事をしたことのある和訳の大御所のカトリーヌでした。びっくり。こんなこともするんだわ。箒に乗っていきなりユーミンの「ルージュの伝言」。懐かしいじゃありませんか。エンディングも懐かしいユーミンで、頭の中をルージュが回ってます。(笑)適当にヨーロッパの都市が混ざってる不思議な街並み、一見南仏風、イタリア風、そしてドイツとかオーストリア風な雰囲気。小さい頃に描いていた漠然とした外国のイメージそのもの。だからなんとなく郷愁を感じました。

    映画の帰りにまたちょこっと買い物。クイズの懸賞プレゼントの品物が揃いました〜。先日のと合わせて、ちょこちょこっとしたものですゥ。
    今月の一枚(更新しなきゃ!!)に載せた「星の王子様ときつね」のフィギア、オリーヴオイルベースの石鹸とボディークリームにシャワージェル、ミーコちゃん用のコットンのハギレ、昔のフランスの広告の絵葉書です。ビスケットのはLUというメーカーので、これはMIKADOとセットにする予定。なんか女性用っぽいものばっかりだけど...ま、なんとかなるでしょう。(笑)

   締め切りは7日いっぱいで〜す。まだの方、ご応募お待ちしておりま〜ス!!\(^o^)/

 

 

フランソワ1世とばったり!

2004.04.04


    お天気が良さそうだったので、今日は何をするよりも散歩に出かけることに。赤毛のミーコちゃんとお出かけ。

    懸賞クイズのプレゼントをもう少しなんか調達しようとベルシーまで行って来ました。日曜だしお天気だし、人出もあって賑やか。それにベルシーのワイン倉庫を改造したショッピング街は日曜でもお店が開いているのでなおさら。庵主も実はそれが目的。かわいいコットンの布(もち、ミーコちゃん用)、オリヴオイルがベースの石鹸などなど。別途紹介しま〜す。

    賑わっていたのは、何やら物産展のようなスタンドがちらちら、そして中世の衣装を身にまとった人たちもあちこちに。あ〜なんかあるんだな〜と思ったら、ファンファーレとともにブッフォンの口上。ブッフォンというのは王様に仕えた道化師とか幇間(ほうかん。一種のたいこもちですね)のこと。黄色と紫の衣装人がそれ。そしてフランソワ1世とお后、その他諸々のダンスがありました。黒っぽい衣装が王様、お相手がお后です。

    この人たちはアンボワーズというロワール河の街の人たちで、アンボワーズのお城ではかなり前から夏場はお城の庭で音と光の祭典と称してデモンストレーションしています。庵主もパリに来たばかりの頃、初めてそういうのを見たのがアンボワーズでした。ロワールは古城めぐりの観光名所で、フランスの歴史を語るのにとても重要なお城がたくさんあります。それと、時の王様フランソワ1世はレオナルド・ダ・ヴィンチを呼び寄せてお城近くに住まわせ、そこがダ・ヴィンチの終焉の地となっています。もちろんその家も見学できます。

    最後にブッフォンが、
「もっと見たければ、いついつ、アンボワーズのお城に来てくださ〜い」って。(笑)

    お出かけミーコは帰りに公園で桜はさくらでも、桜桃(さくらんぼの花)でお花見しました〜。写真はまた後日に。

 

八重桜が咲き始めました。

2004.04.03

    なんだか風が強くて、雲がどんどん飛ばされて、お日様は見え隠れ。暖かいんだか寒いんだか良く判りません。あ〜晴れてるゥと思って出かけようかと支度するそばから雲って...。結局、お昼ご飯食べながら、レスリー・チャンのDVD見て過ごした庵主でした〜。

    夜はリヤンからお誘いがあって、例の朱おやじの焼肉屋さんへ。「お〜〜、ひさしぶりだったなァ」と暖かく迎えてもらいました。ホント、暮以来行ってなかったのですもの。カルビを頼もうとしたら、日本語とフランス語を混ぜてひそひそっと、「あるんだけど、あんまり美味しくないよ。豚にしなさい」って。(笑)ハイ。その通りに致しました〜。リヤンはなんか昔かたぎでイイと、すっかりこのオヤジが気に入った様子。

    今夜は朧月夜。それに八重桜が少し咲き始めてて、お店を出てからメトロまでの途中にちょうど桜が何本か植わっているところがあったので夜桜見物。いいですね〜。おぼろ月に夜桜。俳句ひとひねりしなきゃな〜。
「これ、日本語で九重桜って言わない?」と、リヤン。
「日本じゃ花の名前は九じゃなくて八だから八重桜なのよ〜」と、庵主。
美味しいもの食べて、美しいものを愛でて、なんと幸せであることか。

      ************

  さて、うって変わって、懸賞クイズの残念賞のプレゼントは写真のものを用意しました〜。
  MIKADOはフランス版ポッキー、色を部分的に塗った竹串みたいなので遊ぶゲームがあるのですが、そのことをMIKADOっていうんです。その棒に似てるからこの名前がついたみたい。ミルクチョコ味がやっと新発売です。チョコ味は10年ぐらい前からあるんだけどね〜。猫ちゃんのカードは封筒つきです。長靴を履いた猫、天使の猫、これは猫好きの人行きだな〜。もうひとつは掃除機に入れる芳香剤。ヴァニラとすみれの香りです。これらは、正解でも抽選に洩れてしまった方に差し上げたいと思います。他にもなんか用意する予定。もうちょっとパリらしいとかフランスっぽい感じのもの揃えるつもりですゥ。   

 

桜のとき

2004.04.02


    一周年記念懸賞クイズに、早速メールにてご解答の皆様、ありがとうございました。
 
    やはり10問目がネックですね?うひひひひ。それが今回のネライなのじゃ〜。(*^。^*) 

    さてさて、今回のプレゼントは全問正解者の中から、多数の場合は抽選で3名様に写真の自筆オリジナルデザインの布巾でございま〜す。クリスマスの時にご好評いただきましたので、第二弾!!春バージョン。東京辺りはもう盛りを越えたようですが、LE TEMPS DE CERISIERS(ル・タン・ドぅ・スリジエ)「桜のとき」と題しまして、書体はローマの草書体に桜の花をあしらいました〜。ちょっと薄くて見えにくいかな...
    
    その他、徐々に写真でUPしますが、猫ちゃん好きには喜んで頂けるかと思われるきゃわいいカード、フランス製の匂いグッズ(掃除機用)、フランス版グリコのポッキー(笑)などなど、ほんのちょこりんとしたものばかりですが、惜しくも抽選に洩れた方に差し上げたいと思いまァす。

    締め切りはまだまだ時間あります。皆様の珍答、迷答、なんでもお寄せください!!

       *************

    昨日はエイプリル・フールでしたが、フランスではポワソン・ダヴリル(四月の魚)といって、人の背中に紙に描いた魚を貼り付けたりします。実際、見たことありますよ。最近はみかけないな〜。テレビやラジオのニュースや天気予報では必ずどこかで「ウソ」があったり、画面に急に魚が出てきたりとか。

     そして、4月1日はレスリー・チャンの一周忌で、庵主は朝からずっとCD聞いてました。2,3日前に中華街に買い物にいったら、カラオケだったけどレスリーの歌がかかってて、思わず歌ってしまったのだ。♪(^_^)v るんるんるん。なんて、ちょっとミーハーしてみたの...。っとォ〜。税金の申告しなきゃナ。月曜までなんです。と、急に現実的。(笑)

     今日は、日本で仏語の翻訳をナリワイとしている友人から本が届いて(^_^)v。お掃除のおニイさんにみっからないように管理人室へ。郵便箱に入らないものは管理人室のドアに名前が貼り出されるのです。「いっつも何か届いててェ。今度はコミッションちょうだいよ」と去年の夏ごろは冗談で言われ、最近じゃ、人の顔見ると「今日は何にも届いてないよ〜」。(笑)きっと、何が届いてんのかな〜?って興味しんしんなんだと思うけど。その殆どがHPやネットで知り合いになれた皆様方からのキリ番ゲットや頂戴モノで、感謝の念でいっぱいです。 そんな訳もあって、今回の懸賞クイズは商品いろいろ揃えました。まだ増えるかも。

     さあて、今夜は届いたばっかりのミステリーマガジンを読むぞ〜〜。

 

エイプリル・フールですが、冗談ではないのだ!

2004.04.01

La Plume d’Oie 鵞毛庵HP開設一周年記念懸賞クイズ!!

   皆様のご支援のお陰で、このサイトも来る4月8日になんとか一周年を迎えます。どうもありがとうございます。
そこで、感謝の気持ちを込めて懸賞クイズを行います。ふるってご応募ください!!
   以下の質問(三択式)、及び写真の「これは何でしょう?」の答えを掲示板かメールにてお寄せください。正解者の中から抽選で3名様に、前回ご好評頂いた自筆デザインの布巾の春バージョン(写真は明日UPしま〜す)、その他、いくつかプレゼントを用意しています。
締め切りは日本時間で7日いっぱいです。

懸賞クイズ

1. パリの街にある広告塔を設置した人は?
     a.パリス b.モーリス c.ハリス
2. その広告塔は何年から設置された?
     a.1900 b.1920 c.1868
3. イタリー広場付近に住んで砂糖工場で働いていた人は誰?
     a.ホー・チ・ミン b.周恩来 c.周徳富
4. 飲料用の泉を設置したWALLACE卿は何人?
     a.イギリス人 b.フランス人 c.ベルギー人
5. パリの地下鉄の出入り口はアール・何式?
     a.デコ b.ボコ c.ヌーボー
6. イタリー広場の近代建築は誰の設計?
     a.黒川紀章 b.清家清 c.丹下健三
7. その建物内で庵主が散財するお店は?
     a.フナック b.ホナック c.へナック
8. 庵主が住んでいるのはパリの何区?
     a.ゴクラ区 b.ヂゴ区 c.13区
9. 4月8日はHP開設日ですが、それ以外には何の日?
     a.花まつり b.団子まつり c.あとのまつり
10. さて、下の写真のものは何でしょうか?

以上、10問です。ヒントは鵞毛庵日記の中。

締め切りは日本時間の7日いっぱい。発表は8日に行う予定です。みなさま、ふるってご応募ください!お待ちしていま〜す。

 


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